ぼやき日記


7月11日(月)

 今日は朝起きた時から疲労困憊。寝ている間に起き上がって長距離走でもしたみたいな疲れようです。授業になるとさすがにシャンとしたけれど、意志の力でテンションを上げ続け、保ち続けんならんのはきつかったです。放課後も会議に懇談、クラブ指導と休む間もない。こういう日はとにかく笑うに限る。帰宅して食事を取りながら、金曜に録画しておいた「探偵ナイトスクープ! アカデミー大賞」を見て、笑ったりほろりときたりして発散。大阪在住の喜びを感じるのはこういう時です。サンテレビのナイターでタイガースの試合をーの完全中継も見られるし、東京ではこうはいかん。ジャイアンツの凋落とタイガースの躍進を見よ! こうなったら東京の放送局はキー局の座を大阪に譲り、ほんまにおもろい番組はなにかということを学べ!
 われながら無茶を言うておるな。疲れがピークに達して妙にテンションが上がってるんです。かんにんしてください。もっとも、かなり本音に近いことを書いてはいるんやけれどね。

7月12日(火)

 土曜出勤の代休をやっととる。とにかく長いこと取られなんだ休みだけに、多少はリフレッシュできたか。もっとも、早く帰っても、授業で見せるための映画を選ぶためにDVDに録画しておいたものを見たりしてたから、仕事をしてたようなものやけれど。まあ、家でくつろいで見たというところが大きなポイントかな。

 今朝のスポーツ新聞に「来年1月、里見八犬伝テレビドラマ化」とあった。犬塚信乃役にタッキーやそうな。あと発表されていたのが、伏姫に仲間由紀恵、玉梓に菅野美穂ということです。菅野美穂はすっかり人間やなくなってしまいましたなあ。ううむ。魔性の女どころの騒ぎやないぞ。
 私はこの日記でもちょくちょく書いてるけれども、八犬伝にはちとうるさい。NHK人形劇の「新八犬伝」が始まる前に、子ども向きにリライトされたものですでに読んでてね、人形劇でもうずっぽりですよ。以来、岩波文庫の原典版はもちろん、リライト版にパロディにリニューアル版。「八犬伝」とつくものにはなるべく目を通すようにしてきたし、深作欣二監督の映画(主演・真田広之、薬師丸ひろ子)もむろん見ています。あまりにもあまりなできでがっくりきたのを覚えているけどね。
 さて、今回のは5時間の大作なんやそうです。うーむ、1年くらいの連続ドラマにせんと、あの膨大なエピソードをドラマ化はでけへんぞ。5時間やったら、伏姫が死んで八つの玉が飛び散るまでで終るんやないか。犬塚信乃を出すとしても、芳流閣の決闘あたりまでがやっとでしょう。いったいどんなドラマの構成になるのやら。不安やなあ。キャスティングも、他の八犬士はどんな顔ぶれになるのやら。中途半端なものになるのやろうと、今から不吉な予感がする。それでも録画して見てしまうのでしょうな。そのころになると、学校の仕事も今ほどきつくはなくなっているやろうから、多少は余裕があるはずやし、見る時間もとれるでしょう。
 菅野美穂の玉梓だけにはちょっと期待したりはしているんやけどね。特殊メイクで怖がらせるんやなく、怖気をふるうような美しさを演出していただきたいものです。

7月13日(水)

 カレンダーを妻と見ていて気がついたんやけれど、今度の「たちよみの会」例会にあたっている7月17日というのは、祇園祭の山鉾巡行の日なんやね。ということは、京都の喫茶店に3時間も居続けすることは不可能やないかな。しかも、当日はSF大会の2日目で、例会の常連さんたちは横浜に行ってて完全に来られへん。
 実は、今度の土曜も1日ずっと部活動の付き添いやら懇談やらのよていが入っている。ここ数週間、1日ゆっくり家で休むということもでけてへん。精神的にも体力的にもかなり疲労の色が濃い。こんな時に、誰か顔を出してくれるというあてもなく、次々とお客の入ってきそうな喫茶店に(しかも回転をよくするためにかなり冷房を強くすると予想される)居座りつづけるというのもしんどいなあ。
 というわけで、今月の「たちよみの会」例会は休会とすることにした。正直、もうへろへろで、仕事に支障をきたさんのであれば休みたいくらいなんやけれど、休まれん事情があるのです。うううう。
 もし、この日記をご覧の方で今月こそ「たちよみの会」に行ってみたいという方がいてはったら、ごめんなさいね。来月はやりますから。さすがに山鉾巡行には勝たれんわ。

7月14日(木)

 ネット上ではかなりの有名人らしい井川りかこなる女性(?)から、私のところにもメールが届き始めた。今のところ5通目くらいか。ネット検索すると7通で完結するらしい。最初にきたのは「エクセルらしい添付ファイルが届いたんですけど」というもので(残念ながら、私は自宅のパソコンではエクセルは使わんのでした)、次のメールは「ウィルス感染はしてませんでした」というもの。続いて「自分が離婚したばかりだ」というようなメールがきて、昨日は「隣の県に住んでいるらしい」というものがきた。今日は「メールを送るのがすっかり日課になってしまった」というメールや。さて、あと2回、どのようなメールで完結するのか。検索結果をもっと読んだらそれくらいわかるんやけれども、あえてメールで届くのを待つことにしよう。
 それにしても、こんなメールに返信して自分の情報を「井川りかこ」なる人物に教えてしまうような愚は犯してはならんと思うのに、検索でぶちあたった日記を読んでいると、1通目に返信している人がけっこういたりしてるのには驚いたなあ。
 それにしてもこの手のスパムメールがけっこう多い。「貸した青いブルマーを返して下さい」やの「風邪ひいたから会えないの、また今度ね」やのとあれこれ思いつくもんやなあ。そういう労力をもっと他の有益なことに使えんかと思うんやけれども。こういうスパムメールによると、全国に6万人くらい金持ちで欲求不満の人妻がいてて、「逆援助交際」なるものを希望しているんやそうな。
 そんな奴おらへんやろ。往生しまっせ、と、ついついここだけ大木こだまさんになってしまうのでありました。

7月15日(金)

 ある作家さんから電話があり、しばらく雑談。
「最近本を読めてへんねん。書評家としてはいかんと思うんやけれど」。
 私がそう言うと、彼は「それやったら書評はやめて小説書きなはれ」とけしかけてくる。
 そうしたいのはやまやまなんですけどねえ。小説や童話のプロットもけっこうストックしてるんですよ。ところが、家に帰った時点でどかーんと疲れが出てしまう現状ではどうにもこうにも。
 そんな話をしてからメールをチェックしたら、なんと文庫解説の依頼が! まあ、新刊を読もうが読もうまいが、私に対するものかきとしての評価は、むろん書評家としてのものなのであるなあとだめ押しされたみたいですな。
 よし、気分を変えて書評家として久しぶりの仕事を受けるとするか。

7月16日(土)

 井川りかこ嬢からの最後のメールがきた。なーんや。結局出会い系サイトへの誘導で終ってますねんや。しょうもなあ。芸がないぞ芸が。せっかくここまでひっぱったんやから、あからさまに「サイトの『お相手検索』から『恋人募集』にして、私の血液型『O型』を入れたら検索できるはずです。名前はそのまま『井川りかこ』で待っています。http://www×××× このURLから見る事が出来ます」ですと。おもろないぞー。
 私は何を期待してたんやろうかね。

 えー、今日はクラブの付き添いと懇談で出勤し、あまりの暑さにうだってしまいまして、こんなネタしか思いつきません。かんにんな。明日はしっかり休養するんで、もうちょいましなことを書けるかもよ。書けないかもよ。書いてみないとわからんかもよ。

7月17日(日)

 祇園祭の人出は相当やったらしい。「たちよみの会」を休みにして正解やったかな。私もかなりゆっくりでき、たまっていたビデオもかなり見ることができたし。それでも減らんのはどういうことですか。明日は午後から外出するから、午前中にまとめて見るか。
 それはそうと、昨日の夜にトップページのカウンターを確認したら、いつもの半分くらいしか数字が上がっておらんやないですか。ううむ、SF関係者がSF大会にかなり行っているということですな。あ、ということは、この日記をSF大会から帰ってきてみる人も多いということですか。お疲れさまでした。楽しかったですか。私は、もし参加してたらもう倒れてたかもしれんなあ。新幹線で大阪と横浜を往復し、人ごみに揉まれ、慣れん寝床で熟睡もできず。これだけ疲れがたまってたら、それでさらに疲労が蓄積されてたんやないかなあ。
 まだ疲れが取れ切っているとはいわれんけれど、今日1日でかなり精神的にも肉体的にも疲労回復したと思う。やれやれですわ。

7月18日(月)

 朝から少し頭が重い。くしゃみも出るので、夏風邪でもひいたかな。それでも、午前中はたまっているアニメを見たり書きものをしたりする。
 午後からはザ・シンフォニーホールでロシア人のピアニスト、イリーナ・メジューエワのコンサートを妻といっしょに聴きに行く。4月24日に引き続いてのシリーズ・コンサート。ところが、夏の炎天下、駅まで帽子もかぶらず歩いたのがこたえたか、出る前に朝食を食べたのがいかんかったか、開演ぎりぎりに会場に飛び込むと、座席に座ったら眠気が。前半のショパンのプログラムは夢うつつの中で聴くようなことになってしもうた。「英雄ポロネーズ」なんか、無理にでも起きて聴こうとがんばったけど、断片的にしか覚えてへん。かなり気合いの入ったすごい「英雄ポロネーズ」やったんやけど。
 後半はムソルグスキーの「展覧会の絵」。これは休憩中、気付けに一服つけて目を覚まし、必死で集中。あの可憐な容姿からは思いもよらないようなダイナミックな演奏。冒頭からゆっくりしたテンポで力強く始まり、ヴィドロやバーバ・ヤガなどは豪快で大胆なピアノ。転じて、トゥルーリーの市場や尻に殻をつけたひよこなどは軽やかで流麗な演奏。この格差がよろしいな。そして終曲のキエフの大門の迫力のあること。まさに血肉の通った演奏とはこのことか。
 というわけで、帰りにチケットセンターに寄って、秋と冬の公演の通し券も購入してまいりました。次回はスクリャービンやメトネルなど、お得意のロシアものが多く入ったプログラム。きっとさらにダイナミックな演奏を聴かせてくれるものと期待しておりますぞ。
 帰宅してからは野球を見ながらダウン。明日は仕事なのに大丈夫かな。とりあえず風邪薬を飲んで、もたせる。少し早めに寝て明日に備えよう。

7月19日(火)

 プロ野球実行委がドラフト制度改革案なるものを出してきた。なんでも高校生のみのドラフトと大学・社会人などのドラフトを別にするんやそうな。そして、大学・社会人には自由獲得枠を1つだけ残すそうな。この形態で2年間やって、また見直すんやそうな。
 ちゅーとはんぱやのー、と、ちゃらんぽらんの大西さんに言われるぞ。
 裏金が問題になってるんやったら、自由枠はもうやめんかい。2回もドラフトをすることで公正なドラフトになるんかい。将来性をかう高校生と即戦力の大学・社会人をいかにうまくとるかがスカウトの腕の見せ所やんか。
 つまりこれはジャイアンツが高校生の有望株も大学・社会人の即戦力も一挙にさらってしまいたいという意図のもとに出されたもんやねんな。
 しかも、2年で変えるんやで。現在のドラフト対象選手をこんなに馬鹿にした話はないわ。変えることを前提にした改革案なんてどこに意味があるんや。抜本的な改革をしてへんと表明してるようなもんやんか。
 ええい、もっとわかりやすいものにせんかい。ドラフト対象選手を無制限に指名できる完全ウェーバー制、これではなんであかんのか。これやったら裏金は関係ないし、戦力の均衡もはかれる。どらふとでいい選手を取りたいとわざと負けるチームが出てくるというならば、そういうチームは敗退行為ということで、その年から2年間ドラフト指名でけんようにしたらええやないか。まあ、わざと負けるようなチームにはファンはついてこんと思うが。もっとも、選手は自分の成績が下がったら給料が減る可能性があるわけやから、わざと負けたりはでけんと思うけどね。
 とにかく、一プロ野球ファンとして、こういう中途半端な改定案(改革では決してないよ、これ)では納得いかんよ。こんな案が通るなら、ストライキをした意味がないぞ、選手会。古田会長をはじめとする選手会のみなさんは断固として反対していただきたい。自由枠を存続させるくらいやったら、昔みたいなくじ引き復活の方がよっぽどおもろい。
 プロ野球実行委のみなさん方は、「改革」という言葉の意味をちゃんと辞書でひいてはいかがかな。

7月20日(水)

 雑誌の広告を見ていたら、「ケロロ軍曹の読み聞かせ絵本」というのが出ているそうです。読み聞かせするお母さんはたいへんであります。タママ二等兵の「ぐーんーぞーざーんーはーぼーぐーのーもーのーでーずー」という声の使いわけやらクルル曹長の「クーックックックー」という笑い声やら、声色を使い分けて読んでやらんと子どもは納得せんやろう。少なくとも、私が読んでもらう子どもなら、「ちゃんと声を変えてよー」とぐずっているに違いない。私はうちの子どもにはちゃんと声色を変えて読んでやるつもりやけれど。
 うちの子どもって、誰?
 「ケロロ軍曹の知育絵本」やったら、迷路やら塗り絵やらを「ケロロ軍曹」のキャラクターでやったらすむだけやろうけれど。いや、もしかしたら、正しい異星侵略のしかたを学ぶ知育絵本かもしれんか。それやったらうちの子どもにも買い与えるんやけれど。
 だからうちの子どもって、誰よ?

 すんません。今日で授業が終ってほっとしたせいか疲れがどっと出て、ボケが決まらんのです。許してね。


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