ぼやき日記


12月1日(金)

 今朝は体温もいくぶん平熱に近くなり、久々の出勤。こんなにきつい風邪をひいたのは震災の年にインフルエンザにかかって以来。あの時は、2種類のインフルエンザが猛威をふるった年で、私はその2つとも感染してしもうた。一度治ったと思うたら、間をおかずにまた別のにかかった。あれは苦しかった。しかし、大阪府パナソニック市から万博市までは遠いなあ。何日かぶりで原チャリに乗ると、その距離を実感する。走っても走っても勤務先に着かへんのやもん。午前中は一日を異様に長く感じたし。午後からは体も慣れていつものペースに戻ったけれどね。毎日風邪じゃ風邪じゃとわめいていたら、心配のメールを書いて下さった方もいてはる。ただし、それは妻あてのメールで、妻に私の風邪が移らないかと心配したメールであります。私よりも妻の方が人気があることは知っておったけれど。なんか複雑な心境。

 仕事帰りにCD屋に寄って「桂雀三郎withまんぷくブラザーズ」のファーストアルバム「雀肉共食」を買う。全曲リピート山中という人の作曲。どの歌も「これがリピート山中の曲だ!」という個性は感じさせないけれど、やはりリピート山中さんによるたまらん歌詞がついていてそれを雀三郎さんが歌うと、独特の個性を帯びてくる。つまり作曲家リピート山中が桂雀三郎という歌い手と出会ったことにより、その曲のよさが生きてきたという感じかな。こういうのを幸福な出会いと呼ぶのと違うやろうか。やはり最高は「ヨーデル食べ放題」やけれど、「煮えろ!水炊きよ」もなかなかの逸品。雀三郎さん行きつけの店を題材にした「やぐら行進曲」「二人のやぐら」「やぐら情話」にはえもいわれんおかしさがある。「二人のやぐら」なんか妻といっしょに練習してカラオケでデュエットしたいくらい。そんなんどこのカラオケボックスでも入ってへんわ。
 しかし、紅白歌合戦の選考委員はどこに目をつけておるのか。アリスやらピンクレディーやら出すくらいやったら、桂雀三郎withまんぷくブラザーズを出さんかい。ヒットもしてないのに出場するベテラン演歌歌手に申し訳程度に一人だけ選んだクラシックのテノール歌手。そういうセンスの持ち主が桂雀三郎withまんぷくブラザーズを選ぶわけないか。
 ともかく「雀肉共食」はおもろい。楽しい。いっしょに雀三郎さんの落語のCDも買いましょう。ハッピーヘヴンパラダイス!

12月2日(土)

 今日は仕事の後、所用で京都へ。京阪電車に乗る。面妖なポスターを見つけた。特急の車両の前に若い女性が立って微笑んでいる。それにかぶせるように「京阪乗ったら、おけいはん。」……。
 ねえみなさん、このコピーの意味、わからはりますか。このモデルさんが「けいこ」という名前で、関西弁でていねいに呼ぶと「おけいはん」になるというのはわかる。それと京阪電車に乗ることと何の関係があるんや。だいたいこのモデルさんの名前がほんまに「けいこ」かどうかさえわからへんやないか。京阪に乗る客はみんな「おけいはん」と呼ばれるようになる……とは考えにくい。そうか京阪電車に乗る客は桶をもって入ったらあかんということか、「桶違反」……。それとも京阪電車はお客さん全てに「お××はん」と敬称をつけるくらい大事にしてますよということなんか。もしそうやったとして、このポスターを見て瞬時にそれがわかる人がどれくらいいてるのか。
 京阪グループは「モール・ザ・バーゲン」のだじゃれのコピーといい、「ひらかたパーク」の低予算でいかに効果をあげるかと工夫をこらしたポスターといい、独特の味がある。特に12月になると阪急電車は一気にクリスマスモードに突入するのに、京阪はそれを飛び越して「初詣は京阪で」とやってしまう。何考えてるねんと言いたいけれど、それが京阪なんやからしょうがない。
 それでも「京阪乗ったら、おけいはん」だけは理解に苦しむ。いったいほんまにどういう意味なんか誰か教えてくれーっ。
 む。冬樹蛉さんならたちどころに答えてくれるかもしれん。私よりも京阪歴が長い人やから、なにか要諦をつかんでいるに違いない。冬樹さんの見解を知りたいところでありますね。

12月3日(日)

 夕飯時に妻とアニメソングの話をする。だいたいここらあたりから普通の夫婦の会話とは違うのかもしれへんけれど、まあ、うちはこういう夫婦です。
 あの「デビルマン」というアニメがありましたね。関西地方では、夜の8時台にやってたという記憶がある。確かあの時間枠では「キカイダー」の続きにやってたように記憶してるんやけれど、そこらへんはちょっとあいまい。で、「デビルマン」のエンディングテーマに「今日もどこかでデビルマン」という曲がある。「だーれもしらないしられちゃいけーないー」という歌ですね。私、本放送でこの歌を聞いた記憶がない。関西地方では本放送時にエンディングテーマは流してなかったんやないかと思う。
 なんでそんな風に記憶しているかというと、同級生で床屋の息子が「今日もどこかでデビルマン」を歌うていたんですわ。私には聞き覚えがない歌やからね「そんな歌知らんわーい」というと「レコードには入ってるんや」という。アニメのレコードなんかめったに買うてもらわれへんかった私は、実に羨ましくそいつが鼻歌で「きょうもどこかででびるーまーんー」と口ずさんでいるのを聞いていた。しばらくしてから夕方の5時台に再放送があった。そこで私は初めて「今日もどこかでデビルマン」を聞いた。
 妻は本放送を見てへんかったから、それについては私の話をうんうんと聞くだけやったんやけど、ふと自信がなくなってきた。
 ほんまに「デビルマン」は本放送の時にエンディングテーマを流してへんかったんやろうか。なんで再放送から流すようになったんやろうか。関東地方では本放送時にも流してたんと違うやろうか。そこらあたりの情報はすぽんと抜け落ちておるのです。
 そこで、ここを読んでくれてはるみなさんに質問なんですけれど、私の記憶は果たして正確なんかどうか、そして関東地方ではどうやったんか。
てなもんや伝言板でもメールでもかまいませんので、みなさんの記憶を教えてくれませんか。私の悪いくせでこういうささいなことが気になり始めたら落ち着かへんのです。ひとつよろしくお願いします。

12月4日(月)

 風邪はかなり治りまして、なんとか日常生活に戻ったのでありますが、締切りという現実が目の前にでんと控えておりましてですね、ついさっきも某SF専門誌のS編集長から催促の電話がありましてですね、16本抱えているうち2本しか書けてないとまあこの正直に申告いたしましたならばですね、まだ1本も原稿を入れていないのは私とM村さんの二人だけだと伝えられましてですね、彼女にだけは負けたくないなあと思うた次第であります。毎回デッドラインぎりぎりに原稿を突っ込む人には負けてはいられんのでありますね。よし、あと14本。前途遼遠でありますね。今週中には全部入稿するぞ。書き始めたら早いんですから、私は。嘘じゃありゃせんほんまじゃで。

 昨日書いた「デビルマン」の件についてですが、伝言板で林譲治さんやKAZUTOさんが記憶を探って書いてくれはって、実にありがたいなあと感謝していたら、それを一気に解決するメールが届いていた。そのメールには、「デビルマン」のエンディングテーマが関東にも関西にも流されてなかっただけでなく、本放送で最終回が流れなかった事実をくわしく書いたページのURLが記されてあったのです。それはここです。なんとそのメールを下さった方は、忙しい時間を割いてわざわざ検索してくれはったのです。ああ、なんて私は不精者やったんでしょう。インターネットというツールはこのように使いこなすのだぞと彼女は私に身を持って示してくれたのですね。
 ありがとう! 
ケダちゃん

 だというのに、私は明日は所用で遅くなってホームページの更新すらできません。ほんまに週末までに原稿をあげることができるのか! M村さんに敗北してしまうのか! ああなんて人生スリリング。
 というわけで、次回更新は水曜深夜の予定です。

12月6日(水)

 さて、原稿は残り8本となりました。1本ごとに呻吟しながら書いております。まあ、半分書けたところでちょっとめどがついてきたかなという感じやね。兼業やから1日使って一気にというわけにはいかないのが辛いところ。この日記を書いたらせめてもう1本書いてしまおう。

 12月2日の日記に書いた「おけいはん」のポスターを昨日しげしげと読んでみる。正しいコピーは「京阪のる人、おけいはん。」であることが判明した。モデルの女性の名は、淀屋けい子。22才のOLで、この変な名前と京阪を利用しているからニックネームがおけいはんというんやそうです。京阪本線の始発駅は「淀屋橋」であるということを書いておかへんと、関西地方以外の人には何のことやらさっぱりわからへんかもしれませんな。この「淀屋けい子」なる女性がこの冬からの京阪電車のキャンペーンキャラクターらしい。
 
宮本春日さんという方からメールをいただいたんやけれど、京阪電車の広報紙によると、このあと彼女の家族も登場してストーリーが展開され、そのストーリーには必ず京阪沿線の行事なんかがからむ、ということらしい。家族構成は、父:淀屋橋の助・母:淀屋京子・妹:淀屋みや子……。テレビCMも流すらしい。最初のCMでは父から「実はな、けい子、お前は、本当はな…おけいはんなんや!」と明かされてけい子が「な、何ゆうてんの? 私けい子よ、おけいはんなんてそんなん私の名前とちがうわ!」と動揺するらしい。なんかポスターに書いてあった設定とちょっと違うような気がするが。宮本さん、どうもありがとうございます。
 まったくもって、この設定からしてはずしておるやないかと思うんやけどね。京阪のキャンペーンキャラクターは1〜2年くらいのサイクルで交代する。結婚して京阪沿線に転居してきた当時は
仙道敦子やった。それから山口智子渡辺満里奈伊武雅刀と続いて、今回の「淀屋けい子」になるわけでありますが、なんか旬を微妙にはずしたタレントの起用といい、今回のずれ方といい、京阪電車のイメージ戦略にはいつも戸惑うなあ。しかし、しばらくはこの「おけいはん」が電車の中吊りやら駅構内に続々と登場するかと思うと、ため息が出てくる。ま、次のポスターは「おけいはん」が家族といっしょに初詣でに行くということになるんやろうね。その次は成田山の豆まきか。ああもう予想がついてしまうところが悲しいなあ。
 関西地方以外の方にはまるでピンとこないネタばっかりですみません。しかし、なんとなく雰囲気をくみとっていただけたのではないかと思います。そんな雰囲気は別にいりませんか。

12月7日(木)

 さあ、原稿は残り4本だ。しかし書き直しが2本あるのだ。どうだまいったか。まいったまいった。本は読まれへん、気持ちは焦る。しかし、なんとか目標の今週末には全て書き上げられそうなのでほっとしている。そんな私の心を癒してくれるのが、録画予約しておいた「おじゃる丸」を見るひとときであります。おじゃる丸のあの傍若無人な性格がよろしいなあ。ただ困るのは、原稿を書いてる最中も頭の中でエンディングテーマが「チータカタッタチータカタッタ、小鬼のトリオ!」と鳴り響くことやね。

 鈴木その子さんは68歳やったんやね。うーむ、晩年のお面のような真っ白な顔が気持ち悪かったという印象しか残らへんかったぞ。つくづくテレビのバラエティーでレギュラーになり引っぱりだこになる魔力というものの怖さを感じるね。エステティック関係の実業家としての業績も「やせたい人は食べなさい」というベストセラーも全てあのお面みたいな顔の影に隠れてしまう。なーにが「美白」ですか。まあ、ご本人は自分の事業の宣伝活動の一環というように考えてはったんやろうとは思うけれど。
 全てのものを道化と化してしまうテレビの怖さを、私は鈴木その子さんの晩年から感じたのであります。
 慎んで哀悼の意を表します。

12月8日(金)

 うーむ、おかしいな。今日は全部原稿を書き切る予定やったんになあ。学校の方で消耗し切ってしもうたんかなあ。家に帰ってパソコンの前に向かい、書いては消し書いては消し。頭かかえながらなんとか1本は書いたんやけど、満足でけてへん。こういう時は早寝して明日の朝、すっきりしたところで一気に書いた方がええんかもしれへんな。ともかく明日にはケリをつけるぞー。
 えー、「おじゃる丸」を録画予約してくれているのは妻です。妻から「自分が予約したみたいな書き方せんといて」と抗議されました。まあ、こういう夫婦でありますね。

 朝刊の記事で、科学技術庁の科学技術政策研究所というところが約1200人の研究者アンケートをもとに「21世紀中に実現する、あるいは実現して欲しい画期的な新技術と、生活や社会の変化」というものをまとめたというものがあった。
 その記事を読んで私は唖然としましたね。
 例示してあるものを引用すると、「すべての病気が治療できるようになり、健康な高齢化社会が訪れる」「ゴミを原子レベルにまで分解し、それを自由に操作して物質や材料を合成するリサイクル社会が実現する」「脳の活動を信号に変換する技術が生まれ、考えただけでコンピューターへ入力できる。この技術の応用で動物とのコミュニケーションが可能になる」「倫理観、道徳観の欠落や衝動的な犯罪行動と脳機能の関連が解明され、犯罪がほとんどなくなる」……。
 30年前の「少年マガジン」のグラビア記事か、これは。あんたらみんな大伴昌司か。夢の未来か。バラ色の科学技術か。
 すべての病気が治療できるようになるというような漠然とした文言の根拠はどこにあるんや。倫理観、道徳観というようなものは生物的な本能やないと思うが、それがなんで脳機能と関連があるなどと言えるんやろう。
 まあ、21世紀中というから、100年間でここまで進んでほしいという願望なんやろうから、そんなにめくじらをたてることもないとは思うけれど、アンケートに答えた「研究者」は本気で答えたんやろうか。それとも税金を使うてこういうわけのわからんアンケートを実施する科学技術庁へのあてこすりで冗談を書いたんやろうか。
 確かに、科学技術はこの100年で我々の生活を一変させた。最近の技術革新の早さは想像を絶する。こんなことまでできるんかいなと常識を覆すようなこともできている。それでも、それらは理解の範疇で、そんなわけあるかーいと突っ込みたくなるようなものはまあありません。このアンケートの場合、あんまりなことが書いてあると思いませんか。私は、これはどうかと思うんやけどね。
 そやけど「研究者」というたらかなり広範囲に渡るはずやから、専門外のことでも願望やったら書けるか。まあ、科学技術庁のお役人がまとめたらこんなもんになると。なげかわしいことではあるけどねえ。

12月9日(土)

 とうとう原稿は全て完成。締切りに遅れること9日。肩の荷が降りた気がする。某SF専門誌のS編集長には本当にご迷惑を書けて申し訳なかった。が、電話できいたらM村M衣さんはまだ1本も入稿してへんそうです。わーい、勝ったー。いやいや、彼女の方が原稿の本数は多いはず。で、ぎりぎりで突っ込みながらも読んでて面白いのは彼女の書いたもんなんやよなあ。ともかく、M村さんがんばって下さい。私はまだ某ネット書店の原稿締切りがあるのです。ひと息ついてる場合やないのです。

 故障していたMOディスクドライブは無事修理が終わって帰ってきた。修理代は25000円也。なんでそんなにかかるんや。この前、原チャリのエンジンを修理してもろた時もそれくらいかかったけど。電気屋の店員さんが伝票を見ながら説明してくれたところによると、機械の中身をそっくり新品に入れ替えたらしい。外側はそのままやけれど、新品を買うたんと変わらんとか。うーむ。さっそくパソコンにつないで起動させる。おや? こんなに音が静かやったっけ。もともとの機械自体あまりよくなかったんかな。まあ、これでMOに保存しておいたデータの活用ができるんで、ちょっとほっとしている。特にデジカメで撮った写真画像とかね。
 しかしなあ、結局新品を買うたんと変わらんというのもなんかなあ。損したような気分ではあるなあ。それやったらもっと性能のええのに買い替えた方がええようにも思うしなあ。一つのものを修理をくり返して長い間使うよりも新しいものにどんどん買い替えた方が、メーカーとしては商品が回転してええから、修理した方が損なようにしてるのかもしれへんけれど。いつまでも右肩上がりの時代やなし。リサイクルを強調する時代でしょう。それとも中古は返して下さい、新品を買うて下さいというのがリサイクルの意味なんやろうか。
 どっちにしても、店先で修理してもらうものがだんだんなくなってきてはいるな。最低2週間は待たなならんから、留守番電話なんか壊れてしもうたのを電気屋に持っていったらずっと電話なしで過ごさんならん。で、いまだにうちは留守電なし。これまでは留守電にしておいたらセールスの電話なんかとらんですんでたんやけれど、今はいちいちそういう電話にも出て不快な思いをしてる。便利なようで不便な世の中ですね。

12月10日(日)

 今日は朝から団地の歳末共同清掃。汗だくになるほど働いた。幼稚園くらいの子どもたちがお手伝いをしているんやけれど、役にたつようなたたへんようなところがなかなか楽しい。以前この日記に登場していただいた「おなら虫」のみこちゃんは、今日は「みみずさんやー。切れてる、動いてるー」とミミズをつまんで遊んでいる。単車置き場の落ち葉を掃除していたら、蝉の幼虫の抜け殻を発見。これがねえ、子どもたちはやたらくわしいんや。「これ、アブラかなあ」「違うでー。アブラはもっと小さいで。それはクマや」。夏の間中、地面を掘り返して遊んでいるだけのことはある。

 原稿を書き終えたんで、昼からは少し余裕があって、妻が録画しておいてくれた、大阪朝日放送制作の「手塚治虫スペシャル」をビデオで見る。草野仁、今田耕司らが司会で、藤子不二雄A、高橋英樹、高木美保、さとう珠緒、辰己琢郎といったパネラーが出演し、昔の手塚アニメを見ながらコメントするコーナーと、藤井隆がディレクター役でその番組を放送している裏舞台の部分と、手塚プロ製作の新作アニメのパートとが入れ子になっている構成で、ちょっと凝り過ぎでクサいところもなくはなかったけれど、予想したよりもちゃんとした出来で、面白かった。
 新作アニメを見ていて感じたことがある。アトムとお茶の水博士の声であります。アトムは清水マリ、そしてお茶の水博士は勝田久。このコンビは40年近く変わってない。リメイク版でも、24時間テレビのゲスト出演でも、他の人が二人の声をあてている場面は記憶にない。最初の虫プロ版白黒「鉄腕アトム」で、清水マリ出産のために代役がたてられたことがあって、私は高校生の頃KBS京都テレビで再放送された時に「おお、これが代役アトムか」と思って聞いたことがあったけれど、それ以外では「アトム」といえば清水マリ。
 それ以外のキャラクター、ヒゲオヤジ、レオ、サファイア、ブラックジャックなんかはいろんな声優によって演じられているから、今後新作が作られて、若い声優がその声を担当しても違和感はないやろうけれど、アトムとお茶の水博士だけはそうはいかへんやろうね。今回、声を聞いていたら清水さんはかなりがんばってアトムの声にしているけれど、時折、素の声に戻ることがあって、それはやはり年輩の女性の声。これが最後にならへんかったらええんやけれど、いつまで続くかなあと感じてしもうた。
 ルパン三世は栗田貫一が声帯模写で後を継いだけれど、アトムの声はそうはいかへんやろう。清水マリや勝田久の声を声帯模写でごまかすようなことはしてほしいことないしなあ。今後もずっとアトムを新作で登場させる機会はあるやろうから、バトンタッチをする時期がきっとくるはず。そやけど、清水マリ以外のアトム、勝田久以外のお茶の水博士は想像でけへんくらいイメージが定着している。イメージを損なわへんような交代はできるんやろうか。
 声優さんの場合、年をとっても同じ役でずっと出演できる。それが逆にアトムくらいの国民的キャラクターになったら、制限になってしまう。難しいもんですなあ。


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