いやあ、虎はもう死んだ。2位のジャイアンツに東京ドームで3敗。首位のドラゴンズにナゴヤドームで2敗。通算で11連敗だ。球団史上ワースト2位。どんなにリードしてても勝てそうな気がしない。投手の腕の振りも、打者のバットの振りも、なにもかも鈍く感じる。連敗のおつきあいをしていた、最下位のカープとの差は0.5に。やめてくれや。
◎ジャイアンツ25回戦……4−6
舩木が初回と3回に打ち込まれて5失点。特に3回の松井のホームランは効いたなあ。相手は上原だから、もうダメかと思ったが、大豊と坪井のホームランで3点取ってKOした。7回にも新庄が木村からタイムリーを打って、1点差。いいムードやったのになあ。その裏に山崎が打たれた松井のホームラン! 流れがここでせき止められてしまった。舩木が打たれ過ぎ。先発が3回に5失点ではゲームにならん。
◎ジャイアンツ26回戦……2−3
いきなり松井にホームランを打たれたとはいえミラーはよく抑えた。しかし、タイガースがランナーをためてやっとこさ1点取るというちびちびした攻撃でなんとか逆転しても、清水のホームラン2本でかんたんに点を取るんだから。なんか、チーム力の差を見せつけられるなあ。清水なんかが2本もホームランを打つなんて誰が思う。ランナーも塁上に残ったらチャンスを次につなげられるのに、突っ込んだらあかんところで突っ込んでアウトになる。相手はほっとするよ。相手に嫌がられる野球が身につくのはいつのことやら。
◎ジャイアンツ27回戦……0−4
初回、田中のファウルがネクストバッターズサークルの新庄を直撃、退場となる。試合は両者決め手のないまま0−0で6回に。中込がここで後藤にタイムリーをあびて1失点降板。しかし、ここまではなんとかゲームになっていた。しかし、8回に二岡のスリーランで試合は決まってしまう。問題は打線。先発のデセンスなどという二線級、谷間の投手を打てんのだから、どうしようもない。岡島からはわずか1安打のみ。勝てるわけがあるか。
◎ドラゴンズ24回戦……0−3
6安打散発の完封負け。井上に不用意に投げた藪の投球なんか毎度のこと。ツーラン1本で戦意喪失ですか。まあ、ジャイアンツに3連敗しておいてドラゴンズに勝ったら申し訳ないわな。
この日、パリーグではホークスが優勝を決めた。ホークスも長年Bクラスに甘んじてきたチーム。王監督はひどいときにはファンに生卵をぶつけられながら5年間こつこつとチームを作り上げてきたのだ。野村監督も今年だけではない。選手は来年のことを考えているのか。こんな覇気のない選手はみんな首にされるぞ。
◎ドラゴンズ25回戦……4−5
こんな試合って、あるんやね。最終回、ジョンソンの代打スリーランで大逆転! やっとこさ連敗脱出という展開。ところが、抑えの福原が逆に山崎にスリーランを打たれてサヨナラ負け。こうなると、相手の持つ勝ち運というものにやられたとしかいいようがない。
◎愛すれどTigers週間MVP
投手……該当者なし もうなにがなにやら。
野手……該当者なし もうなにがなにやら。
次節は広島市民球場でカープと4連戦。楽しい楽しい最下位争いです。ここで負けたらなんにもならん。カープも調子が悪いのだ。幸いカープには相性がいい。相手を呑んでかかれる。せめて5位はキープして下さい。それ以外にいう言葉はない。
(1999年9月27日記)