ぼやき日記


5月1日(木)

 昨日は甲子園に行きまして、六甲颪を気持ちよく歌いまして、いっしょに行った友人Y君と帰りに祝杯をあげまして、日記の更新どころではございませんでした。毎年同じことを書いているけれど、甲子園はすばらしい球場でありますねえ。風が強くて寒かったけど、心地よかった!

 スカラー電磁波かあ。なんか楽しい響きやなあ。もしかしてそれって、冬、乾燥してる時に金属のドアノブを触ったりしたら、ばちっ、あいててて、というやつの事ですか。ということは、白衣を着ていたら、ばちっ、あいててて、はなくなるのでしょうか。お医者の先生や理科の先生は、冬、乾燥している時に、セーターを脱ごうとしても、ばちばちばち、というようなことはないのでしょうか。5月15日前後に「巨大彗星ニビル」が接近してなにか大変な危機が起きるそうやねえ。わくわくわく。何が起きるんやろう。しかもこの「巨大彗星ニビル」は第10惑星でもあるんやて。惑星でありながら彗星というところがマルチな星でナイスなんやないでしょうか。この「巨大彗星ニビル」は地球の23倍あるんやそうやけど、直径が23倍なんか質量が23倍なんかわからんところがおちゃめですねえ。そんな星が近づいてもびくともしないのがマグニチュード15の地震にも耐えられるドーム施設なんやそうですね。そんな星が近づいたりしたら、M15どころの騒ぎではおさまらんと思うんですが、それでもドーム内は安全というのやから素敵ですねえ。
 こういう事を何も考えんとそのまま信じられる人たちというのは、ある意味では羨ましいなあ。とにかくなんでもええから逃げ道がほしかったんやろうなあ。お年寄りが多いということやけれど、そうやって何かを信じて余生を送っておられるのですから、そっとしておいてあげましょうや。もっとも、キャラバン隊が林道を通せんぼしていて地元の人たちに迷惑をかけているわけやから、これは道路交通法違反で検挙せんとあきません。警察はちゃんと赤切符を切って罰金を納付させるべきやと思うね。ネズミ捕りでわずかなスピード違反でも厳格に検挙する警察が、これを放置しておるというのは理解でけん。交通警察よ、しっかりせい!

5月3日(土)

 今朝の朝刊を読んでいると、全国の小学校で「愛国心」を通知表の評価の対象に入れているところが増えているという。
 そんなもん、学校で評価するものかなあ。というか、小学校の段階で愛国心を育てる教育というものをしているということなんやろうなあ。なんかもうこうなると、末期的やないかという気がするね。
 私に愛国心がないかというと、そうやない。ただし、私は前にも書いたようにナショナリズムは嫌いで「ローカリズム」というのかな、関西至上主義であるから、たぶん文部科学省が指導要領に書いている「愛国心」とはまた違うものやないかなと思うている。
 愛国心を持つこと自体が悪いんやない。しかし、そういう気持ちは教育現場で指導するものやなかろう。自国の文化を愛するということと「国家」というものに対して絶対的な忠誠を誓うということとは分けて考えられるべきやと思うし、指導要領においてはそこらあたりをいっしょくたにしているような表記ではある。それだけに、通知表で「愛国心」の評価をしているというのは、あまり気分のええもんやない。
 つまり「あなたはあまり国を愛していませんから、もっとがんばって国を愛しましょう」というような評価を下されたとしたら、どうするか、ということ。そんなん、どうしようもないやん。自分らの考えと違う知事や市長が選挙で当選したら、議員がよってたかって嫌がらせをするような、そんな国を愛せといわれると、それは嫌やね。そやけど、古典芸能に接してその美しさにふれると、私はこの国の文化を愛していきたいと思うたりもする。この場合、小学校の先生は、私の「愛国心」に対してどういう評価をつけるやろうか。

5月4日(日)

 お待たせしました。今週の「鉄腕アトム」ぼやきの時間です。
 でも、今日はぼやかへんよ。ロボット排斥の過激派がロボット農場にやってきて、農園主の孫娘をだまして入りこみ、環境を維持する装置をなぶってめちゃくちゃにし、災害を起こしてそれをロボットのせいにしてしまおうという稚拙な計画をたてる。過激派の単独行動やから、どんなに稚拙でもええわけです。そやけど、孫娘はアトムに助けを求めにいっていて、アトムの活躍で周辺に被害をおよぼさずにすみ、過激派の計画は頓挫する。ええやないですか、単純明快で。物語を細かくしてややこしくし、ぼろを出しまくるよりは、もうこういう単純な路線でいった方がええんと違うかな。ただ、話としてはたいして面白くもないし、可もなし不可もなし。来週はいよいよアトムのライバル、アトラスが登場するね。もっとも、予告編によるとアトラスを作るのは天馬博士か。原作ではマイノリティの科学者が白人中心の社会に対して復讐するために作ったという設定やったから、人間に対して攻撃ができるロボットという存在に重みが出たんやけどね。天馬博士やったら私憤やん。あ、見る前からぼやいてどないする。さて、お手並み拝見、ですな。

 おもろいのが「爆龍戦隊アバレンジャー」。なんと今週は前半15分を使うて京都の「太秦映画村」のプロモーションをやってくれた。アバレレッドが絶叫する。「ここは日本のハリウッドなんだよーっ!」。がんばれ東映、まけるな東映。USJでは実際にロケはせえへんぞ!
 楽しいのが「仮面ライダー555」。ファイズとカイザの二人の仮面ライダーのうち、一人は斜に構えてすねているし、一人は自分がよく見られればそれでええというナルシスト的自己中な奴。つまり、正義の味方二人とも性格が悪いんですな。それに対して一応悪の側となる新人類オルフェノクの三人は、人間なら誰しも持っている弱さを抱えながら、懸命に生きていくという役回り。この物語の主人公は、オルフェノク側やないんかなと常々思うていたけど、今週の放送分を見ると、はっきりそうですな。

 つまり、「仮面ライダー」は作り続けてたからこそ冒険ができる。「鉄腕アトム」は間にブランクがあるから、テーマに縛られ過ぎる。そんな感じかな。

5月5日(月)

 授業に使おうと「懐かしの漫才」のビデオを箱から出してきてチェックしている。生徒に見せたい漫才師はたくさんいてる。ところが、この手のビデオをテレビで定期的に放送してくれるのはよみうりテレビだけやねんな。毎日放送は一度だけやったけど。そやから古い漫才などは晩年のものでビデオが1種類しか残ってへんものばかり同じものを何度も使い回ししている。しかも、同じネタでも録画した年ごとに編集のやり方が違っていて、面白いところが削られていたり一部だけしか見せへんかったりするので、どれを生徒に見せるか迷うてしまう。
 ワッハ上方にはライブラリーがあって見ることができるわけやけれど、私のような個人には限界がある。以前ビデオで「漫才の殿堂」というのが発売されて全て揃えたけれど、これももとのビデオはよみうりテレビのものばかり。
 ビデオ版の上方漫才大全集を、DVDボックスで出してくれたらなあ。しかも、よみうりテレビ以外の各局の映像を集大成したものがほしい。このままでは、過去の名人の芸を次の世代に伝えられんと思う。今見直しても、時代を超えた面白さがあると思う。通販でええから実現してほしい企画やね。

5月6日(火)

 今週の「週刊プレイボーイ」に加藤美佳のグラビアが掲載されていた。「仮面ライダー555」でオルフェノクの長田結花を演じている、あの加藤美佳。こう書くと小林泰三さんは「水着ですか上半身はどうなってますか」と気にしはるやろうけれど、普通に服を着ていてしかもモノクロ写真でありました。「フェロモンが出ないの。フェロモン出した〜い」と冬樹蛉さんがきいたらがっかりするようなことを言うている。フェロモンがでておらんからええんであってやね、結花役がフェロモンたっぷりのお色気ムンムン少女やったら「仮面ライダー555」もかなり違った感じになっていたに違いない。
 まあ、私は健康的にフェロモンを出している「アバレンジャー」のアバレイエローこと樹らんる役のいとうあいこの方が好みではあるけれど。「週刊プレイボーイ」にはいとうあいこのカラーグラビアに期待したい。

5月7日(水)

 昨日のぼやき日記を読んだ妻が、「加藤美佳は水着を着てたよ!」とツッコミをいれてきた。確かに水着を着ていてしかもセパレート。ううむ、おかしいな。私が見た時は服を着ていたのに。というか、彼女が着ていた水着を私は水着と認識してへんかてん。水着を着ていてもそれと感じさせないのが加藤美佳のすごいところではあるまいか。は、こじつけもええかげんにせい? 失礼しました。
 というわけで、小林泰三さん、よかったね。

 ところで最近「読書感想文」をアップしてへんことに、みなさんもうお気づきやないかと思います。本を読む時間を作るのがおっくうになっておりまして、そんなことではいかんと帰宅ごすぐに本を開くのですが、少し読んだところですぐにストップしてしまう。こんな調子では生きているうちに未読の本すべてを読み切ることはできそうにない。仕事で手一杯で脳細胞の要領が満杯になってるのと違うやろうか。余裕がないなあ。

5月8日(木)

 明け方、雷をともなう豪雨。うちの近くに落ちたらしく、朝刊を読んでいてびっくり。今朝はクラブの朝練があるというのでいつもよりも1時間以上はやく家を出る。ちょうど雨もあがり、原チャリで学校に行く。学校についてものの30分もせんうちに雨が降り始め、普通の登校時間にはまたも豪雨。風にあおられて雨が波をうっている。次々と登校してくる生徒はみなずぶ濡れ。そらそやな。あの暴風では傘は役にたたん。まるで台風や。午後から近くの青少年センターへ出張。この時は雨もあがり、原チャリで行けた。雨のせいで湿度が高く、体がだるい。卒業生がやってきて話しこんだりしたので、退出は20時頃になったが、この時は気温がかなり下がり原チャリで帰ると肌寒い。昨日までは真夏のように暑かったのに、この落差はなんやねん。帰ったらなんか喉がいがらっぽい。風邪やなかったらええんやけど。それにしても、こういう天気やのに、私が外に出る時は一切雨にあわず。ラッキーなんやろうけど、こういうところで運を使うのはもったいない気もするね。

5月10日(土)

 昨日は職場の歓送迎会。会場に行く途中の駅のホームで、中年男女がキスをしているのを目撃してしまった。しかも、それは特に美男美女というわけやない。そこらあたりにどこにでもいるような普通のおっさんとおばはんである。
 なんかもう醜悪なものを見せつけられたようで、目をそむけてしもうた。常識というものをわきまえていなければならない大人が、衆人監視のもとで非常識な行為をしている。しかも、それは性的なニュアンスを含んだもので、若い男女やったとしても見ていて気持ちのええもんやない。たとえそれが夫婦やったとしても、や。
 そうやな。羞恥心というものを欠いた人間の醜さ、みたいなもんかな。ええ年して、やめとけよ、といいたくなる。もし、自分と妻が駅のホームで人前でキスを……。考えられんなあ。ものすごい恥ずかしいよなあ。
 それにしても、あのおっさんとおばはんは何を考えてあんなことをしていたんやろう。なんも考えてへんからああいうことができる、ということか。


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