朝から何本もアニメばかり立て続けに見たせいか、目が疲れた。少々老眼も出てきたのか眼鏡をかけていると本が読みにくい。眼鏡を外すと本をかなり近づけんと読まれへん。いま、パソコンのモニターを見ているとなんか目がチカチカしてきた。うーむ。
こういう時はＣＤかな。昨日、予約しておいた「ＣＤブック 栄光の上方落語」が入荷されたというんで、帰りに寄って購入。ＣＤ１０枚に上方落語の歴史を綴った本がついていて約２００００円。音源は大阪朝日放送に眠っていた「上方落語をきく会」の貴重な録音で、むろん今回が初商品化のものばかり。こういう企画ものは出た時に入手しておかんと、増刷ということはあまり考えられんので、無理してでも購入することをお薦めしたい。
ＣＤではＮＨＫのラジオ「上方演芸会」を音源とするものがたくさん出ていて、これも貴重な録音が多いんやけれど、放送用に時間をはしょったものも含まれていて、不満が残る部分もあった。そやけど今回のＣＤブックは、そういう編集はしてへんので、例えば六代目松鶴全盛時の「らくだ」が６０分たっぷり収録されていたりする。
さて、アニメを見て野球を見て、やっと本を読むペースが戻りつつあるだけに、ＣＤを聴くには意識してその時間を作らんならんな。じっくり楽しむことにしよう。うふふふ。
ところで、旭屋書店にＣＤブックを受け取りにいった時、客注の棚には私以外にも５人ほど同じものを注文していた人がいてた。それを見るだけでなんや嬉しい気持ちになったなあ。みなさんもっと買いましょう。そしたら、第２弾の企画が実現するかもしれん。実現したらええのになあ。
朝からずっとビデオ漬け。昼にはずいぶん前に録画してほっといていた映画「スウィングガールズ」を見たりする。楽しみにしてたけど、案外なできやったのでがっかり。さすがに朝から半日テレビを見てたら疲れたんで、野球が始まるまで昼寝。
今日はめちゃめちゃ早くナイターが終ったんで、本を読んでから昨日の日記に書いたＣＤを２枚ほど聴いた。落語はええなあ。天満天神繁盛亭がでけたらなんとか通いたいもんやなあ。仕事が年々忙しくなるからなあ。無理かなあ。
休日になるとこういう１日を過ごしているわけで、実に非生産的であるなあと、毎週日記を書くたびに思うんやけれど、１週間で山ほど録画した番組がたまるんで、休みともなると一気に滞貨解消するしかないんです。ほなら録画せなんだらええんですな。うーむ、このクールのアニメがいずれも凡作駄作ばっかりやったらとらんですむんやけどね。
今日の「ブラック・ジャック２１」で、ドクター・ジョルジュなる人物が登場。ちょっと待った。ジョルジュというたらフランス人のファースト・ネームやないか。ドクターという敬称がついたら、続くのはセカンドネームやろ。しかもこのドクター・ジョルジュはドクター・キリコの父親で、キリコに対して呼び掛ける時に「キリコ……」てなことを言うておる。ちょっと待った。父親が子どもに呼び掛ける名前はファースト・ネームやろ。例えば私の父が私に向かって「喜多……」とは言わんわな。ということは、キリコというのはファースト・ネームやったんか！ 知らなんだぞ。キリコなんちゅうファースト・ネームをつけるとは、変わった父親じゃ。お、ということはドクター・キリコもドクターの次にファースト・ネームをつけて呼ばれていることになる。
よう考えたら、ブラック・ジャックは黒男を英語に読み替えたニックネームで、「ブラック・ジャック先生」と呼んだ場合「黒男先生」と呼んでいるということになるから、キリコやジョルジュというファーストネームにドクターをくっつけるのは実はそういうニックネームということになるのかもしれん。
そやけど、やっぱりドクターの次にくるのはセカンド・ネームでしょう。こいつらみんなおかしいわ。脚本の段階でチェックでけなんだもんかいのう、ミスター・マコト。
今日のスポーツ新聞の一面は各紙こぞってサッカーの中田選手が引退するという記事で飾られている。まだ２９歳なんやね。華のあるうちに退場するという、これはこれで潔い生き方なんかもしれんなあ。対照的なのは三浦選手で、Ｊリーグが設立された時の大スターは、今でも現役を続けている。こちらは我が身が擦り切れるまで現役であり続けようという、いくぶん浪花節的な生き方といえるかもしれんな。
中田選手はいわば野球の長嶋選手と同じ身の引き方を選んだといえるし、三浦選手は野球でいうたら野村選手と同様の道を歩もうとしているといえるかも。
私にはどちらが上と断ずる気もないし、それぞれに立派な生き方やなあと思うのみ。ただ、中田選手みたいにさっと身を引ける身分の人が羨ましいという気はするけどね。すぱっと引退したはいいけれど、さて次の受け皿はというと何もないもんなあ。ここらが兼業零細三文書評家の辛いところでありますね。
いっぺん言うてみたいよなあ、「新しい自分を探すために、引退します」。探し当てる前に干上がってしまうわい。
コミュニケーションをとれない相手というのは厄介なもので、相手の出しているサインが何を意味しているか、それが読み取れへんと、どう対応してええかわからん。例えば自閉的傾向のある生徒がいきなりパニックを起こしたら、それはその生徒の出しているサインというわけなんやけど、いったいなんでパニックを起こしているかわからなんだら、根本的な解決はでけへんのです。
夕食後の妻との会話。「相手がどういう目的でミサイルを発射してるかわからへんからねえ」と、妻。「日本海にいてるマンギョンギョン号に……マンビョンボン号に……マンビョンビョン号に……ええと、なんやったっけ」。「マンボンギョン号……ちがうわ」と妻は新聞を開く。「あー、マンギョンボン号！」。ふだんするりと聞き流しているから正確に記憶しておらんのです。つまりそのマンギョンボン号にミサイルのどれかがあたったらどないするつもりやと、言おうとしていたのです。
緻密に計画されたものやったら、自国の船が射程距離内にいてるような時にミサイルぶっぱなすことはあるまいと思うんやけれど、それでも平気でどかんどかんとやりよるんやな。そこまでしてミサイルをばこばこと発射する理由が私には想像もつかん。発しているサインが読み取られへんのやな。これでは政府も対応のしようがない。何を求めているか、正確なことはわからんのやもん。だいたい、新聞の地図で見たら、ロシア領海内にもミサイル落ちてるみたいやぞ。これ、ロシアの漁船に当たったりしてたらどうすんねん。そこまで考えてへんということは理解できるか。
それにしても、マンギョンボン号の在日生徒がぶじ日本領内に上陸でけてよかった。
とはいうものの、やっぱり言いにくいぞマンギョンギョン……マンボンギョン……つまりその万景峰号。この船だけ日本の音読みでバンケイホウ号と言うてもええことにしません？ 無理かなあ。
ところで、この事件に関して私が一番気になったのは、ニュースの時間が延長になって、録画予約しておいた深夜アニメの開始時間がずれるかもしれんから、ニュースの時間にはちゃんとテレビをつけて確認せんといかんということやった。帰宅してすぐにそう言うと、妻が「う……私も同じこと、考えてた……」。この夫婦はほんまにもうほんまにもう。
阪急と阪神が統合されることになったら、わが阪神タイガースは親会社が変わるということになるらしい。そうなると、新規参入球団の扱いとなって、リーグ加盟料３０億円を日本プロ野球機構に払わんならんらしい。
新規参入？ そうかあ？ 確かに親会社は会社の統合でこれまでの阪神電鉄とは別会社になったという解釈も可能かもしれん。そやけど、阪神電鉄やグループ会社は消えてなくなったわけやないし、まあいうたら新会社はこれまでの会社の流れを組む会社やないか。これを新規参入というには無理があるように思う。チーム名も本拠地も変わらんし、７１年の歴史ある球団が消滅し、新たに全く別な球団が誕生したというわけでもない。
親会社がコクドからプリンスホテルに変わった西武ライオンズにはそんな加盟料は課せられてへんしなあ。そやからライオンズのオーナーはオーナー会議でちゃんと決議に反対している。
金融ビッグバンで自由化が進み、不良債権を抱えた大銀行が次々と合併しているのは周知の事実。今は決議に賛成している球団の親会社も、何がきっかけで合併統合するかわからん。つまりそういう時代やということでしょう。それをいちいち新規参入に数え上げてたら切りがなくなるということになるかもしれんよ。
チーム名も本拠地も選手も変わらんタイガースが新規参入球団で、ニックネームも選手構成も変わり本拠地も２ケ所に変更したオリックスバファローズはもとのブルーウェーブと同一球団扱いになるということになる。何か釈然とせん。
今日は七夕。台風の影響で星が見えんのは仕方ない。新暦ではこの時期はまだ梅雨やもんな。こういう行事は旧暦でやらんと意味がないと思う。
それはともかく星に願いをかけるという日であることには違いない。さて私やったらどんな願いをかけるかなと考えてみた。
「タイガースが優勝しますように」去年したやんか。「今度甲子園に行く時は勝ってほしい」微妙にせこいなあ。「小説が書けますように」アニメばっかり見てんとまず書く時間を作る努力をせい。「面白い小説に出会えますように」アニメばっかり見てんとまず読む時間を作る努力をせい。「面白いアニメばっかり見られますように」つまらないと思うアニメは録画をするな。「加藤夏希と友だちになりたい」向こうが嫌がるわ。「栗山千明と……」もうええから。「石原さとみと……」しつこい。
思わず自分で突っ込んでしまうような願いしかない。年をとると夢も希望もなくなるんか。それともある程度満たされた生活を送っているんか。まあ後者やということにしとこう。
今日の午前中は今週録画しておいたアニメをかためて見る。どうやら前クールのように傑作ないけれども楽しく面白いからつい録画して見てしまうようなものはあまりないみたい。「これはあと１回だけ見てみようか」「これはいらん」というのが多い。お好きな人にはええんやろうけれど、私の好みやないというようなもの、というてええかな。
というわけで、昨日願いをかけたように「本を読む時間」は前クールよりはとれそうな気がする。もっとも、前クールから引き続きやっているものはどっちゃりあるんで全体的にはまだまだ見る時間は多いのですけれどね。
障害児学級の担当になったので、何年かぶりに障害児教育に関する勉強をし直さなならん。ｂｋ１で障害児教育関係の本を検索し、いろいろとチェックして購入。読みかけの小説を読んでしもうた後、さっそく１冊目にとりかかる。ちょうど夏休みにはいるところなんで、この夏は自分に宿題を課してみるか。それにしても４年間はブランクがあるから、過去の経験だけでは現状についていかれへん部分もある。そこらあたりをカバーする意味での勉強ですね。したがって、注文した本もこの１〜２年に出版されたものから選んだ。
ただまあ、勉強ばかりではもちませんので、小説を間にはさみながら、という感じかな。今のところ、この前いっぺんに揃えた谷川流を一気に読み終えてしまいたいという欲求も強いんやけれど。ううむ、Ｊコレ読まれへんやんけ。ＳＦ新人賞読まれへんやんけ。こういう時は気分を変えて池波正太郎を読みたくなってくる司馬遼太郎を読みたくなってくる半村良を読みたくなってくる山田風太郎を読みたくなってくる陳舜臣を読みたくなってくる。ううううむ。ペナントレースは佳境に入ってきたし明日から名古屋場所は始まるし。うううううううううむ。
ドラマ「アストロ球団」をやっと大阪でも放送。関東では昨年放送されていたはず。こちらでは昨日の深夜、３０分１本の番組をなんと４本一挙２時間放送という無体なことをしている。
けさ、朝食をとりながら「おおお、古田が演技しとるやんけえ。イチローの方が演技力あったなあ。ふうむ、球一はデカブルーか」とか言いながら見る。いい意味でＢ級作品の安っぽさを楽しめた。
というても、不満はある。１９７２年を舞台にして、ＣＧで後楽園球場のスコアボードやジャンボスタンドを再現したり、ユニフォームも当時のデザインを復元したりしているのに、なんとグランドは人工芝やないか。タイガースのユニフォームは、当時から背番号上にネームが入っていたはずやのに、抜けとるやんか。
これが、Ｂ級ということで手を抜いて、川上監督やらの姿を全く別人風にしたりしているんやったらともかく、王や長嶋役の俳優さんもそれらしい雰囲気の人を配しているというように、ちゃんとリアルにしなければならんところは押さえてるだけに、惜しいなあ。
小学生とはいいながら、同時代を生き、ちゃんとそのあたりは記憶しているからこそ、「ここまでやってくれるんやったら、もうひとつ気を配ってほしかったなあ」と思うたのでありますね。
次回はカネヤンロッテが登場。当時のレギュラー、有藤、アルトマン、弘田、成田なんていうところがどんな感じで再現されるのか、楽しみであります。関東の人はとっくに見てると思うとちょっと悔しいけど。
帰宅すると妻が「ＨＤＤレコーダーにＤＶＤを入れても読み取らへん」という。ヘッドが汚れてるのかなと湿式のＤＶＤヘッドクリーナーをトレイに入れてみるが、これも読み取ってくれん。ううむ、今度はＤＶＤヘッドがいかれたか。おかしいな、昨日はちゃんとＤＶＤを入れてアニメを録画できたのに。過熱し過ぎないように前から扇風機で風を当てて冷やしていたけれど、それがいかんのやないかとは妻の説。そやけど、去年の夏もそうやって冷やしてたのに特に支障はなかったぞ。とはいえ、機械そのものは冷却のために横から空気を取り入れていて、これがつまるとＤＶＤトレイの部分から空気を入れるようになってクラッシュするという説明を前に受けたとのことやから、妻の説にも一理あることは確かやな。
ハードディスクはクラッシュしないようになるべく番組をためこまんよう気をつけ、前述の通り扇風機で冷やして加熱を防いでいたというのに。おかげで購入以来最長不倒でディスクがクラッシュせずにすんでいたのになあ。
さっそく明日電話して修理にきてもらいたいと思うたけれど、ＤＶＤヘッドとハードディスクがユニットになっていていっぺんに交換というようなことになったら困るので、１日電話を遅らせて大事なものはビデオテープに移せる余裕をとることにした。電話してもらう時に、ヘッドだけの交換ですむのかどうか確かめてもらうことにする。そしたらテープに移さんですむもんね。
うううう、あまりにも故障し過ぎですぞＲＤくん。ええ加減にせいよひかーるひかるとーしばまわーるまわるとーしば。
明日は甲子園に行きます。へたれ打線に活を入れるぞ。かっとばせー、かーねもと。
メールはこちらまで。どうぞよろしく。
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