「魔術戦士 4 星辰召喚」に続く第5巻。
ブリザードが吹き荒れ、自殺者の続出する東京で、W∵O∵R∵M∵の〈怒りの日〉作戦は成功したかに見えた。しかし、S∴W∴O∴R∴D∴は新たな魔術戦士たちを呼び寄せ、反撃を開始する。黒魔術師と魔術戦士たちの攻防のさなか、W∵O∵R∵M∵日本寺院の次期マスターとして、平賀慶より魂の器を交換される予定であった少年、レイ・アキモト・ナイトは自身の力を自覚し、W∵O∵R∵M∵を拒絶する。そして、魔術戦士たちと合流するのだ。これが今後の戦いに転機をもたらすことになるのか……。
本巻の見所は、新しく登場した魔術戦士たちの個性と、とらえられながらもその力で窮地を脱しレイの力を解放する役割を果たす女戦士たちの活躍などである。しかし、それ以上に興味深いのは、彼らの戦いと並行して神々もまた戦いを始めるところにある。このシリーズが「神」という概念をどのような形で提示していくのかで、今後の展開や結末のあり方も決まってくるのではないだろうか。そのあたりが楽しみになってきた。
(2000年3月28日読了)