ぼやき日記


9月11日(日)

 まさかまさかのドラゴンズ3連敗。ジャイアンツって強かったんやあ。監督は堀内留任でええんと違うん(他人事ですから)。というわけで〈勝率1マジック〉は13に。ゲーム差は6に。来たよ来たよ来ましたよ。ゴールが見えてきましたよ。うふ、うふ、うふふふふふ。

 今日は衆議院総選挙の投票日。午後、ハガキを片手に投票所へ。入り口のところで「MBS」の腕章をまいた若い女性が投票を終えて出てくる有権者の人たちに声をかけている。
 おおおお、これがあの「出口調査」というやつですか! 初めて目撃しましたぞ。しかも、私も投票をすませて出てきたら、まだ待ちかまえている。腹の底で「ふふふふ、ええかげんな答を出して報道を惑わしてやれ」と悪魔の囁きが。
「すみません、毎日放送の出口調査にご協力いただけますか?」
 はいはい、なんでも協力しますようふふふふ。
「では、こちらの用紙に名前を」
 なになになに、私の名前を書かんならんのか、そらあかんやろ。すっかり戸惑いあたふた。
「投票された候補の名前に丸をつけて下さい」
 ああ、そうやろうなそうやなあ。自分の名前なんか書くわけないよなあ。
 すっかり動揺してしまっていた私は、正直に自分の投票した小選挙区の候補名と比例区の政党名に正直に丸をつけたのでありました。
 帰宅して少ししてからベランダに出て投票所の方面を眺めたら、既に調査員の女性たちの姿は消えていた。ううむ、「出口調査」に遭遇したというのはかなり低い確率のことやったのかもしれんぞ。一度「出口調査」というものに遭遇したいと思うていただけに、なんか得した気分やね。
 選挙結果はまだ現時点では確定しているわけやないけれど、どうも自民党圧勝らしい。そうかあ、有権者の多くはイラク派兵の延長やアジア諸国との関係悪化を望んでいるらしいことがわかった。というよりは、郵政民営化か否かの国民投票みたいな感覚で投票したらこうなったということかなあ。小泉さんは首相に再指名されたら、その足で靖国神社にお礼参りにいくのかなあ。もっとも、選挙での勝利を靖国さんに願掛けしたかどうかは知らんけど。

9月12日(月)

 昨晩は日記なども早々と書いたのに、サーバがなぜかダウンしていて寝る前にアップロードできず。今朝早朝、寝ぼけ眼で更新したら、なんとかつながってやれやれ。
 最近サーバにつながらんことが多く、ブロードバンドのプロバイダに何か不具合があるのかしらんと思うんやけれど、テレビアンテナの例もあるから、こっち側に問題があるのかもしれん。とはいえ、LANケーブルなどは設置時に工事してもらったまま手もつけてない。
 それにしても、更新したい時にサーバがダウンしてたら、予定が大幅にずれ込んでまたまた夜更かししてしまう。なんとかならんもんかなあ。
 どなたか原因を推理していただけませんかねえ。私の貧弱な知識ではどうにもしようがないんだわ。

9月13日(火)

 「ブラックジャック・スペシャル」という雑誌形式のトリビュート本を購入。いろいろな漫画家が「ブラックジャック」に挑んでいる。
 目玉は手塚眞自らが描いた書下ろし作品。ストーリーはともかく、その絵は若いころの横尾忠則か田名網敬一かというような趣きがある。
 珍品は北見けんいちで、ブラックジャックの顔は「つりバカ日誌」の浜崎(ハマ)ちゃんがブラックジャックに扮装しているというような感じやねん。顔かたちだけやなく、その行動も浜崎ちゃんっぽい。というよりも、北見けんいちに「ブラックジャック」を描かせようという発想そのものに驚かされた。こうなったら、いしいひさいちの「ブラックジャック」四コマなんかも読んでみたい。水玉螢之丞やとか。ストーリー漫画家やないとあきませんか。あ、おがわさとしくんならどんな「ブラックジャック」を描くやろうなあ。おがわくんの描くピノコを見てみたいなあ。うんうん。
 それにしても、原作のアレンジのうまい人、自分に思い切り引き付ける人、手塚に少しでも近付けようとする人など、スタンスの違いが適度にばらけていてなかなか読ませるんですな。「ブラックジャック」という素材のよさ、手塚治虫のストーリー性の高さを逆に再認識してしまうのです。

9月14日(水)

 ドラゴンズが敗れた。タイガースに優勝マジック13が点灯した。落合監督の大胆な選手起用もこにきて裏目に出ることが多い。いよいよゴールのテープが見えてたという感じだ。このままの勢いで一気にマジック1になってしまえ。

 やっておかねばならん仕事をひたすらしていて、今日はバテバテ。夕べトップページにアクセスしたら、いつもの2倍くらいカウンターの数字が上がっていた。せっかく新しい読者の方がこのページを見にきてくれているというのに、こういう日記しか書かれなんだら、リピーターにはなってもらわれへんかもしれんな。切歯扼腕自己嫌悪。
 どんな仕事で忙しいかって? それはまあ、守秘義務もあるから、いずれまた。高3の担任とはほんまにしんどいことやなあ、ということだけでお察し下さい。
 今は、タイガースの勝利だけが心の支えなのであります。

9月15日(木)

 タイガース強いなあ。勢いがついてきたなあ。ドラゴンズも逆方向の勢いがついてきたけど。といううわけで、マジック11です。嘘みたい。

 大相撲の幕下にモンゴル出身の「猛虎浪」という力士がいる。なんで草原の国から来てて「猛虎浪」なんやと思うていたけれど、つい先日あることに気がついた。耳で名前を聞くだけやったら「もうこなみ」、つまり「蒙古浪」なんですな。実はシコ名は駄洒落やったと。こうなると音訳のシコ名なんかちょっとかっこわるいよな。エストニア出身の「把瑠都」は「ばると」と読む。三音のシコ名というのは座りが悪い。バルト海にちなんで「把瑠都海」とでもしたら五音でちょうどええ。
 ヨーロッパ出身力士のシコ名でええなあと思うのは「黒海」やろうね。ちゃんと出身地を意識させる地名をつけているもんね。
 今日も昨日以上にばてばて。こんな日記で許してね、

9月16日(金)

 楽天ゴールデンイーグルスがベテラン投手数名に戦力外通告をしたという記事が大きくスポーツ紙に掲載されていた。小池(元バファローズ)、高村(元バファローズ)、紀藤(元ドラゴンズ)といった名前の中に川尻哲郎投手の名も加わっていた。
 川尻いうたらやね、タイガースの長い低迷期に藪、湯舟などとともにローテーション投手としてがんばってくれていたよなあ。ずっとアメリカのメジャーリーグに行きたいと希望を出していたのに、結局きいてもらえず、バファローズに移籍したと思うたら1年でチームはブルーウェーブと合併でなくなってしもうた。聞くところによると、川尻は合併反対にバファローズ生え抜きの選手よりも熱心に動いていたそうな。
 新バファローズには指名してもらえず、イーグルスの一員としての活躍が期待されたけれど、予想していたよりも出番は少なく、実績を残せないまま退団になった。
 同僚やった藪は念願かない米メジャーリーグで活躍している。かなり以前からメジャー移籍を主張してきたのは川尻の方やったんに。この差はどこでついてしもうたんか。人の運命というのはわからんもんや。
 現役続行を希望しているらしい。私としては低迷期にチームを支えた功労者やから、最後の花道はタイガースで飾らせてあげたいと思うんやけど、今のタイガース投手陣の中に割って入るのは至難の技かもなあ。

9月17日(土)

 負けても減るのじゃマジックナンバー。タイガースは敗れたけど、ドラゴンズも敗れたんで、マジック10に。ゆるゆるーっと減らしていって、今月末の甲子園のジャイアンツ戦で決めてくれたりなんかしたら、嬉しいなあと思います。今季の最終戦にはまたまた甲子園に足を運ぶ予定やけれども、いくらなんでもその時には決まっているでしょう。

 15年ほど前にレトルトカレーのCMで小林稔待に「この子はいつもが大きいねえ」といわれていた女の子が、ついに母親になると記者会見まで開いたのでありました。「この子はおなかが大きいねえ」とベタなギャグをかましたいところですが、まだ2ヶ月なのでおなかは全く目立たんのでありました。会見で、残念ながら彼女は「祝福するなら金をくれ」とは言いませんでした。せっかく芸人と結婚するんやから、自分の過去の名フレーズを使うて笑わせるくらいにならなんだら、将来夫婦漫才はできませんぞ、安達さん。そんな予定はない? そやけどスピードワゴンってもうひとつ面白いことないからなあ。もし解散したりした時には夫婦漫才くらいできるようになっとかんと。かつみ・さゆりみたいに。そんなんせんでも女優で食うていけますか。そらそやな。もっとも漫才のコンビ別れの前に……いやいや、それはまあ今は言うまい。

9月18日(日)

丸善入口
 今日は「たちよみの会」。よくメールを下さるNさんという方が、初めて参加してくれはる。私のページを見てこうやって来てくれはる方は最近は非常に珍しく(昔はかつきよしひろさんや細井威夫さんなどいてはりました。現在は無事巣立って専門誌などでも活躍したはるのは嬉しい限り)、もっとそういう方が増えてくれたらええな。
 京フェス前実行委員長の六角さんと入れ代わるように帰らはったけど、落語の話やら狂言の話やらで盛り上がり、少しは楽しんでいただけたようで何より。
 喫茶「フランソア」はかなり冷房がきつく、私も六角さんもがたがた震えてもうこらたまらんと少し早めに退出し、「丸善京都店」へ。10月10日に閉店するので、「たちよみの会」としてこの店にくるのもこれが最後。閉店の前日あたりにもう一度行く予定なんで、この店の思い出についてはその時にまた書くことにしよう。それにしても、この写真でトリミングしたけれど、相変わらずお客さんはよう入ってる。閉店するなんて、なんか信じられんなあ。
 夕食後、電車で帰阪。帰宅後、タイガースのデーゲームや大相撲秋場所をビデオで見る。実は日記以外にもいろいろ書くつもりやったんやけれど、これがなかなか時間がかかりまして。
 それでこういう日記になりました。まあ、タイガースの優勝マジックは8になったし、堪忍して下さい。そういう問題やないですか。
 ところで、一昨年やるやるといいつつでけへんかった「ぼやいたるねん”愛すれどTigers”」祝勝オフ会を今年こそやりたいと思うています。現時点では10月中ごろに実施したいと思うています。優勝が決定したら募集をかけたいと思いますので、その時はよろしくお願いします。
 今度こそほんまにやるぞー。

9月19日(月)

 今日は「敬老の日」なんやてねー。ハッピーマンデーかなんか知らんが、ややこしい法律は改定してもとにもどしていただきたい。

 それはともかく、今日は午後から妻といっしょにザ・シンフォニー・ホールで「前橋汀子ヴァイオリン名曲選」というコンサートを聴いてきた。
 いわゆる「アンコール・ピース」と呼ばれるような小品ばかりのコンサート。クライスラーの「愛の喜び」「美しきロスマリン」、マスネの「タイスの瞑想曲」、ブラームスの「ハンガリー舞曲第1番」などなど、タイトルは知らなんでもたいていの人は耳にしたことが必ずあるというような曲ばかり。前橋さんはここ数年はCDを含めてこういった小品を積極的にとりあげてきてはって、いうたら桂米朝師匠が「寿限無」や「子ほめ」「道具屋」みたいな落語をメインにした独演会を開いているというようなものです(わかりにくい例えですか)。実力派の名ヴァイオリニストによる小品というのがええのね。「ファミリー・コンサート」なんかで音大を出たての若いヴァイオリニストが、司会のおしゃべりに合わせて演奏するような曲なわけですよ、つまり。それを前橋汀子さんの妙技で、入魂の演奏を聴かせるということ。そうすると、親しみやすい楽しい曲、という認識が新たになる。心にしみいるような音が、心を揺さぶるような音が、耳になじんだメロディーの中から響いてくる。
 舞台に前橋さんが出てくると、後光がさしてるというかオーラが出ているというような感じがするるね。一流の演奏者のもつオーラというのか。かっこええねん。で、演奏が終るとにっこり笑うんやけれど、それがまた可愛いんだ。昔からファンやったけれど、15年ぶりくらいに生の演奏に触れて、またまた好きになりましたよ。

 で、家に帰ってテレビをつけたら、タイガースボロ負け。ドラゴンズは佐藤という新人投手が投げていた。どうでもええけど、鈴木、高橋、中田、石井と、ドラゴンズの新人には苗字ベスト100に入っているような姓が多いなあ。タイガースやと桟原、江草、能見……。えらい違いだんなあ。まあええよ。これで甲子園のジャイアンツ戦で胴上げという可能性も出てきたぞ。

9月20日(火)

 ドラゴンズのみなさん、勝負は10月と監督も言うたはったやないですか。カレンダー見て下さい。まだ9月ですよ。ここまで転げ落ちておいて今さら意地を見せんでも、ねえ。まあ、直接対決を全て勝ってもドラゴンズはタイガースに追いつけんから「マジックナンバー」が出てるわけやし、ここでドラゴンズに負けてもマジックナンバーは消滅はせんのでありました。

 民主党の前代議士が覚醒剤使用で逮捕されたのにはびっくりというかアホちゃうかというかなんというか。覚醒剤を打ってテンションを高めてから委員会で質問したりヤジとばしたりしてたんやろうか。牛歩戦術かなんかで本会議の投票を深夜まで続けたりする時代やったら、国会議事堂で足踏みしながら列を作ってる最中に脂汗を流しながら禁断症状に耐えたりしてたかもしれんなあ。
 それにしても覚醒剤中毒の政治家やなんて、非常時やったら目を血走らせながら「ここで降伏するなぞもってのほかであります!」てなことを口走ったりするかもしれんぞ。あな恐ろしや。これまで支持してきた方たちにしたら、裏切られたような気分やろうなあ。
 痴漢議員やら覚醒剤議員やら、いろんなのが出てくるなあ。そのうち誘拐魔議員や放火魔議員、殺人鬼議員なんていうのが出てきたりせんやろうな。そこまでにはならんやろうと思うけど。ならんことを祈ってます。ほんまにそんなんはいてへんよね、ね、ね。


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