「ロケットガール」の続編。前作の主人公である活発な女の子2人に加え、新たに知的でおとなしいが芯のしっかりした女の子が登場。クルーとしてバランスがとれている。前作よりも宇宙飛行士になる動機づけなどがしっかりしていて、強引さがなくなった。これはいわば3人目の女の子の自分探しの物語といっていいだろう。 主人公たちが出会う危機、それに対する処置、全てテンポよく進み、読み手を引っぱる勢いがある。前作よりも面白く読めた。
(1997年11月14日読了)