読書感想文


天使は結果オーライ
野尻抱介著
富士見ファンタジア文庫
1996年12月25日第1刷
1997年5月15日第2刷
定価583円

 「ロケットガール」の続編。前作の主人公である活発な女の子2人に加え、新たに知的でおとなしいが芯のしっかりした女の子が登場。クルーとしてバランスがとれている。前作よりも宇宙飛行士になる動機づけなどがしっかりしていて、強引さがなくなった。これはいわば3人目の女の子の自分探しの物語といっていいだろう。
 主人公たちが出会う危機、それに対する処置、全てテンポよく進み、読み手を引っぱる勢いがある。前作よりも面白く読めた。

(1997年11月14日読了)


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