オールスターゲームの後、ベイスターズと2連戦。
今年のタイガースは横浜の優勝を助けるために存在しているのではあるまいか。
開幕3連敗の時も、今回も、いやどのカードでも、ベイスターズがいい気持ちになるような流れを作っている。
いうとくけどね、去年は勝ち越してるんですよ。調子が悪い時でも横浜でひと休みというような感じだったんですよ。鴨が葱を背負って歩いてきてたんですよ。
完全に逆転したね。
これでスワローズには勝てるようになったというのならいいんだけれど、そうはなっていないもんなあ。
つまり、2連敗したのです。2試合ともグーの音もでない負け方。初戦は藪がいきなり4点取られて、その時点でおしまい。新庄くん、通算100号ホームランおめでとう。でも、その1本だけ。野村という投手を去年は打ってたではないの。そんなに急によくなったのか?
2試合目は吉田浩外野手の代打ホームランで1点差までつめよりながら、中継ぎの弓長を引っ張り過ぎてついにはフタケタ得点を許してしまった。
吉田に代わって2軍落ちした本西外野手が「この時期にベテランに2軍に行けというのは引退勧告みたいなものだ」という意味の発言をして話題になったけれど、選手のぼやきを記事にするのはやめておくれ。選手も監督もコーチも、もちろんファンも毎日しんどいんです。「ベンチがアホやから野球がでけへん」という名文句はこのようにして生まれたのですね。
では今週のMVP。ねえ、なんでこんなん思いついたんでしょ。まあええわ。打者は代打ホームランのファイター吉田浩。沈滞気味の1軍にカツをいれてくれよ。投手は……。来週こそなんとかしてよ。
おまけ。オールスターって、なんですか。今岡はスターではありませんでした。ほんまのスターなら、ここでサヨナラという場面で、ホームランの1本も打つものなのです。あまりにも場違いでした。
川尻はそんなこと関係ないさという顔をして1イニングをノーヒットに抑えました。でも、第2戦の7回だったので、まだ出ていない投手を投げさせるために引っ込められてしまいました。スターじゃなかったのです。代わりに出てきたチョ投手(G)は無理に2イニング投げて腕を壊してしまいました。後半戦は欠場です。投手は全員1イニングのみということにしといたらどないだ。
オールスターって、なんなのか、今年はさっぱりわかりませんでした。
(1998年7月27日記)