愛すれどTigers


気がつけば最下位目前

 いやあ、虎はもう死んだんか。今節、4戦して1勝もできず。苦手ベイスターズに甲子園で1敗、あとひとつ勝てば今シーズンの対戦成績で勝ち越しというところまできていたスワローズに神宮で3連敗で逆に負け越し決定。なにをやってもうまくいかん。故障者が続いた苦しさがここにきてでてきている。気がつけば、最下位のカープとの差は1.5に。なんたること。

◎ベイスターズ26回戦……6−7
 もったいない試合だった。先発の中込は初回にローズのタイムリーで1点を失ったものの、4回まではなんとか抑えていた。そして、打線もそれにこたえ、初回に新庄の内野ゴロの間に坪井が帰り同点、すぐに大豊がホームランで逆転。2回と4回に相手のミスなどをついて着々と加点。これはもうもらいと思ったら、5回に中込がつかまる。波留のスリーランであっさりと追いつかれた。6回には谷繁の犠牲フライで負け越し。結局7回に途中で降板。後を継いだ吉田豊彦はよく投げた。しかし、ローズにホームランを打たれたのが痛かった。9回に坪井のタイムリーで2点取って1点差にまで迫ったからだ。ローズのホームランがなければなあ。
 光明は久々に先発復帰の塩谷、怪我を乗りこえ、猛打賞。必死に球に食らいつく姿勢が光る。
◎スワローズ25回戦……6−13
 これももったいない試合。先発の藪は滑り出しは上々。新庄の二塁打で初回に先制、3回には大豊のタイムリーで2点。1点差に迫られた5回には新庄のホームランで突き放す。もらったと思ったら、6回に藪の悪癖が。連打を食らって降板、なんとか部坂でリードを保とうとしたが、荷が重かったか、1死も取れずに降板。続く田村も打たれ、一気に5点取られる。それでもその直後の7回には浜中の二塁打などで2点を返して1点差に迫った。試合はまだまだわからない。ところが、7回の裏、葛西がつかまり無死満塁。ここで北川にパスボールがでて1点をやってしまう。あとは流れが完全にスワローズに。打ち取ったような当たりもみなヒット。打者一巡6失点で負けが確定。藪がエースと呼びにくいのはここであるね。
◎スワローズ26回戦……1−3
 川尻もつくづく不運。6回2失点の投球を誰が責められる。打線が伊藤智仁の前に完全に沈黙。大豊のホームランで完封を逃れたのみ。大豊しか期待できない打線。なんとも寂しい。
◎スワローズ27回戦……3−4
 塩谷のツーランで勝ち越し、今岡のタイムリーでダメ押し。完投を意識した湯舟が8回にランナーをためたところでペタジーニを迎える。ここで野村監督は遠山を投入。その遠山がまさかホームランを打たれるとは……。何をしても裏目に出る。もうなにがなにやら。

◎愛すれどTigers週間MVP
投手……該当者なし 今節は、川尻が好投した試合を除けば、全て投手陣が勝ちをつぶしたという感じ。その川尻も完璧な投球ではないし。もうなにがなにやら。
野手……塩谷和彦 よくがんばった。怪我から復帰して、よくここまでと思う。大豊も打ったけれど、塩谷の張り切りが印象に強く残った週。若手野手がこんなにがんばってるのに、投手は何をしているのだ。

 次節は東京ドームとナゴヤドームで前節と同様の上位対戦。ジャイアンツにだけはなんとかしてくれ。特に投手。びくびくするな。胸はって投げろ。上位いじめを再現してくれ。頼むから、お願いだから、塁にでたら走り、相手が嫌がって音を上げるような試合をしてくれい。

(1999年9月20日記)


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