ぼやき日記


4月2日(日)ダサコン3私的レポートその1

1962年座談会
 
「ダサコン3」に行ってまいりました。4月1日、大阪は島之内の「讃岐屋」という旅館に午後5時頃にゲストが集合。我孫子武丸さん北野勇作さん冬樹蛉さん、そして私。共通点は4名とも1962(昭和37)年生まれであるということ。いや実は私は我孫子さんは私よりも年が上やと思うてたんです。聞いたら我孫子さんは私のことを年上やと思うてはったらしい。これひとつの不思議。なんの不思議なことがあるかいな。お互いそれ相応の年になっているということです。単なる37才のおっさんやないかいな。あらら。
 この4人で座談会をしてほしいという。それにはやはりネタをふるものがほしいところ。そこで私は
2月24日の日記で書いた「週刊宝石」を持っていった。「昭和37年生まれの身勝手犯罪」とやらについてとくとくと書いてあるのですな。これを人数分コピーして打ち合わせと称した雑談をする。この打ち合わせと称する雑談が曲者で、ここでだいたいおもろい話は出尽くして本番では出がらしの番茶みたいなものになってしまうんですな。
 司会をしていただくヒラノマドカさんにこのコピーを見せたら、なんとテキストとして会場の参加者の方たちにも配布するということになったやないですか。えらいこっちゃ。
 開始時刻になったので4人で地下の宴会場に。u-ki総統の挨拶、そして参加者の紹介と順調にプログラムは進み、いよいよ企画第1弾。つまり私たちの雑談であります。ネタを持っていってよかった。例の記事についていた年表を見ながら話題をふくらませる事ができたからね。やれカップヌードルはかっこよかった、いや高かった、チキンラーメンと中身は変わらんのになんでああ高いんや、それは味が違うでしょう、いや味も変わらへん、そうかなあチキンラーメンの方が味が濃いけどなあ。万博では並ぶのが大変やったからすいてるパビリオンしか入らなんだ、コートジボアール館とかザンビア館とか、アフリカのお面ばっかり見てた、これが狭いんだ、ぐるっと見て回ったらもうおしまい。ただのおっさんの昔話やがな、これ。こんな話、面白かったんでしょうか。参加者の方たちにあとできいてまわったけど、みなさん「面白かったですよ」というてくれはりました。もっとも本人を目の前にして「ああしょうもなかった、けっ」とは言いにくいかもしれへんな。みなさん心温かい方たちばかりでありがたかった。
 なぜ1960年代前半生まれの者にプロやセミプロが多いのかという話をしてたようにも思う。確か結論は、我々の世代は明るい未来と終末論の狭間で揺れ動いていた社会で育ったんで、若い書き手にでてきてもらうためには、今が終末であるということを宣伝したらよろしい、ということになった。ほんまか、それでええのか。まあ雑談にありがちな事でありますね。
 写真は左から私、冬樹さん、北野さん、我孫子さんです。写真は妻にとってもらいました。もっとも、私の原始的なデジカメでは4人をフレームいっぱいに収めることはでけへんかったみたいで、何枚かに分けてとってくれてた。なんとか4人並んでるように切ったりはったりしてみました。素人の悲しさでこの写真の我孫子さんと北野さんの間にある断層はうまくごまかすことができませんねえ。梁やテーブルが折れてますがな。
 さて、無事雑談会が終わったので、あとは歓談。ほっとした私はがぶがぶ酒を飲んであちこちで無礼を働いてしまったように思う。どんな無礼かということを書こうと思うんやけれど、今日は長くなったんで、ここまで。続きはまた明日。

4月3日(月)ダサコン3私的レポートその2

 酒を飲んで酔っぱらったときのことをすっかり忘れている人がいる。私はそういう人が羨ましい。どんなにヘベのレケレケになったとしても、私はちゃんと自分の行状を憶えてるのや。困ったものです。
 「BH85」の作者、森青花さんがおいでやったので、ミーハーな私はサインをねだってしまいました。なんでも森さんがサインをするのは私が2人目やったそうで、調子に乗った私は「通し番号を入れて下さい」てなことを言う。本気にされた森さんは「あの、番号、どうしましょう」。わあわあわあ、冗談です。そんなもん入れてもらわんでもええんです。
 SF作家第二世代が続々とデビューした頃に幻想的な作風でファンの心をつかみ、その容貌とともに伝説の作家となっていた山尾悠子さんが参加しておられた。会場では山尾さんの本を持った若いファンたちがサインをしてもらう列を作っている。私はデジカメを持って嫌がる山尾さんのお顔をとろうとする。なんと失礼なことをしたんやろう。とった写真を見ると、山尾さんはしっかりと手で顔を隠してはった。
 遅くに小林泰三さん、田中哲弥さん、田中啓文さんたちが入ってきはった時のこと。はるか後方にいるみなさんに声をかけようとして振り返ったら、手に持っていた茶碗酒をひっくり返してしもうた。私のズボンがびしょびしょになったのは、まあ自業自得やからええけれど、私の前に座ったはったダイジマンさんの上着に酒を引っかけてしもうた。すぐに妻が洗いに行ってくれた。なんと迷惑なおっさんや。
 冬樹蛉さんが「○○と××くらい違う大賞」の選考をしたあと、いちびった私は「第1回と第2回の大賞受賞者としてですな、『喜多哲士賞』をこれにあげます」などとでしゃばってしまう。あの時は平気やったけれど、今思い返すと、実に恥ずかしい。
 酔いが回って図に乗っていた私は
風野春樹さんみらい子さんに偉そうなことを言うてしもうた。あとから妻に叱られた。「何を人をおどかしてるの!」。いやそのおどかしたつもりはなかったんです。風野さん、みらい子さん、ごめんなさい。
 ああもう、思い出しただけで顔から火がでるわい。
 これだけ自分の恥を書くイベントレポートも珍しい。「ダサコン」に今後お出入り禁止となったらどないしよう。次からは慎みます。
 最後に、朝、旅館のおじさんが「ダサコンてなんや」ときいたときのことを書く。「えらい徹夜で話をしてたなあ」と言う。そばにいた大森望さんが「本の話なんかをしてたんですよ」と説明したら、おじさんが言うには「最近の若い人は本は読まんというけどな。そしたらみんな
頭がええんやな」。そうやったんか!

 明日は所用で遅くなります。次回更新は水曜の深夜の予定です。

4月5日(水)

 アニメ「タイムボカン2000 怪盗きらめきマン」(テレビ東京系)が始まったんで、さっそく見る。いきなりオープニングタイトルでカウントダウンするのは「タイムボカン」ですな。山本正之サウンドが全開で、これは最初から「タイムボカン」の世界を再現する事が目的で作ったということがわかりますな。
 むろん「三悪」は声優さんともども健在。ギャグのノリというか、テンションはちょっとまだ「ヤッターマン」時代までボルテージが上がってないけど、これは回を追うごとに高くなっていくかもしれへんから、それを待ちたい。
 視聴者対象がどこにあるのか、それがちょっとわからへんかった。どうやら「タイムボカン」シリーズで育ったものが対象らしい。というのも「ヤッターマン」時代に「全国のじょしこーせー」であったとおぼしき農家のおかみさんが3人組にエールを送るシーンがあったりするからね。最近のアニメには珍しくセル枚数を減らして、思い切りリミティッドに動かしているのも目をひいた。そう、あの頃のアニメの動きを再現してるんや。ナレーターに滝口順平(ドクロベェ様!)を起用してるのもそう。完全に私や妻のようなおっさんおばはん相手としか思われへん。
 それやったら、キャラクターも完全に天野嘉孝(現・喜孝)のセンでいってほしかったなあ。ドロンジョ様に相当するキャラのルージュは可愛らしすぎる。「あは〜ん」というセリフが似合う大人のキャラクターにしてほしかったなあ。
 主役のきらめきマンが悪者で3人組が刑事という設定は旧シリーズを知っている者からすると役割を逆転させたというところで思わずにやりとしてしまうけれど、本来の対象であるところのテレビの前のよい子たちはどんな風に感じるのかなあ。
 それはともかく、旧シリーズのファンやった私は、懐かしい懐かしいと連発しながら見ていた。スタッフもかなり力を入れてるみたいやし、しばらく毎週楽しみに見ることにしましょう。小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也の3人組のテンションが昔と全然変わってへんのにはびっくりしたけどね。

4月6日(木)

 仕事から帰ってきて郵便受けをのぞくと、講談社から何か送られてきている。どなたかが本を贈ってくれはったんやろうかと手にとると、宛名は私やない、妻や。妻のお友だちに作家がいたかいな。
 妻も首を傾げながら封を切った。出てきたのはプレイステーションのゲームソフト「機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜」。同封されてる手紙には「プレゼントご当選者の皆様へ」とある。あんた、うちにはプレステのマシン自体がないのに、そんな懸賞に応募したんかいな、ときくと、「私、そんな懸賞出してへんで」と言う。よう考えたら、うちで買うてる雑誌に講談社のものは一冊もなかったりする。
 なんとこのソフトはプレゼント用のオリジナルディスクらしい。「NOT FOR SALE」と明記してある。ということは、これはかなりなレアものと違うか。当選者は3000名とある。なんたるこっちゃ。私も妻も若い頃は「機動戦士ガンダム」に夢中になってたので、特に妻はテレビのコマーシャルでこのゲームの事を知って、少し興味はあったらしい。そやからこういう懸賞が当たったのは嬉しい。嬉しいけど、出した憶えがない。
 実は、妻のお兄さんが懸賞魔で一族郎党の名前を使うてまでして懸賞を出しまくる人やねんな。彼が怪しいというので、妻はさっそく電話。
 当たり、でした。犯人はお兄さん。
「なんや、あんたのとこ、プレステないんかいな」。あると思うて、「ガンダム」の好きな妹のために懸賞を出してくれはったらしい。「ないんやったら、拾うたんがあるから、友だちのソフトで動作確認して、動くようやったらあげるわ。接続する部品がないみたいやから、それは自分で買うて」。拾うたプレステですか。まあ、ただでいただけるんやったらありがたくちょうだいしましょう。
 それにしても、自分で出してない懸賞に当たるなんて、妻の強運には恐れ入る。もしかしたら買うてない1億円の宝くじに当たったりするかもしれへんぞ。それはないか。
 しかし、プレステを持ってない者にレアなソフトが当たったりするんやから、ここを読んでくれてはる欲しくてたまらんかったけどはずれてしもうた人なんか歯がみして悔しがることやろうね。運というのはそういう風にできてあるんやなあ。

4月7日(金)

 今日は入学式。今年は高等部2年の担任やから、気楽ではある。まあ、本番は始業式のある月曜日からやからね。昨年1年間おつきあいした生徒たちばっかりやし、肩の力を抜いて自然体でスタートできそう。

 今日、仕事帰りに寄った若者向けのショッピングビルで、面白いポスターを見かけた。いわゆる「リクルート・スーツ」の宣伝なんやけれど、そこのビルに入ってるテナントではスーツは季節商品らしい。就職活動の時期を狙って売ってるんやろうけれど、今年はずっとスーツを扱うと書いてある。そのコピーがふるっていて、「まだ就職が決まっていないあなたのためにリクルートスーツがいつでも買えます」みたいなことが書かれてる。
 不況やね。いくら堺屋太一が「景気は回復している」てな事をいうても、こういうポスターを見たら、不景気やという状況が変わってないことはすぐにわかる。若者向けのカジュアル商品が思うように売れてないから、スーツも扱うていかんとあかん。そやからというて、このショッピングビルの客層を考えたら、スーツをただ置いておいただけでは売れへん。そこでああいうコピーとなったんやろう。不景気やから、就職が決まってない若者もかなりいてる。そこをターゲットにするというところが不景気と不景気の対決みたい。
 なんか、「おもろうてやがて悲しき」を地でいく感じやなあ。売る方も買う方も、不景気で苦しい。そこを笑い飛ばすような感じのコピーではあるんやけど、自虐的なところがあるね。こういうのを「苦いユーモア」というんかな。
 公務員がなにを気楽なことをいうかと言われそうやけど、公務員になるまで何年もかかってますからね。あの時、採用試験に合格できててよかったなあ。受かってなかったら、今どきどんな状況になっていたやら。もしかしたら、バイトしながら必死で小説を書いて、とうとう売れっ子の作家になっている……わけないな。

4月8日(土)

 中学生のくせに5000万円も恐喝してタクシーに乗りまくりパソコンやらブランドものやら買いまくるとは怪しからん。金の使い方もわからんやつがなにをしておるのか。また脅し取られた方もよく金が続いたと思うけれど、親が保険金を崩したり預金を解約したりというのもちょっと解せんもんがある。普通そうなる前に相手の親にねじこんだりするのと違うかと思うたりするんやけれど、親の方も弱みかなんか握られてたんやろうか。金額が金額だけに、常軌を逸してると思うがなあ。脅し取っていた子どもの親のうちの一人は、事実が露見して驚き、子どもを警察に出頭させるという。子どもの金遣いが荒くなってきた時点でなんの疑問も抱かへんかったのか。どうも理解に苦しむことばかり。
 うちやったら、5000万円あったら、それを頭金に家を買いたいな。即金でマンションを買うこともできるぞ。それくらいの金額ですぞ、5000万円というのは。それだけの金を脅し取るというのは、これはもう立派な犯罪やと思う。教師という立場でいうても、これはちゃんと犯罪として立件し、成人並みに裁くべきやないかと思う。少年法の保護のおかげで、自分たちがした行為がいかに社会的に許されへんかという事が理解でけへんということも考えられる。
 実際、私は講師として勤務していた中学校で生徒から暴行を受けたことがある。被害届を出したいという私を、当時の管理職はなんとか止めさせようとしたものだ。そのせいかしらんけれど、その生徒も親も、完全に学校を甘く見て、そういう行為は止まることがなかった。
 万引き程度であっても社会的制裁は受けるべきやと思う。恩情をかけることでそういう行為は本人の内心では許され、認められてしまうもんやないやろうか。5000万円貯めることが普通のサラリーマンではどんなに大変なことか。それもわからんままに未成年やから穏便に済まされたりしたら、また同じことを社会に出てからも繰り返す危険性はあるぞ。
 しかし、5000万円ですか。そんな金を一度は手にしてみたいものでありますね。

 あったら恐い。角川ストーカー文庫。(シリーズ化は未定)

4月9日(日)

 昨日録画した「六番目の小夜子」(NHK教育)を見る。おお、往年の「少年ドラマシリーズ」テイスト全開やないですか。転校生津村小夜子役の栗山千明がいい。映画「死国」は見てへんのやけれど、ミステリアスな雰囲気はさすが。学校描写なんかはNHKらしくいかにもそれらしい。なに、見てない? 昔「少年ドラマシリーズ」を楽しみに見ていた人は必見ですぞ。

 いいお天気なので、花見に行く。行き先は万博記念公園。そう、去年の今頃臭い臭い臭い臭い缶詰を食べに行ったあの万博記念公園に、1年ぶりに行ったんであります。去年はろくに桜なんぞ見てなかったからね。
万博桜満開の図
 公園の入り口で係員を怒鳴りつけているあんちゃんがいる。なにを言うてるんやと思うたら、「
ここは万博公園やろ! なんで万博をやってない! 万博をやってるはずやろ!」。わあーい、電波さんや、電波さんや。行った早々に電波さんを見られるとは幸先がよろしい。
 写真でご覧の通り、桜は満開。みごとなもんです。いやあ、万博記念公園にはこんなに桜があったんやねえ。なんで去年は気がつかへんかったんやろう。あ、そうか。去年は人がおらんところばかり探してたから、桜のない場所にしか行ってへんかったんやった。気がついたら足は去年缶詰を食べた場所に向いているやないですか。恐るべしシュールストレミングの呪い。
 万博といえば「太陽の塔」。公園には太陽の塔の関連キャラクターがいろいろあったんですが、面白いところをご紹介。
浮かれる太陽の塔
 いやあ、可愛いですねえ、この太陽の塔。私は勝手に「太陽くん」と名付けた。さてここで質問。この「太陽くん」、あるものに描かれていたんやけれど、いったいどこに描かれていたと思う? なんと、公園内を走りまわるゴミ収集車の荷台の横っ腹に描かれてるんやね。しかも、これはその車以外にはどこにも使われてへんかった。これはもったいないと思うぞ。なかなかうまいこと「太陽の塔」をキャラクター化してるやないか。商品化して全面展開してもええと思う。岡本太郎画伯が生きてたら激怒するかもしれへんけどね。
でぶ太陽の塔
 「太陽の塔」が太った! これは傑作。ビニール製で、中に空気を送り込んでふくらましてる。この中に子どもが入ってぴょんぴょん飛び跳ねたりしてる。イベント会場によくあるエアバッグなんですな。しかし「太陽の塔」でこれをやるとはなかなか大胆。これも岡本太郎画伯が怒りそうな気がする。お腹の顔が実に愛らしい。妻が「楽しそうやなあ、私も入らせてくれへんかな。頼んだら入れてくれへんかな。『あの……お子さんは……』『いませんけど』『はあ……』とか言われるかな」と、ほっといたら入っていきそうにしていた。あんたはいくつやねん。
 おかしいぞ。花見に行ったはずやのに、こんな写真ぱっかりとってるやないか。そういう声が聞こえてきそうやな。実は時期遅れの梅や桃の花も咲いててちゃんととってるんですよ。パンジーも香りむんむん満開でありましたんですよ。そやけど、この日記でそんなもんを紹介してもしかたないやない、ねえ。
 ところで、人出はものすごかった。暖かかったこともあるしね。おっちゃんがうまそうにソフトクリームを食べてるのを見て私も欲しくなったんやけど、売店で並んでる列の長さを見て断念。おでんのコーナーはがらがらやったんやけどね。こんな日におでんはいらんわ。大阪モノレールに乗って帰ろうとしたら、改札の手前に縄を張って入場制限をしてる。あんなん初めて見た。
 これでシュールストレミングの呪いは消えたかな?

 あったら恐い。橋田寿賀子と泉ピン子の1/10フィギアモデル。(まだ続ける気か)

4月10日(月)

 始業式でした。いよいよ開幕という感じ。新しいクラスやけれど、生徒たちも私はおなじみ。今年は思い切りハレーションを起こすくらい明るくいくぞう。

 昼から雨が降ってきた。原チャリ通勤の私は、帰りは合羽を着て愛車HONDAジョルノを走らせる。途中で最寄り駅の絵の本屋に寄る。高架下の駐輪場に原チャリを置いて、本屋まで雨に濡れながら駆け出す。傘なんか持ってへんから、頭が雨でべとべと。
 ふと、頭が禿げたらどうしようかと思う。
 子どもの頃、確か小学生の低学年やったと思うんやけど、頭が雨で濡れたら友だちから「わあ、ハゲになるぞお」と言われたり言うたりしたという記憶がある。あれ、なんでハゲになるんか、その時はなんの疑問も抱かへんかったけど、今思うと、1960年代末から70年代始めは世界中で核実験をやってたんやね。放射能の雨をかぶったら髪の毛が抜ける、という意味やったんと違うかな。
 今やったら酸性雨で髪が傷むという感じになるんかな。酸性雨がじわじわくるという感じなのに対して、放射能の雨はかなりストレートに効果がありそうな気がするなあ。いや気がするだけで、ほんまはどうか知らへんよ。
 あの雨を直接かぶったら禿げるという都市伝説はいったいどれくらいの範囲で伝わってたんかなあ。新潟出身の山岸真さんは「そんな話は聞いたことないよ」と言うてはった。京都の市内だけやったとは考えられへんからなあ。
 みなさんのところでは、そんな都市伝説ありませんでしたか? よかったら
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 雨をかぶったからというて、今日は禿げへんかった。よかったよかった。ちょっと臭うのがかなんけど。

 あったら恐い。叩くと反撃してくるモグラ叩きゲーム機。(まだ続いてる)


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