ぼやき日記


6月11日(日)

 ここ数ヶ月なんじゃかんじゃと忙しかったけれど、今日一段落ついてほっとした。おかげで頭は毎日疲労困憊、この日記を読み返してみても文章に疲れがありありと出てる。文は人なり。文は己の鏡。文も身のうち腹のうち。文が乱れば天下が乱る。文文文、蜂が飛ぶ。あかん、まだ疲れてる。

 今日も所用で外出。電車に乗っていると向かい側のシートに法事らしく喪服を着た丸顔の可愛らしい女性と小さな娘さん、そしてお姑さんらしい年かさの女性が座ってた。ある駅で人がざざっと降りてその女性の隣の席が空いた。なんとその女性は私の方を見て「あいたよ、こっちにきて座ったら」と勧めるやないですか。おお、喪服の女性のお隣に座れるんですか。それはまた結構なことで、と思うたら、私の隣から「ここでええわ」と男性の声が。見たらやっぱり喪服を着ている茶髪の兄ちゃん。小さな男の子もセットで座ってる。私やないわな、そら。おかしいと思うた。
 類推するに、この茶髪の兄ちゃんと丸顔の女性は夫婦で、子どもが二人いるということなんでしょう。しかしこの兄ちゃん、なんかまだ子どもっぽいで。可愛い感じがするから、年上の女性には持てそうなタイプ。女性の方は落ち着いた感じがする。これはきっといわゆる姉さん女房というやつやろうね。
 お姑さんらしい女性は、どうも息子よりも嫁さんの方に信頼を置いているのと違うかな。なんか話をしている雰囲気がそんな様子やねん。息子の素振りからすると奥さんに頭が上がらんような印象がした。
 ふと昨日床屋の待合いで見たテレビを思い出した。やしきたかじんさんの番組で、スタジオに若い奥さんをたくさん呼んで、VTRでは恐妻家らしい男性を密着取材したのを見せていた。そこに出てきた男性と隣のお兄ちゃん、感じが似てるね。テレビでは桂ざこば師匠が「なんで奥さんは結婚したら急に恐うなるのん?」と泣きそうな顔できいてた。いやもうテレビそのままで面白かった。
 なんですか、私ですか。私はですね、つまりその、これまでのこの日記を読んでいただいて、そこから想像していただくということにしましょう。いやその、この日記、妻も読んでますねん。めったなことは書けません。

6月12日(月)

 スパムメールに悩まされている。毎日毎日同じ内容のメールを送ってくる人物がいるんだ。もう一ヶ月近くになる。もちろん対策はとっている。その人物が加入しているプロバイダにメールを送って調べてもらい、警告をしてもらっている。しばらくメールが来なくなってやれやれと思うたら、二、三日したらまた同じものを送ってくる。メールアドレスを見たら違うプロバイダに次々と乗り換えてアドレスを取得してるんですな。
 メールの内容は、「メールを出しても相手に届かない場合があるから、そういう時は警察に通報しなさい」というようなもの。ご丁寧にメールアドレスを公開してる警察のサイトまで紹介してる。つまりなんですな、何者かの陰謀でメールが届かなくなってるといいたいんやろうね。プロバイダが警告してくるのもその人物にとっては誰かの陰謀ということになるんやろうなあ。
 こうなるといたちごっこやね。しらみつぶしにプロバイダに通報し、相手が乗り換えるところに次々と警告してもらうしかない。そやけど私もそんなことにかかずらってばかりはいられへん。かというてこちらからメールボムを送るような真似はしたくないし、だいたいそんなことをしたらこの人物はますます陰謀を確信してしつこくメールを送り続けてくるに違いない。
 これ、ほんまに困ってるんです。どなたか有効な手だてをご存知の方はいてはりませんかねえ。決定的な解決策があれば、教えていただきたいのですよ。「スパムメール」というのは「しつこいメール」という意味やそうやけど、ほんまにしつこい。なんとかならんもんか。

6月13日(火)

 ハードカバーが文庫化されたりなんかすると最後のページに「本文庫は文庫化にあたって加筆訂正された」というような但し書きがついている場合がある。作家の方からしたら、作品をより完全な形にしたいという気持ちになるやろうから、それはそれで当然とは思うけど、ハードカバーで読んだ者としては、なんで高いお金を払うて手に入れたものよりも安くで手に入る本の方が完成品に近くなるんやというような複雑な心境になる。
 それやったら新刊をハードカバーで買うよりも文庫版を待った方がええかというと、そうでもないところがまた辛い。確実に文庫化されることがわかってるようなものならともかく、ハードカバーで出たきり再刊されへんものもあるからね。というよりも、そういう本の方が多いからね。もしかしたらこの本は文庫にはならへんのと違うかと思うとやはりハードカバーを買うてしまう。
 いや、加筆訂正くらいやったらまだましな方で、シリーズものの場合、再刊に際して外伝的な短編を書き下ろして収録するものがある。シリーズこそ完全に読んでおきたいから、結局そういうものは買わんとしゃあないんやけれど、なんか出版社の商法に乗せられているみたいであんまり気分はよろしくない。
 クラシックのCDなんかやと再編集盤は評判がよくなく、結局オリジナルな形で再発売されたりするんやけれどね。本の場合は長いこと絶版になってる短編集なんか、収録作品をばらして違う短編集にして復刊されたりすることもある。できたらそういうものはオリジナルに近い形で復刊してほしいと思うのは、ちょっとマニアックでしょうかね。
 もっとも最近の名作復刊やと単行本未収録のまま埋もれていたものをつけて完全版にして再刊されたりするのがあって、この場合はたとえもとの短編集をハードカバーで持ってても喜んで買うてしまうんやけれどね。編集者がマニアックな需要にもこたえられるだけの企画力を持ってると、そういうことやからかもしれへんね。
 最近やと加門七海の「人丸調伏令」が新書ノベルズの形態で再刊された。これなんかは初版の時に文庫で持ってるしええかなと思うたりもする。それでもあとがきに大幅に書き改めましたと書いてあったら「やっぱり買わんならんのか」と悩んでしまう。で、買うて新しい方を読み直しても、旧刊の細部なんか実はすっかり忘れてるからどこをどう直したんかわからへんかったりする。そのために旧刊を横に置いて読み比べるほどまではしませんからね。なんか不経済ですな。他の書評家の方はどないしてはるのかな。やっぱりこういうのはちゃんと読み比べておかんといかんものなんかな。ほんまに悩んでしまう。

6月14日(水)

 衆議院の総選挙が公示されて毎度のことながら選挙カーが走りまわっている。しかし、この小選挙区比例代表併立制という制度はなんとかならんのか。以前の中選挙区制やったら自分の住んでいる選挙区にたくさん立候補者がいて、誰一人でも投票してみたいと思う人物がいたもんやけど、この制度になってから(まだ2回目やけど)投票の選択肢がせばまってしまい、誰に投票してええものやら悩んでしまう。どの政党も候補者をたてるという激戦区ならともかく、コスタリカ方式とやらで連立政権の政党は選挙協定を結んで一つの選挙区に複数の候補が重ならへんようにしてる。それはまあ、連立政権を「与党」という一つの政党として考えたらええということやから政党からしたらかまへんのやろうけど、支持もしてない政党の候補に投票するのに抵抗を感じる人かていてると思うんやけどなあ。
 私の住んでる選挙区なんか、野党第一党の候補者がおらへん。連立政権の候補者に投票したくはないし、さりとて野党ならどの党の候補者でもかまへんというほど単純なもんでもない。なんでも小選挙区制やと政権交代が可能な二大政党という形になりやすいそうな。西洋の二元論を日本にそのままもちこむのはどうかと思うけどなあ。
 棄権はしたくないけれど、意に染まない候補者に投票はしたくない。実に困った制度やね。それやったら自分の支持する政党を比例代表制の方に記入したらええということなんやろうけど、私は特に支持する政党もないから、よけいに困る。
 誰や、こんな制度を作った中心人物は。それはなんぼどつかれても打たれ強いということをコマーシャルで宣伝しているあの人物であります。
 今回もまた直前まで誰に投票するか気持ちがまとまらんまま投票所にいくんやろうなあ。なんぎな制度ですわ。

6月15日(木)

 北朝鮮の経済はよほど悪化してるんと違うかな。なんかもうなりふりかまわんという様子が見えてしまう。南北の関係が安定するのは歓迎すべきことやと思うけれど、手放しで喜んでいられる状況なのかどうか。新聞その他の報道からは、ちょっとわかりにくいね。

 7月4日にオープンするオンライン書店<bk1(ビーケーワン)>の書評ページに私も月に1回くらいの頻度で書くことになりました。冬樹蛉さんも日記で紹介してはったけど、オンライン書店としてはかなりすごいものになりそうな感じがする。大手取次3社と提携してることで出版社や書店では在庫切れでも流通の段階でどこかに留まっているような本を入手できるかもしれへん。新刊の予約販売もあるそうで、いち早く新刊を入手したい人にはありがたいことやね。
 複数の執筆陣が新刊を書評して購入者のガイドとするというのもええアイデアやと思う。
大森望さんや「S−Fマガジン」編集長のコラムも予定されてるというし、こういう情報を無料で(電話代やプロバイダの接続料は別としてね)入手できるということになるわけやけれど、これはまあ書評専門誌を書店で立ち読みするような感覚になるのかな。
 私としては古書店のサイトとも連動させて現在では入手の難しい本も検索すれば古書店から購入できるというようなシステムであるともっと便利やないかと思うけれど、そこまで手をかけるのは大変かもね。
 ともかく<bk1>は、構想通りのものができたらこれはすごいことやと思う。ただ、顧客がつかへんことには話にならんし、せっかくお仕事をいただいたのにつぶれられたら私も困る。この企画が成功することを心から真剣に必死に切実に根性いれて気合いをこめて愛を捧げて夢を抱いて太鼓叩いて踊って跳んではねて笑って泣いて怒って叫んで力いっぱい願うものであります。

6月16日(金)

 今日は、今年最初のプール指導。梅雨のくせしてかんかん照りやから、背中が焼けてひりひりする。プールサイドにいてたら背中の焼けるじりじりという音が聞こえてくる。夜、もうかゆくなってきた。じきに皮がむけてまだらな模様ができるんやろうなあ。これがまたきたならしいんだ。あ、かゆいかゆい。

 松鶴家千代若師匠の訃報に接する。享年91。東京の漫才師にはテレビでしか接することがないし千代若、千代菊の漫才なんか特にテレビでもやらへんかったから、それほどその漫才を見ていたわけやないけれど、いつ見てもすきあらば「もう帰ろうよ」と漫才をやめようとするネタばかりやってる変な漫才やった。やっと会話が始まったかと思うたら「そうだね、だからもう帰ろう」とやる。それしかない。古きよき時代の漫才師やと思う。そやけど、そのなんとも投げやりな話芸が妙におかしかった。
 新聞報道では「『もう帰ろうよ』のギャグで知られる」と一言で片付けてたけれど、それだけで65年間も漫才をやっていた凄さについて触れずに、もっぱら「ビートたけしの師匠」ということばかり強調してる。実に失礼な話やないかと思う。たぶん私がテレビで見ているのよりもその漫才を見たことがない記者が書いているに違いない。ビートたけしさんがショックを受けたことしかニュースとしての価値がないのかな。それはそれで寂しい。その芸人の芸を知らない人にもわかるように書くのが記者と違うのかな。
 謹んで哀悼の意を表します。

 あ、もう一人、「宮中某重大事件」の方がお亡くなりになっていますね。そんな事件は知りませんか。では今日の宿題です。高校の日本史の参考書で調べておくように。レポートは来週のこの時間までに提出しなさい。よろしいか。誰に提出するのか、ですか。林譲治さんあてということではあきませんか。あきませんね。

6月17日(土)

 午後は所用で京都へ。倒産した駸々堂書店の多くの支店が他の書店の新しい支店になって再オープンしてるなかで、河原町通りにあった「京宝店」だけがいつまでたっても再開される気配がなかった。確かに一等地で売り場面積も広いし、よほど大きなチェーン店展開のできる書店やなかったら、手の出しにくい店ではあったしね。紀伊国屋書店が入るとか旭屋書店が入るとかいろんな噂があったけど、どないなってるのか。
 てなことを京都に行くたびに考えてたんやけど、今日店の前を通ったら、内装工事をしてるやないですか。思わず信号が青になるのを待って、わざわざ道を横切って見に行きましたね。張り紙があったので読んでみると、「BOOK1st(ブックファースト)」という店が入るらしい。確か梅田に最近開店した大型書店や。駅の看板に在庫点数の多さを誇るようなことが書いてあったぞ。どういう来歴の書店かしらんけれど、これから大規模展開を図っていこうとしてるということはわかる。
 問題は大規模店舗でもどういうコンセプトで店づくりをしていくかというところやね。梅田同様在庫の多さを誇るのか、それとも最新刊をくまなく網羅して平台を充実させるのか。私としては後者であってほしい。というのもつぶれる前の「駸々堂京宝店」が新刊の平台をかなり大きく取る形の展開をしてて、新刊を読みあさって書評する者にとっては実にありがたいお店やったからね。そのかわりシリーズものの前の巻を探すのには棚が少なめで欠本も多かった。そういう時は他の大型書店で探したらええわけで、最新刊の中から面白いものを見つけだすためには、「駸々堂京宝店」みたいな店がないと困る。
 さて、「BOOK1st」はいったいどんな書店になるのかな。開店したらすぐにチェックしにいくぞ。新刊コーナーの充実している店になればいいのにな。

 明日は「たちよみの会」です。スケジュールのあう方は、一度きてみてくださいね。

6月18日(日)

 今日「たちよみの会」のあと、参加者でピザ屋に行って夕食をとっていたら、京大SF研のしおしお嬢が「『一つ人よりハゲがある』って歌、知ってはります?」ときいてきた。彼女によると、今日「たちよみの会」に来る前に寄ったところで初めて聞いたらしい。
「ちょっと歌詞が違うなあ」。そう言いながら、私も口ずさんでみた。

 一つ二つはいいけれど、三つ三日月ハゲがある。四つ横ちょにハゲがある。五ついつものハゲがある。六つ昔のハゲがある。七つ斜めにハゲがある。八つやっぱりハゲがある。九つここにもハゲがある。十でとうとうハゲちゃびん。

 しおしお嬢が聞いたのは微妙に歌詞が違うらしい。そらそうやろうね。この手の俗謡、特に数え歌はこのように頭髪の薄い人を不快にさせるようなものから、女性の前では歌いにくい猥歌まで、いろいろとある。こんなものは歌詞カードを見て憶えるもんやない。この手の歌の好きな先輩から教えられたり、ませた子どもが大人の歌うているのを聞いて自然に憶えたりするもんだ。そやから人によって微妙に歌詞が変わってくる。おそらく地域差もあるやろう。
 そこで、久々にここを読んで下さっているみなさんに教えていただこうと思います。この「ハゲがある」の数え歌の歌詞で、あなたのごぞんじのものを教えていただけませんか。
てなもんや伝言板に書き込んでいただければありがたいです。地域差にこだわる私としては、全国でどのような歌詞が流布しているのか、とても興味があるのです。
「そんなことをすると『全国禿頭連合組合』からメール爆弾がきますよ」と京大SF研の岡田さんに言われてしもうたけれど、そういう団体があったら恐い。
 おがわさとしさんは「ドリフターズが歌ってるのを聞いたことがある」と言うてました。私は「ゲバゲバ90分」でこれをネタにしたコントを見た記憶がある。小学校の友だちでこの歌を全部歌えるというのがいて、上に書いたのはその時に憶えたもの。こういうことだけは妙に記憶力がいい。例会ではおがわさんと二人で「フラッシュゴードンと、もう一つあったなあ、昔のヒーロー映画」「なんやったっけ」「ああでてこない」「年を取るとこれやから」「3日くらいしてから突如思い出すんやで」「うーむうーむ」「えーとえーと」「ほら、あれ、あれ……バック・ロジャース!」「それそれ!」と物忘れのひどさを競い合っていたというのに。ほんまにしょうもないことだけは憶えてるなあ。

 というわけで、「ハゲがある」数え歌の歌詞、大募集であります。よろしくお願いいたします。

6月19日(月)

 竹下登元首相が死去し、これで梶山静六、小渕恵三と3人も大物政治家が亡くなったことになる。普通の選挙やったらこれが「弔い合戦」の呼び水になるところやけれど、なにしろ失言宰相が行く先々で面白いことを言うてくれるんで、なかなかそういうムードにならん。
 もっとも「弔い合戦」のムードで与党が圧勝するなんて選挙は実に非民主的であるとは思うけれどね。
 それはそれとして、竹下元首相ほど印象の悪い政治家はおらないなあ。ちょうどバブルの真っ最中に首相を務めていたわけやけれど、それを象徴するような感じやったからなあ。消費税の導入に、「ふるさと創生資金」と称した地方への金のばらまき、挙げ句の果てにリクルート事件で失脚。普通政治家が首相にまで上り詰めると、顔つきもそれらしくなるもんやけれど、竹下という人は全然首相の風格がでてこなかったからなあ。あとそういう人は海部俊樹元首相くらいか。いや、海部さんは日を追うごとに人相が悪くなっていったからそれはそれで変化があったか。
 しかし竹下さんの残したものはけっこう大きいと思うぞ。数さえ多ければ、公約を破ろうがわけのわからん政策を実行しようがなにをしてもかまわんというけったいな常識が通用するようになったのと違うやろうか。数合わせみたいに政党や政治家があっちについたりこっちについたり無節操になってしもうたのももとをたどれば竹下流「数の政治」に由来すると言うても言い過ぎやないやろう。あと、首相らしい貫禄なんかどうでもええということになったのも竹下以降やないかな。
 これだけボロカスに書いててなんやけれど、謹んで哀悼の意を表します。心がこもってませんか。いえいえ心から哀悼してますよ。

6月20日(火)

 野球中継を見ていたら、面白いコマーシャルを見つけた。町をゆく人に「歯を磨いてこられましたか?」と質問して「磨いてきましたよ」と答えると「では歯垢をチェックしてみましょう」と試薬でうがいをさせる。口をいーっと開いたら、歯の根もとがピンク色になっている。「あ、けっこう残ってますね」とピンク色の歯の男が言うと、「ではこれを使ってみてください」と電動歯ブラシを差し出す。
 なんか「BRAWN」の電動ひげ剃りみたいな宣伝やなあ。パクリと違うかと思うたら、パクリやありませんでした。この電動歯ブラシも「BRAWN」製やったんだ。いや、とことんやりますな。ここまで頑固にCMのスタイルを変えへんというのはなかなか根性がある。そやけどひげ剃りのCMをそのまま歯ブラシに置き換えただけやのに、なんでこない笑えるんかなあ。どう見てもこのCMはパロディにしか見えへんからやろうなあ。製作している方はどういうつもりなんやろう。真剣にこのCMのパターンが消費を増やすと考えてるのか、悪のりして視聴者の受けを狙うているのか。
 ところで、ひげ剃りのCMも歯ブラシのCMもいかにも製品の優秀さをうたってるように見えて、ぜんぜんそうでないところがおかしいね。ひげなんて家を出てから1時間くらいしたら少しはのびてるものやし、歯垢かて歯磨きのあとでお茶の一杯も飲んだらすぐについてしまうと思うんやけどなあ。別に不思議でもなんでもない。あれは他社のひげ剃りや歯ブラシを使用させた直後に自社のもので試させてみないと意味がないように思うけど。
 それはそれとして、次に「BRAWN」が新製品を発売したときに、またこのパターンのCMを作るのかどうか、私はそれが楽しみやね。

 明日は宿泊学習の引率で一泊します。よって更新はお休み。次回更新は木曜深夜の予定です。


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