「新人賞の獲り方おしえます」に続く第2弾。
本書は前著のように細かな部分まで懇切丁寧に指導しているわけではない。いや、懇切丁寧であることには違いないのだが、小説で「新人賞」を獲り作家デビューしたい人に対して、さらに実践的なアドバイスをしているといえる。
本気で作家になるには、これだけの心構えがいるんだよ。書き続けるにはこれだけのことができないといけないのだよ。「小説」というのはこういうものなのだよ。著者は読み手に対して、小説の書き方を指南しながらそういうことを訴えかけている。
ある意味では、本書は作家志望者へのアドバイスの書であると同時に、著者が自分自身に向けて小説を書くということについての意味を問い直しているようにも読めた。そう、教育という行為は、人にものを教えるだけではなく、自分自身の知識、教養やものの考え方を再確認することでもあるのだ。
本書は、著者が自分の小説観を広く世に問う書でもあるのだ。また、作家志望者への教科書であると同時に、作家に向いてない者をあきらめさせるための本であるのかもしれない。
私は本書を読んでどう感じたか……。少しファイトがわいてきたとだけ書いておこう。
(2002年2月26日読了)