読書感想文


プロ野球場外乱闘!
駒田徳広著
角川ONEテーマ21
2001年7月10日第1刷
定価571円

 著者はジャイアンツに入団しプロ初打席で満塁ホームランを放ち、FAでベイスターズに移籍し2000本安打を達成して昨シーズン限りで引退した元プロ野球選手。
 ジャイアンツという人気球団かの恩恵よりも自分のプレーをしたいと移籍をした唯一の選手でもあり、そこらあたりの反骨精神というものをどのように語っているかと期待したのだが、選手にとって働きやすい環境についてなど割と常識的な内容だった。
 本書を読む少し前に元ブレーブスの佐藤義則選手の大胆なプロ根性を語った「大人の野球」を読んだばかりだったので、つい比較してしまう。どちらかというと温室育ち的な著者のプロ野球観にはタイトルとは逆に温厚なものさえ感じてしまった。そういう意味では本書はタイトルで損をしているように思う。
 現在の日本のプロ野球の状況を良くも悪くも端的に示している本ではないかと思う。好感が持てるのは単なる暴露本にはなっていないところ。野球に興味を持ちはじめた人には十分参考になるのではないだろうか。

(2001年7月29日読了)


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