ぼやき日記


10月1日(木)

 私は毎週「週刊ベースボール」を講読してるんやけど、楽しみにしてる連載がある。
 「熱球フリークお立ち台」というインタビュー記事で、タレント、作家、スポーツ選手など野球が大好きだという人々を呼んでそのファンぶりを紹介するというもの。意外な人が専門家顔負けの意見を述べたり、野球のおかげで名前が世に出たというような人がいたりと、なかなか興味深いものがある。
 先週買うた「10月5日号」には山本正之が登場し、「燃えよドラゴンズ」製作秘話などを楽しむことができた。「燃えよドラゴンズ」って私は最初の「一番高木が塁に出て」というヴァージョンしか知らへんかったけど、今年作った「燃えよドラゴンズ'98」で8作目になるんやってねえ。こうなったらライフワークですな。
 ドラゴンズファンで球団歌は知らんけど「燃えよドラゴンズ」やったら全部歌えるなんていう人もいるかもしれへんね。
 さて、今週号(「10月12日号」)の「熱球フリークお立ち台」を読んで、私は激怒している。ゲストはタレントのそのまんま東。彼は「たけし軍団」で野球をやらされるまで野球に関心がなく、自分の付け人が熱狂的なファンだからというだけでファイターズの成績が気になるようになったというだけ。どこが「フリーク」やねん。野球選手で興味があるのはバットスイングで、それもゴルフのスイングの参考にするためやて。
 こら「週刊ベースボール」! ええかげんにせんかい。人気タレントに野球の話をさせたらそれでええというもんやないやろうが。「野球の選手がゴルフをやってたら超一流になってるだろう」てなしょうもない話をとくとくとさせて、それを活字にするな。すでにジャンボ尾崎が先例を作っておることも知らんような男にそんな話をさすな。
 石坂浩司とか、永六輔とか、西田敏行とか田中啓文とか浅暮三文とかふだん野球の話なんかあんまりせんけれども実は野球が大好きやというような人がいるんやで。そういう人を呼んで話を聞きなさい。もしそんなことも知らんのであれば、それは不勉強としかいいようがない。今あげた人たちはなにかのおりにちらりと「実は野球が大好きなのだ」ともらしている人たちなんですぞ。素人の私かて知ってるんやで。
 いや別に、そういう人を探しださんでもええ。ふだんから野球ファンを広言しているのにまだゲストで出ていない人はもっといるんやで。
 せっかくの好企画も、こういうようなことをしてたら値打ちが下がるよ。ほんまに。

10月2日(金)

 私が毎日原チャリで通っている大阪の内環状線にはむやみに捨て看が多い。捨て看というのは細い木枠とペラペラの布地で作られた安手の立て看板のことで、電柱や並木に針金かなんかでくくりつけられたりしている。
 「女の子がついてくれるパブ感覚のカラオケボックス」や「巨乳美人が勢揃いしてる低価格のラウンジパブ」が圧倒的に多い。印刷されてる写真の女の子を見てもあんまり私の趣味やないから行きたいとは思わへんけどね。そういうお店が十三と西中島南方のあたりにかたまってるということはわかる。
 それはともかく、最近目につくのは「ゲームセンターオープン!」という看板。どうやら普通のゲームセンターではないみたい。看板を見た限りでは特定のゲーム機しか置いてないみたいなんやね。「ポーカー」と「エイトライン」ばっかし。これって、もしかしたら、ゲーム機に現金をつっこんで勝ったらお金が増えて返ってくるようなゲーム機と違うやろか。
 新聞の夕刊のベタ記事にしょっちゅう「ポーカーとばく機設置の店、摘発」と書いてあるそういう店が立ててる看板かもしれん。そんな記事は見たことないというような地方の方のためにつけ加えておくと、大阪にはそういう違法のバクチをやってる店がたくさんあるらしくて、なんか毎日のように摘発されてるんです。
 いやこれは、なんか自分の目で確かめてみたいね。新聞記事ではしょっちゅう見るのに、いまだに現物を拝んだことがないもんね。私はバクチはパチンコですらやらない宝くじも買わない年賀状の当たりも引き換えに行かない。だから、バクチをしたいわけやない。ただ単に一度でいいからそういう店の現物を見てみたいというだけのことであります。
 しかし、行ったらとんでもないことになりそうなので、たぶん行かないと思う。とんでもないことというのは、私がたまたま行った時に警察の手入れがあったりしたら当然参考人として私もしょっぴかれるやろう、ということ。私は公立学校の教員であるわけやから、学校に身分照会なんかされたらどんな処遇になるか。大阪府はただでさえ教員の数を減らして人件費を浮かせようとしている。だから、これ幸いとリストラの対象になってしまう。
 これは全くあり得ないことではない。そんなことになったら大変ですわ。それを考えると好奇心を理性で押さえこまなならんということになるのです。
 でも、あの店はほんまにバクチ打ち機械をおいてるゲームセンターなんやろか。気になるなあ。うずうずうず。

10月3日(土)

 締切かけこみぎりぎりに慌てて本を読んでいると、「S−Fマガジン」の編集長から電話がかかってきた。毎回同じことの繰り返しやね。嫌になる。
 なんとか首はつながったようで、また1年書評は続けられることになった。6年目に突入ということになるか。ただし、来年は「ヤングアダルト」という枠がなくなって、大倉貴之さん、三村美衣さんと私の3人が「日本SF」という枠で書評をするという形にするそうです。もっとも、批評の対象はほとんど変わらへんのやけどね。何が変わるかというと、要は「ヤングアダルトSF」とか「異世界ファンタジー」とか「伝奇アクション」とか「架空戦記」とかにこだわるんやなくて、みんな「SF」として面白いかどうかということで各書評家が本を紹介する、ということになるんやそうです。「ヤングアダルト」ということで軽く見られがちやったものを同じ土俵で批評しましょう、ということです。
 私の提言も少しは入っているみたいで、嬉しいことやね、これは。
 ところで、小早川恵美さんの「冬の緋桜」という新刊のあとがきにこんなことが書かれていた。インターネットの読書感想文のサイトをあれこれ見ていたら自分の作品の感想が書かれていて嬉しかった、ということを書いたあと、「大阪の方なのかなぁ? 男の人だと思うんだけど『あ〜、わかってくれてる人がいるぅ』って狂喜したネットもありました」とある。
 これはもしかしたら私のページであげた「封印された夢」のことか?
 いやいや、他の人かもしれない、と思ってサーチエンジンを使って検索してみましたよ。たしかに小早川さんの作品の感想を書いている人はいた。ただし、私以外には2名だけ。どちらも作成者のプロフィールがついてないサイトなので性別はわからないけど、名前からするといずれも女性みたい。しかもどちらも大阪の方と推定できる材料はない。
 私のことやという可能性は高い。
 もしこれが私のことだとすると、非常に嬉しいですね。常に「的外れなことを書いてるんと違うか?」と思いつつ書いてるからね。それを作家の方が読んで「わかってくれてる」と思ってくれはったら、的のド真ん中に矢が刺さったということやからね。
 いや、しかし、ほんまに私やろか。
 もし、小早川さんが今ここを読んでくれてはったら、掲示板でもメールでもいいから教えてくださいよ。「あなたではありません」とかいうのでも構いませんから。あ、それやったらこのページやないわな。
 なんか、こんなふうに書いているとめちゃめちゃ気になってきた。
 なんで私はこんなに気にしいなんやろか。よう言わんわ。

10月4日(日)

 やっとのことで「S−Fマガジン」12月号の書評を入稿。今回は絞りに絞って3冊のみ。紹介に値する本が3冊のみというわけやないんですが、シリーズものの途中が多いということもあって、どうしてもこれだけはという本だけにしたのです。
 しかし、このサイトを読んで下さっているみなさまならおわかりかと思いますが、この2ヶ月読んだ本はもちろん3冊ではきかんわけです。非常に効率が悪いなあ。まあ、それを5年間続けてきたからこそ、ここのページも読んでいただけるというもの。このサイトを開設してからは「S−Fマガジン」で紹介しなかったものを紹介できるようになったんやから、まあええか。
 ところで、よく考えてみると先月の26日をもって、私が書評家として商業誌に登場してからまる12年たったということに気がついた。間に数年間のブランクがあったからずっと書評を書き続けてきたわけやないけれど(同人誌ではちょこちょこと書いていたから完全に途切れていたわけではないか)。その前に「日本SF年鑑」で何本か書評をしているのを含めると、もう少し長くなるんやけど、その時は自分のことを書評家などとは思うてなかったからね。
 当時、私は24歳ですわ。ようそんな若造が偉そうなことを書いてたもんやね。今思うと冷や汗が出る。でも、あのころはもう夢中やったからね。岡本俊弥さんの推薦で「SFアドベンチャー」に書かせてもらうことになったといういきさつは前にも書いたっけ。
 最初は冗談かと思ったのだけれど、真剣な話だとわかった時には一瞬悩んだなあ。ただ、作家となるための勉強にもなるだろうとは思ったので、「やらせていただきます」と答えたのだった。よく考えてみたら岡本さんたち先輩諸氏はそうやって後進を育成してきたんやね。今の私はその時の岡本さんよりも年上になっているのに、そういうことができていない。岡本さんは偉いなあと思う。
 ともかく、昨日も書いた通りまた1年書評は続くわけやからね。読書にせいをだすことにしよう。童話も書かかんならんしね。でも、今日は書評と関係ない本を読んでいる。原稿を送ったんやし、気分転換もせんとね。ううむ、読書の気分転換が読書というのもなんだかねえ。

10月5日(月)

 今日は仲秋の名月。6時過ぎに見た名月は黄ばんでいて、なんや古本屋で買うた文庫本の紙の色みたいやった。でも、8時頃に見直すと白く澄んだ色に変わっていた。なんでや。角度の問題かね。SFファンを標榜しながら、その程度のこともわかっとらんのだ。なさけなや。

 和歌山の保険金詐欺事件、冬樹蛉さんが日記で書いてらした通り、マスコミは騒ぎ過ぎ。明け方に近所の人たちの安眠を妨害する権利は彼らにはないぞ。逮捕された元A夫妻、現林夫妻の新聞での書かれようもすごい。スポーツ紙の見出しなんかこうやからね。
主犯格真須美容疑者愛人
 パッと見たら「容疑者」なんて書いてないのと同じくらい。はっきり呼び捨てというてよい。ほかに、「平成の毒婦」とかようここまで書くねえ。毒入りカレー事件の犯人ではないかと疑われているからここまで話題になるんやろうけど、まだ罪状さえ認めていないし起訴もされていない人に対する書き方やないね。美人タレントをつかまえて「魔性の女」呼ばわりした時もえげつないと思うたけど。若井小づえやないけれど、「そんな言い方ないと思うわ!」と言ってもいいぞ林真須美さん。

 映画俳優のロディ・マクドールさんが死去。「猿の惑星」シリーズでは5作中4作に出演(「続・猿の惑星」だけは別の人がコーネリアスの役をしていた。でも、特殊メイクだから役者が変わっていても特に問題はなかったみたいだ)。もともとは名子役であった人だが、チンパンジーのメイクの方が印象が強いというのはちょっと気の毒やなあ。私としては「刑事コロンボ」の旧シリーズで「死の方程式」の犯人役をしていたのも印象に残っている。葉巻ケースを開けたら爆発してしまう装置を使い殺人をする色男の役。なかなか男前やないかと感心した記憶があります。ともかく、リアルタイムで「猿の惑星」を見た者にとっては忘れられない俳優やね。

 明日は所用で遅くなります。次回更新は水曜日の深夜の予定です。

10月7日(水)

 朝から雨。それでも原チャリで出勤。合羽を着てずぶぬれになりながらというのはかなり気力体力を消耗するけど、それでもバスと電車を乗り継いでいくよりは、私にとってはましなんである。
 かかる時間が違うというのもある。
 原チャリやと40〜50分で勤務地に着く。これが電車やとどうなるか。自宅近くのバス停から京阪本線の最寄り駅までバスに乗り、電車で淀屋橋へ。直通で先着するのがあればええけど、たいていは途中の天満橋どまりが来るので乗り換えんとあかん。淀屋橋から江坂まで地下鉄。ここでも途中の新大阪どまりというのがあり、乗り継ぐまでにかなり待たされることがある。江坂から15分ほど歩くことを考えると1時間半はみておかなならん。
 倍近くかかるんだ。
 あと、原チャリでいくと、たとえ遅刻しても素直に「ごめんなさい」が言えるからというのもある。
 駅までのバスは遅れたり渋滞で止まってしまったりする。時間的には余裕があるはずなのに電車待ちでムダな時間を過ごしてしまうこともある。そんなこんなで遅刻してしもうたとき、「あのバスが渋滞してたからやのに、なんでごめんなさい言わなあかんねん」「地下鉄がすっと来たらちゃんと着いてたのに、なんでごめんなさい言わなあかんねん」というような邪念が入る。もちろん早起きして2時間前に家を出たりしていたら遅れんですむわけやけど。そういう遅れを計算せんと家を出た私に責任があるということは、理屈ではわかる。そやけど、そんなうまいこといきますかいな。
 その点、原チャリやったらこれは自分の足で歩いているのに準ずる感じで走ってるわけやから、遅れたら自分の走り方が悪かったんやということで納得できてしまう。
 バスや電車やと他人に左右されてしまう感じやけど、原チャリやと自分の判断がものをいう。よほど気持ちがすっきりする。
 というわけで、風邪ひきやろうとなんやろうと、雨が降ってても私は原チャリで行くんである。
 そうそう、電車やったらなかなか座れへんけど、原チャリやとずっと座ってられるしね。楽やというのもあるね。
 それが一番大きいかもしれん。運動不足になるはずですわ。
 ……こんな書き方したら、私はしょっちゅう遅刻してるみたいやね。駆け込みぎりぎりセーフというのは多いけど、そんなに遅刻はしてへんよ、念のため。

10月8日(木)

 横浜ベイスターズの胴上げをTVで見る。
 不思議と腹がたたん。
 優勝さしたったらええやないのン。そんな気分があったのかもしれん。
 喜んでいる横浜の選手たちを、興奮している権藤監督を、やけに行儀よく祝っているファンを見ていて、嬉しそうやなあ、と思う。
 ええなあ。
 何年あんな気分から除けもんにされてるんやろう。13年ですか、そうですか。
 かわいそうなんは新庄やね。優勝決定のラストバッターですよ。フルカウントになった時、思わず口に出してしもうたね。
「ここで佐々木はフォークを投げるわ。そしたら新庄のバットが空を切って三振や。ほんでもって優勝決定や」
 その通りになったがな。私は予言者か。そんなもんは誰でもわかるってか。すんまへん。
 この映像は今晩のニュースでどの局も流すわな。明日のワイドショーとかでも流すわな。特集番組でも流すわな。年末のニュース特集でも流すわな。佐々木のことを扱ったドキュメンタリーとかでも流すわな。横浜が次に優勝する時には前回の優勝決定シーンとかいうて流すわな。
 そのたんびに新庄は三振や。
 これがライオンズみたいにしょっちゅう優勝してるチームやったらそんなにひんぱんに流れはせんと思うけど、なにしろ38年ぶりの優勝ですからな。タイガースの優勝シーンを振り返る時に必ずスワローズの角がピッチャーゴロでアウトになる映像が流れるのといっしょですわ。
 新庄よ、情けないと思え。来年へのバネにしてくれ。
 とにかく、ベイスターズ、優勝おめでとう。
 ええなあ

10月9日(金)

 今日でホームページ開設まる1年ということになる。
 毎日毎日たわいのないことを書いてきましたが、「おもろないぞーっ」というお叱りの声もなく、こうやってみなさまに楽しんでいただいているのも、これ全て私の人徳のたまものであります。
「何いうてンねン、このドロガメ!」
 かあちゃん、かんにん。
 ……もとネタを知らんとなんのこっちゃわかりませんな。私のぼやきの心の師、人生幸朗師匠の漫才の決まり文句であります。
 それはともかく、鋭い視点もためになる蘊蓄も含蓄に富んだ箴言もないぐたぐたとぼやいているだけのこのサイトに辛抱強くおつきあいいただいて下さっている皆様にただ感謝あるのみです。また明日より新鮮な気持ちでぼやいていきますので今後もおつきあいいただきますよう、お願いをば申し上げます。

 ところで、このサイトを作った理由のひとつに、読んだけれども「S−Fマガジン」でご紹介できない本の感想を書くということがある。今日アップする分で287冊。明日以降ということで待機している分が5冊ほどあるのでだいたい年間290冊くらい読んだということになる。これが多いか少ないかは皆様に判断していただくとして、中にはかなり厳しいことを書いたものもある。「辛口の批評」と言われたりもする。
 しかし、これは私の基準でおもろいおもろないというようなことを書いているのであってやね、同じ本でもおもろいと思うて読んではる方もいらっしゃるわけですわ。で、そういう方がどこをおもろいと感じてるのか、私かてうすうすわかってはいる。ただ、頭ではわかっていても己の感情に正直であろうとしたら、ついボロカスに書いてしまうんやね。
 てなことを妻に話してたら、彼女は「その”うすうす”を使うたらええンやん」と言う。つまり、私が文句なく面白いものはそのままほめたらええんやけど、私は面白いと思わんけどそれが受けている理由がわかるものにこの”うすうす”を使うたら、というんやね。
 「○○の××の面白いところは□□なところであるとうすうす感じる」というぐあいだ。
 私にはその面白さがほとんどわからんものはこうなる。「○○の××の面白いところは□□なところであるとうすうすうすうすうす感じる」。
 なるほど、これやったらあからさまにけなしたことにならへんぞ。
 ……そんなわけあらへんがな。”うす”が多かったらそれだけボロカスにいうてるのと変わらんわい。それどころかかなり嫌みな書き方やないか。だいいち、初めて読む人にはこういう符丁はまるでわからへん。
 あかんあかん。
 しかしまあ、あまり露骨にボロカスに書くのもなんやし、こういうところが読者に受けるのと違うやろかというようなことは書いていった方がええかもしれんね。
 そんなことを考えながら、今後も律儀に感想文は更新し続けていきたいものです。

10月10日(土)

 というわけで、今日から2年目突入でございます。本年もよろしくお願いいたします。
 正月やないねんから、本年もよろしくというのも変やけどね。
 今年も大阪府の教員採用試験の結果が出た。例年以上に厳しい年で、私の勤務校で講師をしてはる先生でも一人ぐらいしか「合格した」という話をきいてない。直接本人に「あんた、受かった?」というのもききにくいもんです。
 新聞によると大阪府では高校の音楽で100倍を超す競走率やそうですね。うちの学年に昨年高校音楽で採用された人がいるのだが、恐ろしい競走率を勝ち抜いているということになる。
 新聞では教師として採用されることが狭き門であるということしか書いてないけれど、実はそこから先も門は狭いんだ。大阪府の場合、高校の教師になるべく採用試験を受けて、配属されたのは養護学校という例は多い。私もそのうちの一人。私なんか社会科の教師やからね。高校では社会の授業が少しずつ削られているおかげで、教師が余ってるんよ。一度普通高校で社会の授業もしてみたいんやけど、なんぼ異動希望を出しても移らせてくれへんからね。
 養護学校は養護学校でやりがいもあるし面白味もあるんやけど、それはそれ、これはこれ。クラブ顧問とか学園祭とか、養護学校では経験できないこともあるしね。
 ここを読んでいる教員志望の学生さんもいてはると思うんやけど、大阪府ではなかなか高校の先生にはならしてもらえへんのですよ。もし合格した人がいたら、養護学校へ配属されるものと思っといたほうがええかもしれへんよ。
 えー、私は今年も一応普通高校に異動したいという希望は出したんですけどね。もう何年も出し続けてるのに異動なんかさせてもろうてないからね。どないなることやら。


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