「太平洋の嵐 1」の続刊。
ハワイ沖で日米が航空戦を行い、航空主兵時代に一気に突入。日本軍はマレー沖、インド洋の海戦で英国艦隊を叩きつぶす。それに対し、米軍の航空主兵主義者マクスウェルは日本の航空艦隊に罠を仕掛ける。日本側の航空主兵主義者、春日井とマクスウェルの決戦の時が近づいてきている。
作者は主人公2人を、当時としては新しい戦略眼を持った人物として創造し、日米同時に歴史改変の鍵となる人物として投入した。読んでいて感じるのは、この人物たちによってどのように歴史が変わっていくかということよりも、太平洋戦争時にこのような2人が武士の一騎討ちにも似た対決をさせたいという気持ちの方が強いのではないかということ。その点については成功していると言えるかもしれない。
全体の雰囲気がふた昔前の熱血青春漫画といった感じ。セリフ回しや人物のリアクションなどがなんだか大げさだ。作者は1969年生まれということだから、そのような漫画で育った世代ではないように思う(単行本で読めば別だが、時代の空気とかから共感しにくいのでは……)。なのに、この古臭い感じはどこからきているのだろうか。
(1998年6月9日読了)