やってくれますね、矢野くん。ベイスターズの抑えの切り札、大魔神こと佐々木投手から見事なサヨナラ安打! 大学の1年後輩ということだが、たぶん学生時代にバッテリーを組んだこともあっただろう。佐々木が出てきたらもうアカンというイメージをとりあえずとりさったと言える。実際、負けはしたものの次の日もかなりいいところまで佐々木を追い込んだしねえ。
そやのにやね、なんで勢いがつかんのか。
メイというのはよくよく運のない男だ。1点に抑える好投をしていながら打線が完封されて敗戦投手。中込も藪も舩木も井上も、バッティング投手みたいにポンスカポンスカ打たれてからに。東京ドームの対ジャイアンツ第3戦は、それでもバッターがなんとかしたろうという執念で打席に立っていた。だから追いつかれてもなんとか最後には勝ち越すことができたのだと思う。
今節もまた、1勝2敗ペース。それはそれで安定しているといえなくもないのだが。なんか中途半端だ。ときどき勝つから期待してしまうのだよ。マリーンズみたいに連敗記録を塗り替えるような徹底した負け方だとあきらめもつくのだが。
前節、せめて一矢むくいてくれないものかなどと書いたら、ほんとに一矢むくいただけで終わってしまった。ううむ、ファンが弱気になっていけません。こうなったら一気に20連勝くらいやってほしい、と、現実離れしたことを書いてしまおう。
次はスワローズ3連戦。3連勝したら同率5位になる。当面の目標は、それね。川尻、メイでとにかく2勝できるだろうから、これはそう現実離れしてるとは思わないのだが。
今週は、負け試合とはいえホームランを連発した桧山を野手のMVPにしたい。蒸し暑い京都で生まれ育った桧山だから、夏には強い?
投手のMVPは先発総崩れの中、よく踏ん張ったメイで決まりである。負けたけれど、勝ちに等しい好投であった。
なんというか、来週こそ景気のいいことを書きたいよ。
(1998年7月13日記)