今節から13連戦。まずは甲子園球場でドラゴンズ戦。初戦は糸井と大山のホームランで打ち勝つ。2戦目は大野に完封負けを食らい、今期甲子園でのドラゴンズ戦は初めての敗戦。3戦目は岩田の好投で粘り勝ち、2勝1敗。引き続き甲子園球場でのジャイアンツ4連戦。初戦は西勇があわや完封という好投でとる。しかし2戦目は畠に抑えられ、ガンケルも打たれて連勝できず。3戦目は、秋山が好投を見せたが、中継ぎの藤浪が打たれて大差で連敗。4戦目は高橋遥が無四球14奪三振でプロ入り初完投勝利で連敗を止め、大山も岡本の目の前でホームラン数で追いついてみせ2勝2敗。今節は4勝3敗。今季通算45勝42敗4分で勝率.517の2位。首位ジャイアンツとは結局変わらず12.5ゲーム差。ジャイアンツの優勝マジックナンバーは大きく減って17。
◎ドラゴンズ16回戦……7-3
ドラゴンズの先発は勝野。1回裏、近本が初球を叩きライトの頭を越す二塁打を放つと、北條のバントで三進。糸井は空振り三振に倒れるが、サンズの打席で勝野が暴投し近本が生還
して先制点をもらう。タイガースの先発は高橋遥。1死からシエラの三塁寄りの投手ゴロを高橋遥が捕りそこねて生かすと、安倍の一塁ゴロはボーアが弾きミスが重なり無死一二塁に。木下拓の打席で高橋遥のワンバウンドのボールを原口が弾き、その間にシエラは三進。木下拓は歩かせて満塁に。勝野は空振り三振に取ったが、大島のセンター前2点タイムリーヒットで逆転される。4回裏、北條のライト前ヒット、大山のレフト前ヒットとボーアの四球で2死満塁とし、原口がレフト前に逆転の2点タイムリーヒットを放つ。5回表、アルモンテとビシエドの連打で1死一三塁とされ、高橋周の犠牲フライで同点に追いつかれる。5回裏、2死から北條が投手勝野のグラブをはじく強襲ヒットで出ると、糸井がバックスクリーンに勝ち越しのツーランホームランを放ち、一気に勝ちムードに。6回表、2死から代打渡辺と大島の連打でまたも一三塁とされたが、ここは京田を空振り三振に取ってピンチを脱した。勝野は5回5失点で降板。6回裏、二番手藤嶋から大山がバックスクリーン左にライナーで飛び込むソロホームランを放ち3点差に。高橋遥は6回3失点で交代し、7回表はエドワーズが高橋周に二塁打を打たれるも後続を断つ。7回表、三番手又吉から糸井がライト前に落ちるヒットを放つと、代走植田が二盗。しかしサンズはライトフライで追加点はならず。8回表、三番手は藤浪。先頭の阿部は歩かせたが、後続の打者はすべて二塁ゴロに抑える。8回裏、四番手の橋本に対し、二塁打の大山がボーアのセンターフライで三進、坂本のレフト前タイムリーヒットで4点差に。9回表は抑えのスアレスが1死からアルモンテを歩かせたが、ビシエドはショートゴロ併殺で締めた。高橋遥が久々の3勝目。ヒーローインタビューは勝ち越しのホームランの糸井とトップに1本差と迫るホームランの大山。
◎ドラゴンズ17回戦……0-9
タイガースの先発は青柳。1回表、大島を歩かせ、京田のショートゴロは小幡がトンネルしてしまい無死一三塁に。アルモンテの打席で京田が二盗し、アルモンテは四球。高橋周のセンター犠牲フライで先制される。ドラゴンズの先発は大野雄。2回裏、2死からボーアがライト前ヒットを放つも中谷はライトフライ。3回表、四球の京田を置いてアルモンテのレフト前ヒット。サンズが打球処理をもたつく間に京田は三進。ビシエドを歩かせてまたも満塁とし、高橋周の二塁ゴロ併殺の間に京田が生還して2点差に。さらにシエラにセンター前タイムリーヒットを打たれ3点差とされる。5回表、三塁打の京田を置いてアルモンテのレフトへの犠牲フライで4点差に。1死後、高橋周への四球とシエラのライト前ヒットで一三塁とされ、阿部のライト前タイムリーヒットと木下拓のセンター前タイムリーヒットで8点差に。青柳はこの回限りで降板。6回表からは継投で6回望月、7回谷川、8回能見がそれぞれ無失点で抑える。タイガース打線は大野雄の前に3回以降一人の走者も出せず。外角球を打たされたかと思うと、内外角いっぱいにストライクを決められ見逃し三振と翻弄される。7回裏、北條がレフト前ヒットを放つも、大山はショートフライ、サンズはショートゴロ併殺とせっかくの先頭打者のヒットが生きない。9回表に五番手齋藤がシエラに来日初となるソロホームランを右中間スタンドに運ばれ9点差に。9回裏も代打熊谷はレフトフライ、長坂は空振り三振と若手たちが与えられたチャンスをつかめず、最後は近本の二塁ゴロで2安打無四球の二塁も踏めない完封負け。
◎ドラゴンズ18回戦……2-0
タイガース岩田、ドラゴンズロドリゲスの投手戦。2回裏1死から大山とボーアが連続四球で出るも、この試合で先発復帰した梅野は二塁ゴロで二封。2死一三塁となり、小幡は三塁ゴロに倒れる。4回表、レフト前ヒットの大島は京田の打席で二盗。しかし京田のセンターフライをテキサスヒットと読み違えた大島が三塁へ走っており、慌てて帰塁するも二封。続くアルモンテを二塁ゴロに打ち取る。4回表、糸井のレフト前に落ちるテキサスヒットがチーム初安打となるがサンズ、大山、ボーアが三者三振。5回表、シエラ、高橋周を連続三振に取ったが阿部のショートゴロは小幡が落球してエラーで出塁。さらに堂上にレフト前ヒットを打たれるも、それでも落ち着いて木下拓を三塁ゴロに打ち取る。6回表、近本がライト前ヒットを放ち、北條の打席で二盗。北條のショートゴロで京田は三塁へ送球するも高橋周は近本にタッチできず野選となり一三塁に。糸井の打席で北條が二盗。糸井は空振り三振に倒れ、サンズもショートフライで2死となったが、大山の打席でロドリゲスは暴投、近本が生還して1点を先取。7回表、アルモンテにセンター前ヒットを打たれるもシエラは二塁ゴロ併殺。高橋周に内野安打を打たれたところで岩田は交代。ら番手エドワーズは阿部を空振り三振に取る。ロドリゲスは6回1失点で降板し、7回裏は二番手福がマウンドに。1死から梅野が左中間スタンドにライナーで飛び込むソロホームランを放ち2点差とすると、8回表は三番手藤浪が160kmの速球を続けて三者凡退に抑える。8回裏は三番手谷元に対し2死から糸井がヒットを放つも代走植田が盗塁死。9回表はスアレスが三者凡退で締めて18セーブを記録。ヒーローインタビューは今季初勝利の岩田と好リードとホームランの梅野。岩田は自虐的に「毎年消えかけている投手ですが」と場内を沸かせ、梅野が「明日も勝つバイ」で締めた。
◎ジャイアンツ17回戦……4-1
タイガースの先発は西勇。1回表、吉川尚を見逃し三振に取ったが、松原と坂本勇の連打で一二塁とされる。しかし岡本を三塁ゴロ併殺に打ち取り、流れをつかんだ。ジャイアンツの先発は左腕今村。2回表、大山が初球を叩いてレフトスタンドに先制のソロホームランを放りこむ。3回裏、近本が左ひじに死球を受けたが、大事なくグラウンドに戻ってきた。北條のバントで二進したが、後続を断たれ追加点はならず。4回表、松原と坂本勇を連続三振に取るも岡本と丸の連打で一二塁とされる。しかしここも大城を危なげなくショートフライに打ち取り、得点を許さない。5回裏、センター前ヒットの小幡を西勇が送り、近本が無警戒な三塁岡本の前にセーフティバントを決め、内野安打となって一三塁とし、北條の打席で近本が二盗。北條は歩いて満塁に。糸井のセンター前に弾き返す2点タイムリーヒットで3点差とする。今村はここで降板。二番手宮國の前に後続を断たれる。6回裏2死から小幡がプロ入り初の猛打賞となるセンター前ヒットを放つと、二下ライト前ヒットで続き、ここで宮國は降板。三番手の左腕大江の前に近本はもう少しでセンター前ヒットという当たりの二塁ライナーに倒れた。7回裏、四番手ビエイラが登板。1死から糸井の猛打賞となるセンター前ヒットで代走は島田。サンズは四球で一二塁としたが、大山は二塁へのフライに倒れる。ボーアの打席でビエイラは暴投。二三塁となりボーアも四球。満塁のチャンスで梅野は空振り三振に倒れた。西勇はコントロールよくジャイアンツ打線は凡打の山。しかし8回表、完封を目前にしてウィーラーにレフトスタンドにソロホームランを打たれ2点差とされる。8回裏、五番手田中豊に対し、1死から代打高山が内角低めの球をうまくすくい上げてライト線へ二塁打を放ち代走は植田。近本がまたも三塁前に意表をつくセーフティバント。岡本の一塁悪送球で植田は一気に生還し3点差とする。9回表は抑えのスアレスが三者凡退で締めて、ジャイアンツ4連戦の初戦を取った。ヒーローインタビューは先制ホームランの大山と対ジャイアンツ3連勝で8勝目の西勇。
◎ジャイアンツ18回戦……4-7
ジャイアンツの先発は畠。2回裏、先頭のサンズが四球で出るも大山、ボーアは凡退。梅野の打席でサンズが意表をついて二盗。あわてた捕手大城の悪送球で三塁まで進むも梅野は空振り三振で相手のミスにつけこめず。3回裏には1死からガンケルがチーム初安打で来日初安打となる二塁打を放つも、近本はセンターフライに倒れ、北條の四球で一二塁とするも糸井は二塁ゴロでまたも得点できず。タイガースの先発はガンケル。3回までは手元で動く球でジャイアンツ打線を抑えていたが、4回表、二塁打の坂本勇を岡本のライトフライで三進させ、丸のレフト前タイムリーヒットで1点先取される。5回表には吉川尚にライトスタンドにソロホームランを打たれて2点差に。2回表、2死から近本がレフト前ヒットを放つと、北條も左中間を越す二塁打を放つ。近本は一気に本塁を突くもわずかの差で憤死。矢野監督のリクエスト申請も判定は覆らず。6回表、岡本にセンター前ヒットを打たれるも、丸は一塁ゴロで二封。中島の打席で一塁に牽制するも判定はセーフ。矢野監督のリクエスト申請も判定は覆らず、申請の機会を無駄に減らす。直後に丸は二盗。中島が歩き、大城に右中間スタンドにスリーランホームランを打たれてしまう。6回裏、糸井のヒットとサンズの四球、大山のライトフライで1死二三塁とする。ここで畠は降板し、二番手に左腕大江。ボーアは痛烈なライナーを放つも二塁吉川尚に好捕される。梅野はライト前に落ちるかと思われるテキサス性の当たりを放つも、ライト松原のスライディングキャッチでチェンジに。流れは完全にジャイアンツに傾いている。7回表、二番手能見は2死満塁のピンチを背負うも中島のショートの頭上を襲うライナーを小幡が好捕し、無失点で切り抜ける。8回表、三番手望月が大城を歩かせ二盗され、立岡も歩かせ1死後吉川尚のレフト前ヒットで満塁に。ここで望月は降板し四番手谷川を送る。松原は一塁ゴロで本封。しかし坂本勇にレフト前にゴロで転がる2点タイムリーヒットを打たれてしまう。さらに岡本の左手首に死球でまた満塁にする。岡本の代走に田中俊。ここは丸を投手ゴロに打ち取り踏ん張った。8回裏、四番手鍵谷の前に三者凡退。9回表、続投の谷川は増田大とウレーニャにヒットを打たれるも吉川尚を空振り三振に取る。9回裏、五番手には敗戦処理投手の堀岡を送りこんできたが、これで流れが少し変わる。大山は右中間フェンスに当たるあわやホームランという二塁打を放ち、ボーアは四球。梅野は三振に倒れたが、代打高山が右中間を破るタイムリーヒットで1点を返すと、堀岡は降板し、六番手は宮國。代打原口は三振に倒れたが、近本がライトスタンドに3点差に迫るスリーランホームランを放つと、ジャイアンツベンチは大わらわ。七番手にデラロサを指名したにもかかわらず、リリーフカーに乗って登場したのは中川。中川はダグアウトに引っこみ、デラロサがマウンドへ。制限時間を超えていたので投球練習はなしに。北條の内野フライは3人の野手が殺到して交錯。三塁手が落球するも球は辛うじて倒れた腹の上に乗っていたためアウトで試合終了となったが、これが地面に落ちていたらまだタイガースの攻撃は続いていたはず。敗れはしたが、ジャイアンツの油断を最後に見せてもらえた。
◎ジャイアンツ19回戦……1-7
ジャイアンツの先発は戸郷。1回裏、1死から北條と糸井の連打で二三塁とし、2死後、大山は四球で満塁に。しかしボーアが一塁ゴロに倒れ、先制点はならず。タイガースの先発は秋山。2回表、丸にバックスクリーン左に先制のソロホームランを打たれてしまう。3回表、2死から吉川尚にセンター前ヒットを打たれると、松原の打席で二盗され、松原まセンター前ヒットは近本が捕球できず後ろにそらし、その間に吉川尚が生還して2点目を許してしまった。3回裏、北條が左中間をぶる二塁打で出ると、糸井とサンズの四球で無死満塁に。大山の押し出し四球で1点を返したところで戸郷は降板。二番手の大江に対しボーアが空振り三振、原口が一塁へのファールフライ、小幡が空振り三振と逆転機を逸した。5回裏、三番手の鍵谷に対し、糸井の二塁打と大山、ボーアの四球で1死満塁とする。しかしここも原口は一塁ファールフライ、小幡は投手ゴロでまたも逆転できず。秋山は5回2失点で降板。6回表、二番手の藤浪は1死から坂本勇と岡本のヒットでピンチを作るも、丸とウィーラーを連続三振にとり切り抜けた。6回裏は四番手高梨に三者凡退に抑えられ、7回表、続投の藤浪が1死から炭谷、若林、吉川尚の連打で1点を追加されると、松原にもセンター前タイムリーヒットを打たれてさらに1点を追加された。ここで藤浪は降板、三番手谷川が坂本勇と岡本を内野ゴロに打ち取り勢いを止めた。7回裏、高梨に糸井を抑えられると、五番手ビレイラに交代。サンズは手に死球を受けたが、大山、ボーアが連続三振で小刻みな継投にやられる。8回表は四番手の齋藤が三者凡退に抑える。8回裏は六番手中川の前に三者凡退。9回表、育成契約から支配下登録に変わったばかりの横山が久々の一軍マウンド。四球の増田大を置いて若林にレフトスタンドにツーランホームランを打たれてしまい、ダメ押し。9回裏は七番手の田中豊に対し、近本と北條の連打でチャンスを作るも糸井、代打高山がフライに倒れ、大山は見逃し三振で試合終了。
◎ジャイアンツ20回戦……6-1
タイガースの先発は高橋遥。1回表、吉川尚に初球を打たれてセンター前ヒットを浴びたが、松原を投手ゴロ併殺に打ち取り、坂本勇も三塁ゴロで課題の立ち上がりをクリア。ジャイアンツの先発は桜井。1回裏、近本の二塁打と北條のショートゴロで1死三塁としたが、糸井は三振。大山は敬遠気味に歩かされて、原口も三振と、昨日に続いてあと1本が出ない。2回表、岡本と中島を見逃し三振にとり、奪三振ショーが幕をあけた。3回表は大城、若林、桜井を三者空振り三振。4回表、1死から松原にレフト前ヒットを打たれると、坂本勇には右中間を破るタイムリー二塁打を打たれ先制点を許す。坂本勇は三塁をつくも、タッチアウト。原監督のリクエスト申請も判定は覆らず。岡本は空振り三振に倒れる。4回裏、大山と原口の連打で無死二三塁とし、高山の打席で捕手大城の股間をすりぬける捕逸で大山が生還して同点に。5回表は中島の空振り三振を含む三者凡退。5回裏、2死から四球の糸井を置いて大山がバックスクリーンに勝ち越しのツーランホームランを放つ。6回表は若林を空振り三振、代打ウレーニャを見逃し三振にとり三者凡退。6回裏、二番手宮國に対し、1死から坂本誠がレフトの頭を越す二塁打で出ると、小幡は投手ゴロ。坂本誠は二三塁間の狭殺で時間を稼ぎ、小幡は二進。高橋遥のセンター前タイムリーヒットで3点差に。高橋遥はプロ入り初打点。さらに近本の左中間を破るタイムリー二塁打で4点差に。2死後、三番手堀岡に交代し、北條は凡退。7回表は岡本をまたも空振り三振にとり三者凡退。7回裏、糸井が歩き、大山のレフト前ヒットで無死一二塁とし、荒木のバントは三封されたが、高山のライト前タイムリーヒットで5点差に。8回表、丸と中島の連打で無死一二塁とされたが、大城と若林を空振り三振にとり、代打ウィーラーを二塁へのフライに取って切り抜ける。8回裏、四番手田中豊から高橋遥と島田がヒットを放つも大山が空振り三振で追加点はならず。9回表、1死から松原を見逃し三振、坂本勇を空振り三振にとり、高橋遥はプロ入り初完投勝利。無四球、奪14三振でジャイアンツ打線を抑えこんだ。ヒーローインタビューは高橋遥、猛打賞の近本、決勝ホームランでジャイアンツの岡本とホームランダービーでトップに並んだ大山。
愛すれどTigers週間MVP
投手……高橋遥人 ドラゴンズ初戦で好投し、中5日で勢いに乗るジャイアンツ打線から奪三振ショー。7試合の間に2勝して今節の負け越しを防いだ。特にジャイアンツ戦は今までの一本調子の投球ではなく緩急をつけて相手を手玉に取った。坂本のリードが高橋には合っているのだろう。ジャイアンツ追撃のためにもここからまた連勝をのばしてほしい。
野手……大山悠輔、糸井嘉男 今節一番ヒットを放ったのは糸井。しかし3ホームラン、しかもライバル岡本の目の前で2発で追いつくという勢いの大山。どちらもMVPにふさわしい活躍なので、2名選出とした。まあ、該当者なしの週もあったし、私が勝手に決めているだけで御両人ともご存知ないだろうから気にするほどのことやないんやけれどね。
ジャイアンツ戦は悪くて3勝1敗でないと苦しいと思っていたら、2勝2敗。それでもコロナ禍で主力を何人か欠きながらジャイアンツと五分に渡り合ったのだから、岩貞や岩崎、糸原や木浪が復帰してきた時が楽しみ。次節は移動日なしで広島に移り、マツダスタジアムでカープ戦。大瀬良を欠き、野村も本調子でなく、リリーフ陣も一定していないカープ相手だが、鈴木誠をとにかく封じていかないと足元をすくわれる。ただ、最下位争いをしているチームだけに、先手をとることが肝心。続いて甲子園にとんぼ返りしてベイスターズ戦。こちらは今永が離脱。とにかく打線に火をつけないようにしてほしい。とにかくここからはジャイアンツが勝った日は負けてはいけないし、ジャイアンツが負けた日は勝たねばならない。あ、つまり残り全部勝たんならんということか。コロナ感染と濃厚接触組の復帰と、サンズ、ボーア両外国人の復調次第で今後も決まる。
サンスポの「鬼筆」植村記者は目の前の戦いよりもオフシーズンのフロントの首のことを気にしているけれど、そんなん今はどうでもよろしい。フロントが阪急系の役員ばかりになったら、ブレーブスのOBを監督やコーチに総がえするということであったり、チーム名を阪神タイガースから阪急阪神ブレーブタイガースにするとかいうならそれはファンとしてはやめてよと思うけれど。他のファンは知らぬが、私はオフシーズンのフロントの動向よりも、今この目の前の試合の方をちゃんと報じてほしい。日刊スポーツの高原記者、スポーツニッポンの内田記者、デイリースポーツの吉田記者のように。
(2020年10月5日記)