本能寺の変はカモフラージュだった。信長がイスパニア王に招かれてイングランドやオランダを征服するように依頼される。信長不在で再び天下が乱れるのを防ぐためには本能寺で信長が死んだと思わせておかなければならなかったのだ……、というのはさすがに苦しいなあ。
ヨーロッパでの信長は連戦連勝。しかし、歴史をかえることはできず、彼は奇襲により最期をとげるのであった……、だからどうした。
それで信長がヨーロッパに何をもたらし、何を残したかが書けていないと、歴史を変えた意味がないではないか。これではただ単に「信長、ヨーロッパで大暴れ」というだけだ。それでハードカバー、定価2000円は高すぎるぞ。
Cノベルズの「逆撃」シリーズは版を重ねているようなので、ごほうびにハードカバーにしたのだろうか。それならノベルズではできない冒険もしてほしいところだ。
(1997年10月25日読了)