ぼやき日記


11月22日(月) 京フェス私的レポート'99(その1)

 やっぱり日曜日には更新でけませなんだな。まだ寝不足でへろへろ。そやけどちゃんと出勤したもんね。あたりまえやがな。

山岸真イーガンを語る
 というわけで「
京都SFフェスティバル」に行ってまいりました。今日からしばらくそのレポートを書いていくということにいたします。こうやって分けて書くと何日かは日記のネタに困らん。まとめて読みたい人にはひどいレポート。なに毎年のことですがな。
 11月20日土曜日、お天気は晴れ。こんなええ天気の日にSF話を聞きに来る人たちがいるんやからものずきいやいやありがたいことです。これでSFも安心だ。
 11時ぎりぎりに会場の芝蘭会館に到着。すぐに最初のプログラム「新世紀の巨匠グレッグ・イーガン」が始まる。出演は翻訳家の山岸真さん。聞き手は
京大SF研細井威男さん
 「宇宙消失」「順列都市」とたてつづけに翻訳の出たグレッグ・イーガンの魅力について、イーガンの翻訳を一手に引き受けている山岸さんが語るという企画。
 まずは会場の人たちにイーガンの本を買うたか、最後まで読んだか、をたずねた山岸さん。私は困ったね。買うてないけど読んだということやからね。山岸さんからもろうたんやもんね。しかたないので最後まで読んだ人というところでだけ手を挙げた。私は最前列にいたんでどれだけの人が手を挙げたんかわからんかったけど、山岸さんの表情を見るとあんまりいてへんかったみたい。ネタをばらすことになると念を押しておいて、話が始まる。
 聞き手の細井さんはいきなりイーガンは小説が下手やというところから話をしだす。山岸さんもまたその欠点を次々と挙げていく。普通はどんなに面白いかというところから話をするでしょう。これがなかなか新鮮。それでもだんだん小説らしくなっていっていると未訳の長編の内容について触れる。これから訳すのは「Distress」という作品やけど、これの売れ行き次第でその他の未訳本も刊行されるかどうか決まるから、出たら買ってねとまだ訳してない本の宣伝までするのであった。
 イーガンの論理のアクロバットについての説明が面白い。Aという仮説が正しかったとして、それをもとにB、C、Dと仮説を展開していく。そして、いきなり現実としてDが現れたら、A、B、Cは正しかったものとして話を進めてしまうのがイーガンの特徴やというわけです。それから、イーガンは最新の科学トピックスを人々にしらせるために小説という形をとっている、というのも面白い。科学エッセイという形やと読者はあまり実感してくれへんから、小説にして読者が自分のものとして最新の科学に触れ、身近に感じられるように、というのがイーガンの意図らしい。
 他には「順列都市」に出てくる「塵理論」をイーガン自身は信じているのかどうかとか、イーガンと神林長平との比較とか会場からあれこれ質問が出る。私は「なんで『順列都市』でわざわざ電脳空間に仮想世界のモデルを持ちこまんならんかったんか。そんなんせんでもええやん」という質問をしたら、大森望さんから「それはその方がSFファンとしては楽しいじゃないか」とつっこまれてしもうた。人につっこまれるような間抜けな質問をするかね、私は。もっとも山岸さんが「そうなんだよ、そう思うだろ」と同意してくれはったんで救われた。
 他にもいろんな話が出たけど、メモもとってないんで、細かい部分は書けません。すまん。
 企画終了後、昼休み。私は小林泰三さん野尻抱介さん冬樹蛉さん、おがわさとしさんといっしょに食堂に入ったけど、テーブルが4人がけやったんで、おがわさんが「僕はよそで食べてくるよ」と奥床しくも店を出ていってしまう。後から入ってきた三村美衣さんは4人がけのテーブルによそから椅子を持ってきて強引に座っておったんですから、おがわさんかて出ていかんでもよかったんに。こういうところに性格があらわれる。小林、野尻、冬樹と面子が揃えばここの話題に。「実は出かける前にトラップを仕掛けましてねえ」「誰かモバイルしてる人おらへんの。早よ帰って掲示板を見たい!」などと心温まる会話が交わされる。それから例のグルが話題に。「つまりそれはサイババの勝手なんですよ」「まだ0°Cになってないから死んでない」という言葉を小林さんはこの京フェスの間に何回言うたか、勘定でけへん。
 食後、次の企画の「活字消失〜印刷と出版の未来」は聞きたかったけど、パスする。その次の企画に私は出んといかん。お相手の三村さんと司会の仲澤誠さん(京大SF研)といっしょに打ち合わせ。そらもうあなた、関係ない話がぼこぼこ出てしゃべり疲れてしまうほど。近くにいた水玉螢之丞さんが「ゲネプロを聞いたから、もう本番は聞かなくていいね」と言うてはったくらい。
 さあ、はたして私たちの企画はいかに展開したのであろうか。それは明日のお楽しみ。

11月23日(火) 京フェス私的レポート'99(その2)

三村美衣と喜多哲士
 いやまあその、今日は寝ましたね。一日中寝た。普通やったら日記に書くネタに困るんやけど、ふっふっふ、京都SFフェスティバルネタがまだまだあるのですな。

 というわけで、この日の企画第3弾、「ヤングアダルト総括」。出演は書評家の三村美衣さんと喜多哲士さん。喜多さんは昨年に続いての登場。便利屋喜多さんと呼んで下さい。ええい、自分のことをさん付けで書くのは気持ち悪いものじゃのう。司会は京大SF研仲澤誠さん。
 仲澤さんがいきなり打ち合わせにないことで口火を切ってくれたもんやから、私は「やられた」思うたね。「近況を語っていただくということで」「近況、ですか」「ええ、どんなゲームをなさいますか」。ゲーム……。ここでいうゲームはたぶんならギャルゲーやとかRPGやとかそういうもんをいうんやろうなあ。喉元まで出かかった「マインスイーパー」という言葉が、これは求められているゲームやないとの判断で引っ込み「やりませんねえ」。「『トゥハート』とか」なんですかそれ。大森望さんから「ゲームもしない、アニメも見ない者がするヤングアダルトの書評!」とつっこまれてしもうた。私、つっこまれっぱなしですな。
 後は頭の中が真っ白。予定になかった過去にティーンズ小説を書いてデビューでけへんかった頃の裏話をしてみたり、ヤングアダルト文庫の編集部が対象としている読者とは何かという話で「電撃文庫に挟み込んである『電撃の缶詰』におたよりや似顔絵を投稿するような読者」というて「『似顔絵』! あのねえ。それって『読者イラスト』っていうんだよ〜」と三村さんにつっこまれたり。そやけどあなた、私らが子どものころは少年誌では「読者の描いた似顔絵」というてたやないですか。私、つっこまれっぱなしですな。
 これではなんの話をしたかわからない。かいつまんでいうと、三村さんによるヤングアダルトというジャンルの歴史、あるいは命名秘話などから、読者はヤングアダルト小説を卒業するかということについてなどが論点の中心になった。卒業はしないけど中退する留年するそらいろんな読者はいますわなあ、と、まとまらんまとまらん。
 それでも後から回収されたアンケートにはこの企画を一番面白かったものに挙げた人も割といたらしいから、ようわかりませんな。ただし、司会の仲澤さんが三村と喜多にうまくつっこんだという評価もあったという話であります。実際、仲澤さんの司会はお見事でした。私にはともかく、三村さんに負けてないのはすごかった。新しい役者登場という感じですな。で、この企画は司会者の一人勝ちと。
 ずるい私は会場にいた作家の五代ゆうさんや野尻抱介さんに話を振ったりなんかして、ほんまに困ったもんです。
 あ、写真はおがわさとしさんに撮ってもらいました。自分で自分の対談の写真を撮れるほど器用やないです。左が私ね、念のため。誰も間違いませんか。
 たぶんもう少しちゃんとしたレポートをを他の方たちがお書きやと思いますので、まともなレポートを読みたい方はご自分でお探し下さい。自分で自分のことを書くのは難しい。

 波瀾万丈のヤングアダルト総括に続いては、感動的な企画が待っていたのでありますが、それはまた明日に。

11月24日(水) 京フェス私的レポート'99(その3)

野尻抱介さん笹本祐一さん
 いくらなんでもこう毎日京フェスレポートで日記のネタを引き延ばしててはいかんなぁと思いつつ、第3弾。
 本会最後の企画は「H2ロケット・レポート」。作家の笹本祐一さんはこのために北九州から急遽京都入り。H2ロケット打ち上げを見に行って、あの打ち上げ失敗(残念!)の現場に立ち会っていたということで、当日の打ち上げを自ら録画したビデオを見ながらの解説。聞き手には野尻抱介さんが会場から呼ばれる。
 まずはビデオを見る。NASDAの施設や発射台などの解説のあと、いよいよ打ち上げ。カウントダウンの途中で早送りをしようとした笹本さんに、野尻さんがストップをかける。「これが感動的なんだから、ここを飛ばしてはいけない」という。そう、まさにその通りやった。280くらいからずっとビデオをまわしっぱなしにしてたんやけど、200から100に、数が一つずつ減っていくに従って、なんだかどきどきしていく。カウントがゼロになり、ロケットが点火。青い空に飛び出していくロケット。言葉では表現しきれない緊迫感と解放感がそこにはあった。ビデオでこれやから、生やともっと素晴らしいのやろうなあ。
カウントダウン!
 事故発生当時のNASDAの様子や、それを笹本さんがメールで送り続けたこと、その内容を野尻さんが自分の掲示板で刻々と公開し続けたことなどその時の状況が次々と語られる。アクセスログを調べると、官公庁からのアクセスも多かったというから、おそらくその時点では最も情報が早く伝わってたということなんやろうね。あとで冬樹蛉さんが「そんな人らも読んでるんやったら『眼鏡っ娘』なんてアホなことは書き込めませんなあ」と言うてたくらい。
 野尻さんによると、これが有人飛行やったら、事故は回避できてたかもしれんという。手動でエンジンを切り替えることによって飛行を継続できてた可能性があるのでは、と。幸い次回のロケット発射は中止ではなく延期と発表されている。トライアル・アンド・エラーの積み重ねが日本の宇宙開発を進歩させていくというお二人の意見には首肯できるものがある。
 宇宙開発についてはほとんどといっていいほど知識がない私でも、実によくわかるレポートでありました。
 本会終了後、合宿へ。オープニング企画の「クイズ年の差なんて」に出ることになった。なんでも本会での「似顔絵」発言が私のおっさん度の高さをしめしてたそうで。おっさんチームは、私の他に水鏡子さん、志村弘之さん、牧野修さん。若者チームはみんな女性で、お茶の水大野田さん、東洋大田中さん、名古屋大水野さん、京都大塩崎さん。水野さんと塩崎さんはまだ1回生! 一応おっさんチームが勝ちましたけどね。なぜか「三村美衣賞」は東洋大田中さんの手に。なんで負けたチームに賞がいくのか摩訶不思議。なんの不思議もない。「ヒューゴー賞のもとになった人物のフルネームを答えよ(正解はヒューゴー・ガーンズバック)」という若者向けの問題のあと、「じゃあネビュラ賞の人はなんて名前なんです(ネビュラ賞は人の名からつけられたのではない!)」と若者たちがきいたらしいんだ。実は、その発言は私らにはまるで聞こえてなかったんで「なにがおかしいんでしょうな」と牧野さんと話したりしてた。あまり若い者をからかってはいかんよと言いたいところやけど、それを上回る彼女らの天然パワーにおっさんたちはやっぱり負けてたなあ。勝負に勝って、キャラクターに負けた。
 そのあとはほとんど徹夜で「マンガ・カルテット」の面々の話を聞く。それについてはご本人たちが日記に書かはるでしょう。毎度のことながら、みなさんの会話には笑わせていただきました。

 というわけで、これ以上だらだら書いててもしかたないというか、私が疲れてきたんで、京フェスレポートはこれでおしまい。連日のおつきあい、ありがとうございました。

11月25日(木)

 鼻の調子が非常に悪く、息苦しい。ちょっとした気温の変化に敏感に反応するし、腹一杯ものを食べると鼻の奥に何かつまったような閉塞感がある。家でゆっくり寝ころんで本を読んでる分にはそう困らんのやけど、仕事中は困る。特に劇の指導をしていて動きまわらんなん時など、苦しうて苦しうてたまらん。どうなるかというと、息がつまる感じがするんだ。そこをむりやり体を動かそうとすると、今度はえづく。腹の奥から咳き込んで、胃の中のものが逆流してくる。目から涙はぼろぼろ出る、鼻水がじょじょじょと漏れてくる、耳はつんとなる。あんなに苦しいものはない。
 どうすればいいかというと、水かなんかをちびちびとのどに流し込みながら、じっと座ってたら、そのうち波が引く。鼻が通るわけやないけれど、奥の方にこびりついてたものが少しははがれたような感じになる。
 難点は腹一杯になったところで急に体を動かしたらそうなるということで、急に体を動かすということは、そうしなければならん理由があるからで、そんな時に悠長に水をちびちびやってられんということだ。
 今日は、劇の練習の支度ができるまで、座って動かずにいられたんで、水は飲まんかったけど、唾液をひっきりなしに飲み込むことで、なんとかましになった。寒うなってきたら、これがけっこうひんぱんに起こると思うと、今から嫌になってくる。やっぱりアレルギー鼻炎の一種なんかなあ、これは。結婚前に耳鼻科には通ってたけど、対症療法でしのいでたんで根本的に治療はされてないんですな。その時のお医者さんが鼻をのぞきこんで言うには「うーん、こらつまる鼻やな」。どうも構造的につまりやすい鼻の形をしているらしい。
 実はこれは遺伝らしく、父方の叔父や従兄弟にはいつも鼻がつまったような声の人もいる。根本的に直らんと思うと、よけいに嫌になってくる。
 始終鼻をつまらせてるのは辛抱できても、えづくのだけは辛抱でけへんね。ああ苦しい。

11月26日(金)

 ソニーのロボット犬「AIBO」の抽選にははずれてしまいました。まあ当たるとは思うてなかったけど、ついキャンセルを心待ちにしてしまう。当たらへんて。
 で、はずれましたよという通知のハガキが来る。それはええんやけど、往復ハガキになっていて、アンケートを返信しろと書いてある。内容は、次に発売されたらまた買いたいかとか何体ほしいかとかいうようなことやけど、ひとつ気にいらん質問があったんで、引用する。

今後AIBOの販売が決定されたと仮定した場合、今回のご応募の際にご提供いただいたお客さまの情報を、今後のAIBOの販売のために弊社及び弊社の子会社が利用してもよろしいでしょうか。「はい」とご回答された方には、次回の販売が決定された場合に弊社よりご案内を差し上げます。

 一読しただけでは要を得なかったので、何度も読み返す。つまりは申し込みをしたときに送った住所氏名年齢電話番号メールアドレスを勝手に使うかわりにいち早く案内をしますよということらしい。
 嫌じゃ。
 いったいどういう風に「利用」するんか、この文面ではさっぱりわからん。悪用されたとしても、文句は言えないということか。私の住所氏名年齢電話番号メールアドレスをどうやったらAIBOの販売に利用できるというのやら。まして子会社がどう利用するんや。なんか高飛車なものを感じたな。
 嫌じゃ。
 個人情報はそれが提供された目的以外に使用してほしくはない。いくらソニーが大企業やからというても、安心はでけんと思うてる。個人情報を利用したいたという場合、これこれこういうこと以外には使用しませんとはっきり書いて当然やないのか。
 嫌じゃ、と書いて返信したいが、回答欄は「はい/いいえ」という二択になっている。それを消して「嫌じゃ」と書くか。なんで嫌なのか、理由も書いて送り返した方がええかもしれへん。
 それでもまたAIBOが発売されたら性懲りもなく申し込んでしまうんやろうなあ。まあそれとこれとは別ということで堪忍してもらお。

11月27日(土)

 夕食時、手塚治虫のCDを聴く。曲が「リボンの騎士」になると、妻の反応が違う。他の曲の時はまだ冷静に聴いてるんやけど、チンクの笛が鳴り出すと、目の色が変わる。
 妻も私も手塚治虫ファンなんやけど、好みの作品やキャラクターは微妙に違ったりする。この日記を読んでおられる方の中にもおそらく手塚治虫ファンはかなりいらっしゃると思うんやけど、私と妻以上に好みは違うんやろうなあと思う。好き嫌いというのは、作品の出来不出来とはまた別のもので、私でも手塚治虫作品の中でもあまり出来がいいとはいえないものに意外に愛着があったりするからね。
「『ぼやき日記』で『あなたの好きな手塚キャラクターベスト5』なんかを募集してみるというのはどうかな」「キャラクターだけ?」「作品もあげてもらうか」「あなたやったら何を入れるの」「『アセチレン・ランプ』やろ『ボッコ』やろ『ピノコ』やろ『丸首ブーン』もええなあ。『どろろ』に『シュマリ』に『フーラー博士』に……」「5つ以上あるやん」「あ、ベストテンをきいてみよか」「私はあの、名前は知らんけどワハハハハって笑うてつぶれるやつ、あれがいいな」「ああ『ブタナギ』か。あれもええな。そうやな、『可愛い系』『博士』『主役』『悪役』というようにジャンル分けしてきいてみよか」「集計が大変やん」「ああそうか」「だいたい呼びかける方が絞りきられへんのにどうするの」「むむむ」「そんなん、ファンサイトや公式サイトでやってると思うな」「むむむ」。
 というわけで、企画は没にします。そやけど、全集はひととおり読んでますというような濃い手塚ファンと代表的なものしか知りませんという一般読者とではかなり結果が違ってくると思うし、別に集計せんかってもいろんな人の好みはきいてみたいなあとは思う。濃いファンのも一般読者のも読んだことのない人のも。読んだことがなくてもキャラクターなら知ってるやろうしね。
 あなたのベストテンはどうなりますか?

 明日はいよいよ劇の本番。終了後に飲みに行ったりするので、次回更新は月曜深夜の予定であります。

11月29日(月)

 ぶじ劇も終わり、今日はやれやれで一日ゆっくり休む。
 昨日は夜に打ち上げ。二次会はカラオケへ。こういう機会やないと私はカラオケ屋には行かへん。それだけに、どんな歌を歌うかというので迷ってしまうことが多い。
 特にこういう職場の宴会の流れやと、アニメソングばっかり歌うというのはちょっとはばかられるものがある。そこで、作戦というとおかしいけど、私と同世代か少し下の世代なら誰でも知ってるようなアニメソングを一発二発かまして盛り上げるという手を使うことにしている。
 昨日はいきなり「妖怪人間ベム」を入れると、やっぱりいてはります、いっしょに歌う方が。集まったメンツによって「ヤッターマン」を入れたりアニメソングやないけど「ひょっこりひょうたん島」を入れたりとその場の雰囲気に合わせて変えますが、この一発目というのが大事ですな。以前はたいていクレイジーキャッツで盛り上げてたんやけど、まあパターンを決めてしまうのも面白くない。
 最近のヒットソングというものを歌われん私の防御策というのかな、これは。ほんまは「東京の花売娘」やとか「ダイナ」「私の青空」「伊達男」「買物ブギ」なんかを気持ちよく歌いたいところなんやけど、「東京の花売娘」はともかくほかのはカラオケのラインナップには入ってないので歌いようがない。「ダイナ」がないのは不思議やけどね。私はいくつやねん。
 実は、こういう手で一発目を決めると最近のヒットソングという縛りがなくなるのかおっさんはおっさんで好きな歌を入れるのでけっこういろんな人の趣味がわかって面白かったりする。一般の人といっしょにカラオケに行って苦痛なオタクな人は、試してみてはいかが。でも、いきなり「死ね死ね団の歌」なんかをやるとみんな引くと思うのであくまでメジャーなのを歌わんとあきませんよ。

 明日は所用で遅くなるので、次回更新は水曜の深夜になります。これから忘年会の季節になってくるんで、毎日更新というのが難しくなる時期ですな。


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