愛すれどTigers


ブロワーズ解雇、最下位転落、監督退場、連敗ストップ

 いろんなことのあった週でした。ブロワーズを先発から外して若手を起用したけど、勝てない。と思ったら、いきなりブロワーズは解雇。急遽帰国。とうとう9連敗で最下位に。審判の判定に「バカ」と暴言を吐いて監督が退場したら、カンフル剤になったか連敗ストップ。それでも次の試合は安心したのかまたまた負けた。長期ロード、この出だしはきついなあ。甲子園、岡山、高松のドラゴンズ戦は3連敗。神宮のスワローズ戦は1勝2敗。都合1勝5敗。カープが負けてなんとか5位にとどまってはいるけれど、こころもとない。こうなったら開き直って思い切りバットを振るところからやり直すしかないよ。

◎ドラゴンズ16回戦……2−7
 平尾、塩谷、高波と若手をスタメンに起用、ベテラン和田をトップにもっていくオーダーで状況を変えようとしてみたが、先発野口から2点取るのがやっと。それでも藪が4回にあんなにコントロールを乱したらダメ。死球、四球、死球で満塁。それでも気迫で2者連続三振とここまではまだよかった。ところが、中村を追い込んだところで捕逸。中村、野口に連打を食らって一気に5点取られる。これでムードはぶちこわし。その裏、タイガースも1死満塁。ここで代打のプロワーズが併殺。平尾のホームランだけが光明。
◎ドラゴンズ17回戦……0−2
 打てん。中込の2失点はエラーがらみ。ちょっと打ってたら勝ち投手になるような内容だ。タイガースの打者は真面目というのかなんというのか。チャンスにまわってきたら、なんとかせねばとかちかちになってる。これでは勝てない。
◎ドラゴンズ18回戦……0−2
 この日、ブロワーズが帰国。4年連続で外国人の4番打者が途中帰国というのは、やっぱり問題があるよね。
 先発舩木は、よく投げた。初回先頭打者福留に初球をホームランされたが、7回途中まで追加点を与えず。勝ち投手になってもおかしくない。打線が山本昌の前に沈黙。毎日同じようにチャンスで併殺。打てる気がしない。
◎スワローズ17回戦……0−4
 3試合連続の完封で9連敗。とうとう最下位に。
 先発のミラーは5回まではなんとかもった。6回に暴投を含む3失点で沈没。もうなにも書くことがない。1点取ればはずみがつくのだろうが。
◎スワローズ18回戦……7−6
 やれやれ、やっと勝てた。3回、湯舟のバントを一塁でアウトと判定され、野村監督は抗議。暴言退場。「バカヤロー」一声で制裁金20万円ですか。しかし、これが刺激になったか、4回表には2死三塁から、和田が食らいついて1点取り、連続無失点は35イニングでストップ。古田の2ランで突き放されても、この日のタイガースは違いましたぞ。6回の新庄のタイムリーはしびれたね。同点打は和田だ。この日の和田は本来のしぶとさをいかんなく発揮。続く7回には今岡のタイムリーで勝ち越し、リリーフ陣は久々のリードで緊張したのか1点差まで詰め寄られたけれど、なんとか踏ん張った。久々に勢いを感じさせる試合。ああよかった。最下位脱出。
◎スワローズ19回戦……3−6
 藪が4回5失点。もともと打つチームじゃないんだから、こんなに点を取られてはいかん。この日、リベラがひじを痛めて2軍落ち。絶対的な抑えがいないのだから、藪を抑えにしては……と、これは昨年も何度も書いたことだ。8回に連打で3点入れたが、時すでに遅し。しかし、この連打は次節につながるような気がする。先発が好投したら打てない。なんとか点を取ったときは投手が打たれる。これを悪循環という。

◎愛すれどTigers週間MVP
投手……中込伸、舩木聖士 勝ち星はつかなかった。しかし、この二人の好投は先発ローテーションを考えると、非常に大きい。
野手……和田豊 連敗脱出の試合のしぶとい打撃は称賛に値する。和田が率先して打っていかないと、若手も続かんぞ。

 スポーツ新聞によると、メイが2軍で野村監督批判をしたとか。貧すりゃ鈍する。野村監督はつくづく外国人の扱いが下手であるな。マスコミを通じて、ぼやくことで選手を発憤させるのが野村流だそうだが、外国人選手はスポーツ新聞は読まないでしょう。次節はまたドラゴンズとスワローズ。お返しをしてはほしいのだが、とにかく一矢報いるくらいは頼むよ。大阪ドームの試合も入って、長期ロードとはいえ、地元に帰ってくるのだから。

(1999年8月9日記)


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