「帝都探偵物語3 真紅の挑戦」に続くシリーズ第4弾。
今回は探偵らしく、連続殺人の謎に挑む十三郎。しかし、読み始めてすぐに犯人ガ読めてしまう。なぜならば前巻の作者あとがきに「次巻はジキルとハイドです」と予告をしているからなのだ。前の巻で次の巻のネタをばらすかなあ。それならそれでもっと徹底的に古典のパロディにしてしまえばいいのに。料理の仕方がストレートすぎる。そこらあたりがこのシリーズがもう一つ突き抜けられない壁なのではないか。ちなみに、次巻は「前世紀の怪物」が出てくるそうだから、ロストワールドものなのでしょう。そんなことをなんで書くかなあ。
(1999年6月8日読了)