とうとうというか、やっとこさというか、1998年のシーズンが終わりましたね。
今節は甲子園でベイスターズ戦。これが優勝を決める試合。昨年のスワローズ戦に続いてまたしても敵の胴上げを見るというようなことになってしまった。まあ、これはそういう巡り合わせだと思ってあきらめよう。でもね、佐々木から濱中がヒットを放つなど、収穫もあった。
続いて神宮でのスワローズ戦。巡り合わせが悪いなあ。野村監督のお別れ試合だって。こういう試合には相手に花を持たせるのがエチケット。
そのかわり、甲子園の最終戦、ドラゴンズが吉田監督の花道を勝利で飾れるようにと控え選手だけで試合をしてくれた。竹内もなんとか勝てたし、伊藤は年間50試合登板を記録したし、クリークも短いイニングならなんとかなるところを示したし、リベラは山本和行の球団記録を抜く年間27セーブをあげたし、坪井は2安打を打って打率.327で打撃3位と新人の最高打率をマークしたし、まあええんとちゃう。
かくして、任期が切れて吉田監督は退団となった。この1年に関していえば補強の失敗とかむやみに投手交代をくり返すとかあんまり感心せんかったけど、最後の最後に今岡と坪井を一人前にしたのだから、よしとしよう。今後は球団のアドバイザーとなるそうだが、自分の失敗をあとに続く監督たちに繰り返させないようにアドバイスしてほしい。成功から学ぶものは多いが、失敗から学ぶことも決して少なくないのだ。
今週のMVPは、最後の最後まで球場をわかせてくれたマスコット、トラッキーくんとラッキーちゃんにしましょう。いや、この2人、なかなかの芸達者で観客を楽しませてくれるんですよ。私、試合前にトラッキーとラッキーにポーズをとってもらったり握手をしてもらったのだ。ただバック転するだけではないのだ。デジカメで写真もとったけど、著作権のこともあるのでデスクトップの壁紙にして楽しむだけにしておこう。
ともあれ、これで毎週更新のタイガースレポート、今季はひとまず終了。
ここまでおつきあいいただいた皆様方には、厚く御礼申し上げます。
今季全体については項を改めて振り返ることにいたします。
昨季のオフシーズンはあまり更新できなかったけど、今季は新監督のことなどまだまだ目を離せない。今しばらくのおつきあいをよろしくお願いいたします。
(1998年10月13日記)