読書感想文


カナリア・ファイル8 憑依
毛利志生子著
集英社 スーパーファンタジー文庫
1999年11月10日第1刷
定価476円

 「カナリア・ファイル7 変若水」に続く第8弾。
 有王が、桜が、あやめが、それぞれの方法で綾瀬の本部に捕らわれている花映を助けに、そして綾瀬広野との最後の対決のために、富士山麓に集結していく。綾瀬を出奔した樹浬も「カナリア」の耀も同行し、物語はいよいよクライマックスに向かいつつある。
 前巻で綾瀬の秘密のかなりの部分は解明されたため、本巻は最終決戦の前哨戦といった感じの展開となっている。有王が本来もっている力を少しずつ発揮しはじめたり、耀と広野が直接対峙し耀の身の上に大きな変化が生じるなど、シリーズ完結編である次巻に向けて緊迫したムードを保ったまま本巻は終了。次巻でどのような結末を見ることができるのか、おおいに楽しみになってきた。

(1999年11月7日読了)


目次に戻る

ホームページに戻る