大相撲小言場所


平成二十七年名古屋場所展望〜新大関照ノ富士誕生〜

 夏場所前に出された条件をクリアしてなかったにもかかわらず、優勝したことで照ノ富士が大関に昇進した。私はもうひと場所待ってもよかったと思うのだが、審判部はちょっと甘くなったね。
 それはともかく、新大関の場所はいろいろな行事疲れなどでせいぜい10勝どまりというのが相場で、それはあの朝青龍も同じやった。さて、照ノ富士はどうやったか。カニ玉の宣伝の撮影で食べすぎて苦しがっていたとかいうような話を聞くと、ちょっと心配。やはり大きく期待してはいけないだろう。
 場所前になってクローズアップされているのが稀勢の里。出げいこに来た白鵬との三番稽古ではかなり白鵬を苦しめていたというし、それ以外でも非常に良い稽古ができているらしい。しかし、稽古場と本場所で落差が大きいのがこの大関の特徴でもある。照ノ富士にも抜かれるかもしれないという危機感がいい方に出てくれるとおもしろいのだが、さてどうだろうか。
 白鵬はいい感じで調整できているようなので、今場所はすんなり白鵬の独走といくのではないかと予想しているのだけれど、ここは稽古同様稀勢の里が互角の戦いぶりを見せて最後まで優勝争いをしてくれるとおもしろくなる。
 休場明けの鶴竜はもう後がないみたいに新聞などには書かれているけれど、土俵勘を取り戻すまでは広い心で見てあげようよ。
 というわけで、今場所一番気になるのは旭天鵬が幕内に踏みとどまれるかどうか、ということ。十両落ちしたら引退と常々公言しているだけに、ここはなんとかひと踏ん張りしていただきたい。
 

(2015年7月11日記)


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