愛すれどTigers


湯浅がプロ入り初勝利、熊谷は初サヨナラ打

 今節はマツダズームズームスタジアムでカープ3連戦。今の勢いならカープに勝ち越せるかと期待したが、初戦は苦手の床田を攻略できず、2戦目は1点差で勝っているところを岩崎の代役のアルカンタラが同点とサヨナラのホームランを打たれて連敗。3戦目はウィルカーソンとアンダーソンの投げ合いでどちらも引かず引き分け、0勝2敗1分。甲子園球場に戻ってドラゴンズ戦。初戦は大野雄と青柳がともに打たれたが、最後は梅野の代打タイムリーヒットで征すると、2戦目は福谷を攻めて10点をとり、伊藤将が好投して連勝。3戦目は西純が逆転されたが土壇場で追いつき、熊谷のプロ入り初のサヨナラ打で3勝0敗。今節は3勝2敗1分。今季通算34勝38敗2分で勝率は.472の4位。首位スワローズとの差は14.0とまたも少し広がった。3位カープとは2.0差。

◎カープ9回戦……3-5
 タイガースの先発は西勇。1回裏、野間にレフト前ヒットを打たれ、宇草の一塁ゴロで二進。菊池涼は空振り三振に取ったが、マクブルームにレフト前タイムリーヒットを打たれて1点を先制される。5回裏、1死から小園と上本の連打、床田のバントで2死二三塁とされ、野間にレフト前にタイムリーヒットを打たれ2点差に。一三塁から宇草の打席で野間が二盗。宇草にはセンター前2点タイムリーヒットを打たれて4点差に。さらに菊池涼のセンターの頭上を越すタイムリー二塁打で5点差に。西勇はこの回限りで降板。6回裏は二番手石井が坂倉のヒット、小園の二塁ゴロで二封したが、山本泰の一塁悪送球で走者を残し、上本の申告敬遠と床田のセンター前ヒットで満塁のピンチを迎えたが、野間を二塁ゴロに打ち取って失点は許さず、7回裏も無失点。カープの先発は床田。6回表までヒットが出ても走者を進められない。7回表、ヒットの近本を置いて、大山がレフトスタンド上段にツーランホームランを放ち3点差に縮める。床田は7回2失点で交代。8回表は二番手森浦に抑えられ、8回裏は三番手ケラーが會澤のライナーを大腿部に受けるアクシデントがあったが、小園と上本を連続三振に取って投球に影響なし。9回表、クローザーの栗林に対し、近本と佐藤輝の連打で無死一二塁とし、大山のセンター前タイムリーヒットで2点差まで迫ったが、糸原はレフトフライに倒れ、代打糸井の三振と代打ロハスJr.のショートゴロで逃げ切られた。タイガースは今季カープからまだ勝利なし。5連敗中だったカープは連敗ストップで3位と4位が入れ替わった。
◎カープ10回戦……4-5
 タイガースの先発はガンケル。2回裏、會澤、小園、上本の連打で2死満塁とされ、野間の打席でガンケルは暴投し、會澤が生還して先制点を献上する。カープの先発は遠藤淳。3回表、2死から中野のヒットと島田の四球で一二塁とし、近本のセンター前タイムリーで中野が一気に生還して同点に。この時中野の進路をふさいでいた會澤の足に中野がもろに突っこんでしばら起き上がれなかったが、大きな怪我にはつながらず以降も試合に出続けられた。3回裏、宇草の一塁強襲の内野安打、菊池涼のレフトのフェンスを直撃するタイムリー二塁打でまた1点のリードを許す。マクブルームにもヒットを打たれて1死一三塁とされたが、坂倉の一塁ゴロは大山がバックホームし、菊池涼は三本間で狭殺。その間に坂倉は三進。會澤を二塁ゴロに打ち取り最少失点にとどめた。5回表、中野のレフト前に落ちるヒットと、島田の一塁ゴロはベースカバーの遠藤淳よりも島田の足が勝り内野安打に。近本のヒットで1死満塁とし、佐藤輝の一塁ゴロの間に中野が生還してまた同点に追いつく。5回裏、宇草と菊池涼の連打で1死一二塁とされ、マクブルームにセンター前タイムリーヒットを打たれてまた1点差とされる。遠藤淳は5回2失点で交代。6回表は二番手矢崎に抑えられる。ガンケルは5回3失点で降板。6回裏、二番手浜地は上本にヒットを打たれるも無失点。7回表、三番手ケムナに対しヒットの中野を島田が送り、近本の一塁ゴロで三進。佐藤輝のレフト前タイムリーヒットでまたも同点に追いついた。7回裏は三番手岩貞が2死からマクブルームへの四球と坂倉のライト前ヒットでピンチとなるが、會澤のヒット性の当たりをライト島田がスライディングキャッチで好捕し、切り抜ける。8回表は四番手の森浦に抑えられ、8回裏は四番手の湯浅が抑える。9回表は五番手栗林の前に三者凡退。9回裏、五番手渡邉が野間に死球。宇草のバントで二進され、六番手加治屋に交代。菊池涼とマクブルームを落ちる球で連続三振に打ち取り、試合は延長戦に。10回表、六番手松本に対しヒットの近本を佐藤輝が右中間を破るタイムリー二塁打を放ち、この試合初めてリードする。しかし大山は見逃し三振、糸原は空振り三振。山本泰は三塁ゴロで追加点はならず。10回裏、クローザーとして起用したアルカンタラが坂倉にライトスタンドに同点のソロホームランを打たれる。11回表は続投の松本に三者凡退にとられ、11回裏、アルカンタラは代打堂林と代打曽根を連続三振に取った直後、宇草にライトスタンドにサヨナラソロホームランを打たれ、この試合もカープに勝つことができなかった。
◎カープ11回戦……3-3
 カープの先発はアンダーソン。1回表、中野の一塁ゴロはマクブルームが捕球し損ねてエラーで出塁。島田のショートへのゴロは小園が二塁か一塁かどちらに送球するかの一瞬の迷いのおかげで内野安打に。近本の打席で捕手の持丸が捕逸し、二三塁とすると、近本のセンター前タイムリーヒットで先制。なおも無死一三塁と攻め立て、佐藤輝の打席で持丸がまた捕逸し、島田が生還して2点差とする。なおも畳みかけたいところだったが、佐藤輝も大山も凡退し、大量得点はならず。3回表、1死から島田が二塁内野安打で出ると、近本の打席で二盗。近本の四球の際に島田は三盗。佐藤輝の打席で近本が二盗し、佐藤輝は四球で1死満塁に。しかし大山はハーフスイングを空振りととられて三振。糸原は投手ゴロで追加点は取れず。タイガースの先発はウィルカーソン。今回は持ち味のコントロールが冴え、カープ打線を寄せ付けず。3回裏には中村健と上本のヒットで2死む一三塁とされたが、宇草を一塁ゴロに打ち取り得点を与えない。しかし5回裏、中村健の四球と代打羽月のヒットと盗塁で2死二三塁とされ、上本の左中間を破る2点タイムリー三塁打で同点に追いつかれた。ウィルカーソンはこの回限りで交代。アンダーソンも5回2失点で交代し、リリーフ勝負に。6回表、二番手森に対し死球の糸井を長坂が送り、2死二塁に。代打梅野の二塁内野安打で糸井が三塁をオーバーラン。菊池涼は見逃さず三塁に送球してタッチアウト。作りかけたチャンスをつぶしてしまった。6回裏は二番手浜地がマクブルームと坂倉の連打で1死一三塁とされるも小園を三邪飛、中村健を空振り三振に打ち取る。7回表、続投の森に対し、中野のヒットと島田のバント、佐藤輝の四球で2死一二塁とするも大山は三塁ゴロで得点機を逸した。7回裏、三番手岩貞が代打堂林に左中間スタンドに飛びこむソロホームランを打たれて1点リードされる。8回表は三番手ケムナが、8回裏は四番手ケラーがそれぞれ三者凡退に抑え、9回表、クローザーの栗林が登板。しかし梅野の二塁ゴロを菊池涼がこぼして内野安打とし、代走に植田。中野のバントで二進すると、2死後、近本のライト前タイムリーヒットで同点に。9回裏は五番手湯浅が三者凡退に抑え、試合は2日連続で延長戦に。10回表は五番手矢崎の前に三者三振。10回裏は六番手アルカンタラが上本を歩かせるが代打松山の打席で二盗に失敗、坂本が刺す。松山にも四球で代走は中村奨。菊池のレフト線の二塁打で中村奨が一気に本塁を突こうとしたが、三本間で足をとられて転倒し、起き上がって本塁に突入するも楽々アウトに。11回表は六番手ターリーから坂本の四球と中野のバントで1死二塁とするも島田と近本は連続見逃し三振に。11回裏は渡邉が矢野と小園から三振をとる好投。12回表、続投のターリーから佐藤輝が一塁に強い当たりのゴロを放つも坂倉が顔面でキャッチしてアウトに。ここでターリーから七番手藤井に交代。大山の二塁打でチャンスを作るも糸原はヒット性の二塁ゴロで代走熊谷は三進。代打高山は空振り三振でタイガースの勝ちはなくなる。12回裏、一軍に戻ってきた岩崎がクローザーとして登板し、中村健のヒットと堂林のバント、會澤への四球で1死一二塁に。上本は二塁へのフライしかし代打長野には四球で2死満塁に。菊地のレフトの頭上を越す当たりは島田がチャージして好捕。なんとか引き分けで終わったが、やはりカープには勝てず。
◎ドラゴンズ9回戦……6-4
 タイガースの先発は青柳。1回表、センター前ヒットの大島を岡林のバントと石岡の一塁ゴロで三進させる。木下の打席で大島は本盗を敢行するが坂本が落ち着いてタッチアウト。立浪監督のリクエスト申請も判定は変わらず。ドラゴンズの先発は大野雄。2回表、佐藤輝のセンター前ヒット、糸原のライト前ヒット、坂本の四球で2死満塁とし、青柳のセンター前2点タイムリーヒットで先制。坂本は二三塁間で狭殺されて追加点は取れず。3回表、死球の京田を大野雄のバントと大島の二塁ゴロで三進され、岡林のタイムリー二塁打で1点差に。さらに石岡にもレフト前にタイムリーヒットを打たれてすぐさま追いつかれた。3回裏、ヒットの中野を島田が送り、近本の打席で大野雄が暴投して中野は三進。しかし近本のセンターフライは浅すぎて犠飛にならず、佐藤輝は空振り三振でチャンスを生かせず。以降は両投手の投手戦となる。6回裏、近本のヒットと佐藤輝の二塁打で1死二三塁とし、大山は申告敬遠。ここで糸原がレフト前に2点タイムリーヒットを放ちまたも2点リード。大野雄は6回4失点で降板。7回裏、二番手藤嶋に対し中野のヒットなどで2死二塁とするも近本は投手ゴロで追加点はならず。8回表、岡林と石岡の連打、木下のバントで1死二三塁とされ、代打三ツ俣のセンター前2点タイムリーヒットで同点とされ、ここで青柳は降板。二番手の湯浅は溝脇の投手ゴロで二塁代走の加藤翔を二三塁間で狭殺し、京田のレフトフライも島田が好捕しリードは許さず。8回裏、三番手清水から佐藤輝がレフト前ヒットで出ると、大山もセンター前ヒットで続き、糸原のバントで1死二三塁に。代打糸井は申告敬遠で満塁とし、代打高山は空振り三振に倒れたが、代打梅野がレフト前に2点タイムリーヒットを放ち勝ち越す。9回表、クローザーの岩崎は代打郡司と大島の連打で無死一三塁とされるが、岡林のレフトフライは島田がチャージして三塁走者をくぎ付け。石岡を空振り三振にとると、木下はセンターフライでなんとか逃げ切った。ヒーローインタビューはプロ入り初勝利の湯浅と決勝打の梅野。梅野は久々に「明日も勝つばい」で締めた。
◎ドラゴンズ10回戦……10-0
 タイガースの先発は伊藤将。1回表、1死から岡林の内野安打と郡司への死球、A・マルティネスのライトフライで一三塁のピンチを招くも阿部を見逃し三振に取って切り抜ける。ドラゴンズの先発は福谷。1回裏、1死から島田のセンター前ヒットと盗塁、福谷の暴投で2死三塁とし、佐藤輝、大山には連続四球で満塁に。糸原のライト前タイムリーヒットで1点先制。降雨が激しくなり20分間の中断の後、2回裏、ヒットの梅野を伊藤将が送り、中野の二塁ゴロで梅野は三進。島田のショートゴロを三ツ俣が弾き、タイムリーエラーとなり2点差に。近本ヒットと佐藤輝の内野安打で満塁とすると、大山はレフトの頭を越す2点タイムリー二塁打でリードを4点差に広げる。3回表、岡林の三塁ゴロを糸原が弾いて出塁を許すと、郡司の右中間フェンスに当たる二塁打で無死二三塁に。しかしA・マルティネスを二塁ライナーに打ち取ると、阿部は一塁フライ、三ツ俣は空振り三振で得点を許さず。3回裏、センター前ヒットの梅野を伊藤将が送り、中野のセンター前タイムリーヒットで5点差に。4回裏には二塁打の近本を置いて佐藤輝の左中間を破るタイムリー二塁打で6点目を入れると、大山と糸原が歩いて満塁となり、小幡の犠牲フライで7点差に。梅野が歩いてなおも2死満塁とし、伊藤将のライト前2点タイムリーヒットで9点目が入る。福谷は4回9失点で降板。5回裏は二番手福の前に三者凡退。6回裏は三番手の根尾が投手として初めて大阪桐蔭高校以来の甲子園のマウンドに上がる。1死から大山のライト前ヒット、糸原の死球で一二塁とし、小幡のレフト前タイムリーヒットで根尾にプロ入り初失点を浴びせ10点差に。7回裏は四番手の森に対して代打ロハスJr.が久しぶりのヒットとなる右中間への二塁打を放ち、近本が歩いてまたもチャンスを作るが、ここは後続を断たれて得点できず。伊藤将は毎回走者を背負いながらも無失点と粘りの投球。8回表、石岡にヒットを打たれるも後続を三者凡退に打ち取り、8回無失点で交代。8回裏は地元西宮出身の山本拓が五番手で登板。三者凡退で地元のファンにいいところを見せた。9回表、二番手齋藤が2死から代打山下を歩かせたが岡林をレフトフライに打ち取り締めくくった。ヒーローインタビューは4勝目の伊藤将と2安打2得点、好リードで伊藤将を引っ張った梅野が2試合連続で「明日も勝つばい」で締めた。
◎ドラゴンズ11回戦……6-5
 ドラゴンズの先発は柳。1回裏、中野がレフト前ヒットで出ると、島田がバントをしかけるが2ストライクと追いこまれたところで中野が二盗。島田のライト前ヒットで無死一三塁とし、近本の左中間を破るタイムリー二塁打で1点を先制。1死後、大山がライト前2点タイムリーヒットで追加点を奪う。タイガースの先発は西純。3回表、高橋周のセンター前ヒットと石橋の内野安打で無死一二塁とされるが、柳のバントは梅野が判断よく三封。大島はショートゴロ併殺で切り抜ける。しかし4回表、センター前ヒットの岡林が溝脇のショートゴロで二進。A・マルティネスのレフト前タイムリーヒットで1点を返されると、阿部のレフト前に落ちるテキサス性のヒットと石岡の投手内野安打で1死満塁とされ、高橋周のレフト前2点タイムリーヒットで同点とされる。5回表、大島の二塁打と岡林の四球、溝脇の二塁ゴロは糸原が弾き1死満塁とされたところで西純は降板。二番手加治屋はA・マルティネスに犠牲フライを打たれて1点リードを許す。6回表は三番手岩貞が三者凡退に抑える。柳は尻上がりに調子を上げ、タイガース打線は沈黙。6回裏、ヒットの梅野を代打北條がバントで送ったが゛後続を断たれる。7回表、四番手浜地が柳に二塁打を打たれ、大島のバントで三進。岡林のライト前タイムリーヒットで2点差とされる。8回表は五番手ケラーが三者凡退で抑える。柳は7回3失点で交代。8回裏、二番手ロドリゲスに対し糸原が捕手前に転がる内野安打で出ると、代走に熊谷。ロハスJr.のレフト前ヒットで無死一二塁とし、ロハスJr.の代走には小幡。梅野のバントで二三塁とし、代打糸井は空振り三振に倒れて2死となるが、中野のレフト前2点タイムリーヒットでついに追いつく。9回表は六番手岩崎が走者を背負うも無失点で抑え、9回裏は三番手清水に三者凡退に抑えられて試合は延長戦に。10回表、七番手湯浅が2死から石岡と高橋周の連打で一二塁とされ、石橋のライト前ヒットで石岡が一気に本塁を突くが、ライト佐藤輝の好返球でタッチアウト。10回裏、四番手藤嶋から梅野のライト前ヒットと代打山本泰の内野安打でチャンスを作るも中野は一塁ゴロでサヨナラはならず。11回表、八番手渡邉が三者凡退で抑えると、11回裏、五番手福に対し、島田が死球。近本は三振したが、佐藤輝の空振り三振時に島田が二盗し捕手石橋の二塁悪送球の間に三進。大山は申告敬遠で一三塁となり、ここで福は降板。六番手山本拓から熊谷が右中間を破るサヨナラタイムリーヒットを放ち、3連勝を決めた。中継ぎで好投の渡邉が3勝目。ヒーローインタビューはサヨナラ打の熊谷と同点打の中野。

愛すれどTigers週間MVP
投手……伊藤将司
 ドラゴンズ戦ではタイムリーを放ち、投手ライナーを好捕し、8回無失点の好投。前節に続いて好調を続けている。今節はリリーフを多くつぎ込む試合が多かっただけに、伊藤将の好投は光る。
野手……中野拓夢
 ドラゴンズ戦では1番に座り、ここというところでのヒットが目立った。盗塁もトップの塩見に迫ってきたし、島田、近本との俊足トリオが機能して好調の大山につないで得点を重ねている。

 次節は得意の横浜スタジアムでベイスターズ3連戦。ベイスターズの投手陣もかなり苦しくなっているので勝ち越しが期待できる。続いてはバンテリンドームでドラゴンズ戦。鬼門のナゴヤで甲子園のような戦いができればいいのだが、果たしてどうなるか。ビジター6連戦だが、相手は本調子でないチームばかり。この6連戦で勝率5割も不可能ではないだろう。
 トミー・ジョン手術から復帰した才木が支配下登録に戻り、西純に代わって一軍昇格のもよう。チェンを自由契約にしたのは島本を支配下に戻すためか。二軍ではマルテも実践復帰。じっくり故障を治して一軍に戻ってきてもらいたい。

(2022年6月27記)


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