ぼやき日記


5月1日(土)

甲子園外壁
 今年もゴールデン・ウィーク吉例の甲子園詣でに行ってまいりました。1991年以来、友人のY君と必ずともに観戦していたんやけど、今年は彼は仕事で来られず。彼の指定した日にチケットをとったんやけどね。しかたないな。14年目にしてとうとう相手が代わってしもうた。彼の代わりにいっしょに観戦したのは妻であります。妻が甲子園にくるのも久しぶりですな。
 甲子園の蔦は今年も青く、美しい。デジカメは持って行かなんだけど、今年はケータイがありますからね。それで撮影。甲子園全景をくっきりと撮ることはでけんけど、これくらいならばケータイで十分ですな。しかも、メールに添付してパソコン用のアドレスにもすぐに送ることができる。いちいち接続して読み込まんでもええわけで、これは便利や。
 妻に初めて名物の焼きイカを食べさせる。歯ごたえのよさに満足していたけど、料金を聞いて目を向いていた。そうです、1本350円也。2本買うたら700円。高いといえば高い。まあ、祭の夜店で買うてると思うとそんなものか。私は大好きで、多少高くとも必ず食べることにしている。
 トラッキーとラッキーは相変わらず元気。それにしても、スワローズのファンはどこにいてたんやろう。球場全体がタイガースファンで埋まってる。昨年でもここまでではなかったぞ。ジャイアンツ戦以外のチケットを開幕前からすべて発売したということとローソンの店頭の出力端子で、簡単に購入できるから、スワローズファンが買おうと思うた時にはもう売り切れていたのかな。もっとも、試合終了後、「六甲颪」が鳴り響いている時に、レフトスタンドの一角が空席になっていたから、応援団は一応いたらしい。それにしてはスワローズの攻撃中はとても静かやったけどなあ。
 妻は隣席に若い女性が座っていたり、ピールの売り子さんがべっぴんさんやったりしてて、実に嬉しそう。昔から、妻はべっぴんの女の子が好きなんです。それでも、今年はタイガースが点を入れるといっしょになって喜んだりして、前回いっしょにきた時とかなり変わってきたなあ。優勝効果ですな、これも。
 今年はなんとかチャンスを作ってY君といっしょに行ける日を設けたい。彼との甲子園詣では、年に1度の楽しみやねんからね。

5月2日(日)

 Docomoの携帯がしょっちゅう圏外になっている。もともと高層マンションの真ん中あたりの階ということで電波が入りにくく、携帯に電話がかかってきてもじきに切れてしまうということはちょくちょくあったんやけれど。それにしてもここのところちょっとひどい。これでは緊急連絡があってもわからんやないか。
 充電した電池の減りが早いから、電池を交換した方がええのかなと思い、昨日所用で京都に出かけた折に見つけたドコモショップに立ち寄って、あたらしい電池をほしいと店員に言うた。そしたら、「お買い上げいただいてどれくらいになりますか」ときいてくる。電池の寿命の話かと思うて「1年半ですけど」と答えると、「それならば電池の交換よりも機種の変更をお勧めします」とセールストークを始めた。あほくさい。私は今の機種で間におうてます。圏外になることが多くなったというだけや。ほっといてくれ。「機嫌ように動いてますからね。電池だけほしいんだ」というと、あっさり引っ込んでくれたけれど。しばらく待たされた。やっとのことで出てきたら、電池を取り寄せなならんが連休明けになるという返事。それやったら自宅の近くの代理店で頼むわいな。丁重に断わる。アフターサービスに問題ありですな。電池を交換する客は想定してへんのかいな。そういうもんか?
 こう圏外が多いというのはクラスの生徒用にと新たに買うたvodafoneの電波が干渉してるのかなあ。それとも新たに建築している高層マンションがかなり高くのびてきているから、そのせいか。
 どなたか理由が推測できる方がいらしたら、教えてくれませんか。困り果ててるというほどやないけれど、万一緊急の電話か何かがかかってきた時のために知っておきたいんですね。

5月3日(月)

 たまっているビデオを一気に消化。「マドラックス」「鉄人28号」「ヴァンパイア・ホスト」「ウルトラQ」それに「モンキーターン」4回分を一気に。ああしんど。まだそれでも「千と千尋の神隠し」やら昨年放送された「100語で挑戦!英会話」などが残っている。ああなんと充実したゴールデン・ウィーク!
 ところで、こうやってビデオを見ていて思うたことをいくつか。例えば「モンキーターン」はアニメとCGという手法やからこそ、実写のドラマでは出せん競艇の迫力が描けるんやと思う。実写でやると、たぶんレースのシーンはアップの多用と細かいカット割り、そしてスローモーションで表現せざるを得ないやろうから、アニメとCGで表現しているロングで見せるレース展開なんかは作り物丸出しになって迫力を欠くことやろう。これは原作の漫画でも描き出せん迫力やないやろうか。臨場感というものを受け手に感じさせるというのは、ほんまに難しい。リアリティをどう捕らえるかという視点の違いもあるかもしれんけど。
 「鉄人28号」「ウルトラQ」はともにかつて人気のあった作品のリメイクやねんけれど、私たちの年代やともとのものをリアルタイムで、あるいは再放送で子どもの頃に見ているわけで、どうしてもそのイメージに引きずられてしまう。特に「ウルトラQ」は特撮ドラマ草創期の熱気などはどうしても再現でけんもんやから、比較するのが気の毒ではあるんやけれど。「鉄人28号」はひたすらレトロなタッチにこだわることで成功しているように思う。それを「ウルトラQ」に求めるのは酷なことかもしれんな。
 原作つきやリメイクはどうしても比較する対象がある分だけ難しい。要はスタッフがどこまで原作やもとの番組を自分の中で消化しきり、自分が表現したいことを原作や元ネタに合わせながら出していけるかが鍵やないかと感じる。そこが中途半端になったり、原作のインパクトが強すぎる作品はどうしても厳しく見てしまうことになる。そういうものやないかと思う。

5月4日(火)

 参議院選挙が近づいているせいか、朝から某政党の街宣車がまわってきていた。ただ、いつもの街宣車と違うのは候補者の名前を連呼するんやないところか。
 まず、政党のテーマソングみたいなものを流した後、「幸福党は、福祉、教育に力を入れています。その専門家はこの人です」「はい、湯鳥学です。子どもの個性に合わせたきめ細かい学校教育、すべての人に平等に行き渡る介護を実現します」「幸福党は、年金問題の改革を実行します。その専門家はこの人です」「朗互明子です。お年寄りが安心して暮らせる年金改革の実現に向けて提案しています」「幸福党はみなさまの希望を実現するためにがんばります」というような、呼びかけ型になっているのですね。候補者の声を録音して流すというのはアイデアかもしれんな。
 やかましいのはやかましいけれど、人名連呼よりはずっと聞きやすい。問題はその政党が政府与党で言うてることと実際にやってることとにギャップがあるということかもな。イメージ戦略もええけど、実のない言葉は人の心にはそう簡単には響きませんぞ。

5月5日(水)

 昨晩は梅田で前任校の同僚たちと会食。梅田に出たんやけれど、待ち合わせの時間よりもはるかに早くついたので阪急グランドビルのドコモショップに寄り、充電用の電池を買い求めることにした。ところがですな、店は満員。順番待ちの札を取って20分ほど待っていた。やっとのことで「ご用件だけお聞きしておきます」と店員さんがやってきたので「電池がほしいんです」と用件をいうと、とりよせになるという。2週間待つのもしかたないとあきらめかけたら、新阪急ビルにあるドコモのセンターに在庫が1つだけあるという。この近くにはそこしかない。
 時計を見ると待ち合わせ時間まであと5分。待ち合わせの相手の携帯に電話をかけようと思うけど、ドコモの携帯は例によって圏外。外でっせ、外。仕方ないなあともう一つの電話で連絡を取り、少しおくれるむね伝えて新阪急ビルに走る。近くてよかったわい。やっとのことで電池を購入。機種交換ならええけれど、電池交換には対応してへんということですな。私の幼い頃はまだクラスの友だちの中にも電話がなくて呼び出し電話という家もちらほらあったというのにねえ。なんて贅沢な世の中になったんでしょう。
 一晩、新しい電池に充電をし、朝に携帯を見るとちゃんとアンテナが立っていたから、やっぱり電池が古くなって出力が落ちていたんやなあと思うたら、しばらくしたらまた圏外になってしまいました。時々見てみると、思い出したようにアンテナが立っている時があるから、アンテナの接触が悪くなっているのかな。とはいえ、携帯電話にはネジひとつついてへんから自分で中を開けて調べるということは全くでけんようになっている。かというて、ショップに持っていったからというてその場で修理はしてはくれんやろう。結局は新しい機種を買うように進められるのがオチやね。
 それでええんか。気に入った機種の携帯を直してでも使い続けるというようなことをしていたら新しいサービスに対応でけんということなんか。そんなサービスが不要な者はどうしたらええねん。なんか間違うてるように思うぞ、私は。

5月6日(木)

 携帯のアンテナの調子はほどほど。圏外になる割合が少し減ったかなあとは思うけれど、屋外でも圏外になることもあり、油断はでけん。実は、メールをいただいてアンテナの接触程度の修理ならショップでもその場でしてくれるということを教えてもろうた。一度ショップに足を向けてみるとしましょう。ありがとうございました。

 東西文化の比較はこの日記でも再々とりあげてきたネタやねんけれど。今度は妻がテレビで仕入れてきてくれたネタをご紹介します。
 それは「いなりずし」であります。簡単においなりさんを作る方法というのを料理番組でやっていたので、妻はそれを見ていたのですね。すると、おいなりさんの寿司飯に具を入れて味つけをしたものを関東では「変わりいなりずし」と呼んでいるということが判明した。変わってへんがな。おいなりさんのご飯にはかやくがまぜこんであるのが当たり前でしょう。と、関西人なら思うわけやけれど、なんと関東ではおいなりさんのご飯は白いのが当たり前らしい。道理でスーパーで助六を買うと白いご飯のおいなりさんがはいっていたはずや。あれは価格を抑えるために手を抜いていたんやと思うてたんやけれど、違うんですな。関東風のおいなりさんが侵略してきたんですか。
 それにしても「変わりいなりずし」とは失礼な。変わってるのは関東の方やないですか。食文化の豊かさは関東よりも関西! 例えばミックスジュースみたいにおいしい飲み物を長年関東では知らなんだという事実ひとつとっても食文化の違いは明らかです。いろんなものをまぜこんでさらにおいしいものをつくるという、これが関西流ですね。
 ところでこの日記を書きながら思うたんやけれど、私はごく自然に「おいなりさん」と書いたが、関東ではいなりずしのことを「おいなりさん」と呼んだりするんやろうか。「お〜さん」という敬称を物体につけるという習慣が関東にはないときくから、たぶん言わんのやろうなあ。どうですか?

5月7日(金)

 いやいや「おいなりさん」に掲示板での反響が多かったんでびっくりしました。お返事は掲示板に書き込みますが、全国どこでも「おいなりさん」なんですね。焼きいものことを「おいもさん」とは言わんのか、飴のことを「あめさん」もしくは「あめちゃん」と言わんのかなどという疑問も派生してくるけれども。だからどやねんといわれたらそれまでですな。

 今日は電話をかけまくり。担任をしているクラスの生徒の家に「PTAの学級委員をお願いしたいんですけど」という依頼をしていたのです。夕刻という忙しい時間帯に、自分の子どもの新しい担任から電話がかかってきたと思うたら、こういう用件。保護者の方たちには申し訳なく思うていますが、これも仕事やからね。こういう電話、苦手なんですわ、実際のところ。というわけで、職場を退出する頃にはへろへろへろへろ。家に帰ってもぐったり。やっぱり初めてのお宅にお電話をかけるというのは予想以上に気を張るものなんですねえ。
 うーむ。今「otaku」と打ち込んで変換したら最初は「オタク」という単語が出てきたぞ。とことんボケをかます辞書「ことえり」であってもちゃんと記憶するほど私は「オタク」という言葉をこのパソコンで使うているということか。なんともはや。
 なに? 脈絡がない? それだけへろへろへろなのです。かんにんしてね。へろへろへろへろ。

5月8日(土)

 まずは訂正から。妻が「変わりいなりずし」の話を聞いたのはテレビの料理番組ではなく、ラジオの情報番組でした。内容としては特に問題はないけれど、情報源は違うたということで、訂正いたします。

 ドコモショップに携帯電話を持っていってアンテナの部分を点検してもらうことにした。軽い故障やったら店でも直せるということなんやけれど、機械にかけたら何度も「エラー」が出て店ではなおせず、有料で修理に出さんならんとのこと。その修理を頼むと、今までダウンロードした情報も全て消えてしまうとのことです。修理代を聞き、ちょっと考えてみた。今持っている機種の次の型のものに変更した場合はいくらになるのやら。聞いてみると1000円ちょっとしか変わらん。私が今使うている携帯を手放したくなかったんは、せっかくカスタマイズしたものを変えたくなかったからやねんな。それらの情報が全て消えるということやったら、新しいのを買うのと変わらんやないか。
 あーあ。あほらしもない。機種変更じゃ。今使うているものの次の型で、どうせならカメラつきのものにしておいたら何かと便利やろうし、ボタン操作なども大筋では変わらんから、やむなくD505iSにグレードアップすることにした。
 ふと思い出した。今使うているD504iという型の前はD503iを使うていたんやけれど、これは画面がフリーズしたので修理に出そうとしたら機種変更するのとほとんど変わらんから買い換えたんやった。私は同じことの繰り返しをしているわけですな。なんともはや。
 ポイントがたまってたんで携帯の代金はそれでまかなえた。とはいえ、需給の関係で買い替えた方が得になるということはわかっていても、なんか釈然としませんなあ。それにしても今週は携帯電話に職場の電話と電話に悩まされる週なんですな。やれやれ。

5月9日(日)

 母方の祖母の法事で福井県は鯖江市に行く。どうもここのところへろへろへろ状態が続いているせいか、失敗を連発。妻といっしょに家を出たのはええけれど、途中で数珠を忘れたことに気づいて自分だけ引き返す。法事に行くのに数珠を忘れるかなあ、普通。
 最初に家を出た時から「歩きにくい靴やなあ」と思うていたが、数珠をもって家を出る時にも何も考えずに同じ靴をはいて出たら、実はその靴は靴底のゴムがいたんでいてぼろぼろになりつつあるものやったことに気がついた。歩くたびにゴムがぼろぼろとはがれていく。行きの電車の床には、私が行くところすべてにゴムが粉状になったものがこぼれている。法事が終り大阪の自宅に帰った時は靴のかかとは消滅し、まるでスリッパみたいにぺったんこになっていた。歩きにくいと感じてたんやったらはきかえるわなあ、普通。
 梅田の百貨店で供え物のお菓子を購入。妻が「新しい靴を買うたら」と進めてくれているにもかかわらず、なんでか知らん気がせいて「かまへんかまへん」と駅に急いだ。駅のホームには思い切り早くついて、電車が来るまで10分以上も待っていた。指定券を買うてるんやから、そない焦らんでもええわなあ、普通。
 朝から雨が降っていたんで、「今日は野球は中止や」と決め込んで録画予約をせなんだら、試合は予定通り行われてしかもタイガースはぼろ勝ち。スポーツニュースで試合の様子はチェックしたけれど。試合をやるかやらんかがわからんのに勝手に中止と決めつけるかなあ、普通。
 大阪に帰ってから、妻が梅田で買い物をするというので、私は先に帰宅することにした。お供養の品など荷物が多かったんで「僕が持つわ」とつまから荷物を預かったはいいけれど、妻の傘まで持って帰ってしもうた。鯖江ではやんでましたよ、確かに。でも、自宅の最寄り駅の出口から地上に上がったら、小雨が降っていた。おかげで妻は帰りに雨の中を歩くはめに。大阪でもやんでると決めつけるかなあ、普通。
 なんでこんなに失敗ばっかりするかなあ。へろへろへろ状態とはいえ、あまりといえばあまりです。明日から仕事やでぇ。職場では失敗せんように気を入れんといかんなあ。ほんまによう言わんわ。

5月10日(月)

 富山の置き薬屋さんが集金にきた。なんと、紙風船をもろうた。結婚してすぐに契約を結んだんやけれど、こんなんもろたん今夜が初めて。なんか嬉しいな。これがあの富山の薬屋の紙風船かあ。妻もにこにこ。なんでこんなに嬉しいんやろう。不思議やなあ。
 夕食は生湯葉。というても、店で買うてきたのと違う。成分無調整の豆乳を鍋に入れてコンロで煮立て、表面に膜が張るのを待って箸ですくうて食べるのです。これがなんともいえん甘味があっておいしい。この作り方は昔有馬温泉の旅館の朝食に出た時に知った。一度家でもしてみようねえといいつつも、なかなか実行でけんかったんですが、この前妻が「豆乳ローション」なるものを作るために豆乳を買うてきて、作っている時にできた膜を口にして思いついたのです。簡単にできるから、みなさんもぜひ一度食してみて下さい。うまいぞー。底に残ったのににがりをいれて豆腐にしようとしたけれど、固まらんかった。にがりを入れたものを妻が口にして、「あ、苦くなってる」と驚く。豆腐の苦味はにがりの味やねんな。スーパーの豆腐で苦味のないのはにがりをちゃんと使うてへんということなんかなあ。生湯葉の甘味が口に残ってたから、妻もにがりの苦味をより強く感じたみたいやね。感じで書くと「苦汁」。やっぱり苦いんや。その苦味がおいしいんやけどね、ほんまは。


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